ピッチング 高校入学に向けて取り組みたいこと 体全身を使う

こんにちは！
BASEBALL ONE 西村 直樹です！

 

日々練習を行う中で、
前回お話しさせていただいた

「中学から高校への変化」

について自身の練習の中で、
考えて取り組んでいただけて
いますでしょうか？

 

この中学から高校までの期間が
非常に大切になってきますので、
ぜひ前回お伝えさせていただいた
必要になってくる動作について
考えてみてください！

 

その中で
今回からのブログでは、
前回お伝えした通り
実際にその変化に対応していくために
どのような練習を
取り入れていけば良いのか
ということを練習動画にて
お伝えさせていただきます。

 

そこで第一弾は

「体全身を使う」

ということについてお話ししていきます。

 

投球動作を行う上で、

「速いボールを投げたい！」

「打ちにくいボールを投げたい！」

と考え、練習に取り組んでいる選手は
多いと思います。

 

しかし、
速くそして打ちづらいボールを投げるために
取り組む部分が

「腕を強く・速く振る」

といった上半身の動きに
目が行きやすくなります。

 

もちろん、
腕の振りを速くすることは
大切なことですが、
腕だけで振ってしまうと、
下半身の回転動作が
止まってしまうことで
肩や肘への負担が増えることや
上半身だけの力となってしまうため、
ボールに加わる力が弱くなり
スピードやキレが上がってきません。

 

そのため、
バッターの手元でボールが失速してしまい
打ちやすいボールとなってしまうのです。

 

高校生の打者を抑えるためには、
このスピードやキレの
レベルアップが重要となります。

 

そのポイントの一つが

「体全身を使う」

ということになります。

 

今回のブログでは、
この全身を使うための入りとして

「下半身を使うことで腕が『振られる』」

ということを覚えていきましょう！

 

「腕を振る」
ではなく
「腕が振られる」
といった書き方にしたのは
理由があります。

 

「腕を振る」といった投手は、
並進動作で前足
（右投手:左足、左投手:右足）を着地させ、
回転動作を行う際に
腕に力が入りすぎて、
下半身の回転動作が
止まってしまいます。

 

そうなってしまうと
胸郭から腕が伸びていかず
腕のしなりが
使えなくなってしまいます。

 

また
下半身が止まることで、
並進動作で下半身に溜めた力が
使えなくなり、
上半身の力のみとなることで
ボールに力を伝えることが
難しくなります。

 

反対に
「腕が振られる」
といった投手は、
下半身の回転動作で
腕が伸びていくことで、
腕のしなりが使えることで
強い力をボールに伝えることが
できるようになり、
スピードアップや回転数が多くなることで
キレのあるボールになっていきます。

 

今回のブログでは
下半身を使い
腕が振られる動作を覚える練習方法を
ご紹介していきたいと思います。

 

ぜひ参考にしていただき、
下半身からの
力の連動を覚えていきましょう！

 

練習方法

練習方法ですが、
まず投げたい方向へ
胸が向いた状態で
足を肩幅へ広げた状態で立ちます。

 

その状態から
ボールを頭に近づけ、
グローブを前に出した形を作ります。

次に
先ほどの状態を作ったまま、
右投手であれば左足
左投手であれば右足を上げます。

 

その際
少し体を捻るようにします。

そして
上げた足を先ほどと同様に
体の横に踏み出し、
捻った体を戻し
リリースを行います。

 

ここでの注意点ですが、
リリースの形は
胸より前に手が出るのではなく、
肩のラインと一直線になる
「体の横」
でリリースするようにしていきましょう。

 

体の前で離してしまう形になる選手は
「腕が下半身の回転で振られているか」
を確認してください。

また、
投げ終わりの形ですが
しっかりと回転動作を行い
右投手であれば左足の股関節、
左投手であれば右足の股関節に
乗せていくようにしていきましょう。

 

そうすることで、
これから覚えていく体重移動の感覚も
つけやすくなっていきます。

以上が練習方法となります。

 

どうしても上半身に力が入ってしまうと
下半身の力を最大限使うことが
できなくなってしまいます。

 

まずは、
下半身を使い
腕が振られるとはどういうことなのかを
練習方法を用いて
実感していきましょう。

 

体感することによって
自然と違う動作をした際に
違和感を感じるようになってきます。

 

その部分を修正していくことで、
より理想の投球フォーム、
ボールに繋がっていきます。

 

ぜひ、
練習で取り入れてみてくださいね！

 

次回は
「下半身で腕が振られる動作を
習得する練習方法-Part2-」
についてお話しさせていただきます！

 

次回もお楽しみに！