こんにちは！
BASEBALL ONE
石坂 祐太郎です。
野手として
スローイングスキルを磨くことは
とても重要なことです。
アウトを取るため、
走者の進塁を阻止するためには、
“正確に”“はやく”
送球することが求められます。
では、
野球の試合で
野手が送球する距離は最大で
何メートルなのでしょうか？
その距離は
ポジションによって違うのでしょうか？
日頃の練習の取り組みを
振り返ってみてください。
試合で実際に送球する距離を知らずに
なんとなく送球練習をしていませんか？
今回は、
野手が送球する距離は最大で何メートルであるか、
各ポジションでの違いについてご紹介します。
試合では球場を使用しますが、
その球場の広さには多少の違いがあります。
しかし、
数十メートル、数百メートルの違いはありません。
また、
球場が違ったとしても
塁間の距離はどの球場でも同じです。
つまり、
ポジションによって
送球する最大の距離というのは
決まっているのです。
ではここからは、
各ポジションごとに
送球する最大の距離を考えていきましょう。
キャッチャー
キャッチャーの見せ場の一つが
盗塁阻止ではないでしょうか。
盗塁を阻止するために
送球する場面がありますが、
その中で2塁への送球が1番長い距離となります。
塁間の対角の距離は、
38.795メートルです。
試合の中で
キャッチャーが主に送球する位置は、
1塁ベース、2塁ベース、3塁ベース
に対してになります。
その中で
2塁ベースまでの距離が1番長くなります。
盗塁阻止のスローイングより
長い距離を投げなければならない場面は
どのような場面でしょうか？
それは、
パスボール後の2塁送球です。
ホームベースからバックネットまでの距離は
球場によって違いがありますが、
18〜20メートル程度ですので、
バックネット付近から2塁ベースまでの距離は
最大で約50メートルとなるのです。
キャッチャーとしては、
最大50メートルの距離を
正確にはやく送球することが求められます。
ファースト・サード
ファーストとサードは野手の中でも、
送球しなければならない距離が
1番短いポジションとなります。
試合中の送球する場面としては
各塁への送球がメインとなりますが、
塁間の対角への送球が最大の距離です。
また、
外野からの送球を中継し
本塁へ転送する場面がありますが、
40メートルほどの距離を
ワンバウンドで送球できれば十分です。
それ以上の距離になると
セカンドかショートが中継に入ります。
そのため、
ファースト、サードとしては、
最大40メートルの距離を
正確にはやく送球することが求められます。
セカンド・ショート
セカンドとショートは、
試合の中で
さまざまな距離を
さまざまな体勢で
さまざまな方向に送球する場面があります。
その中で最も長い距離を投げるのが、
外野手からの送球を中継し、
3塁またはホームベースへ転送する場面です。
球場で最も3塁ベースやホームベースから
遠くなる位置は
左中間、バックスクリーン、右中間となるので、
この約120メートルの距離を
外野手との2人で繋ぎます。
ですので、
セカンドとショートとしては、
最大60メートルの距離を
正確にはやく送球することが求められます。
外野手
外野手はどのポジションも
2塁ベース、3塁ベース、ホームベースと
3つの塁へ送球する場面が多いです。
球場の1番深い場所である
外野のフェンス際からホームベース、
ライトのフェンス際から
3塁ベースまでの距離が1番長くなり、
約90〜120メートルほどの距離があります。
試合の中で、
この距離を外野手1人で
投げなければならないかというと
そうではなく、
90〜120メートルの距離であれば、
内野手が中継に入りますので、
外野手として実際に投げる距離は
40〜60メートル程度です。
では、
外野手が試合の中で1番長い距離を
送球する場面はいつかというと、
定位置付近から犠牲フライなどで
ホームベースへ送球する場面です。
この場合はホームベースから落下地点までの距離が
50〜70メートルですので、
内野手の中継を入れることなく
外野手が1人で送球するのであるならば、
外野手として送球する距離の最大値は
70メートルとなります。
いかがでしたか？
今回は、
野手が送球する距離は
最大で何メートルであるか、
各ポジションでの違いについて
ご紹介しました。
各ポジション別に
実戦に活かすことができる
スローイング練習をするため、
選手のポジション適正を判断する材料として
取り入れることができる内容になります。
数値を知ることで
どう練習していくと良いか
ということが明確になっていきます。
参考にしてみてください。
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