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選手を見ていくポイント

1.立ち方
2.足の上げ方
3.足の出し方
4.体重移動
5.トップの位置
6.グローブの出し方
7.回転動作
8.コッキング動作
9.リリース
10.フォロースルー

① 立ち方

投球フォームのまずスタートとなるフェーズです。

キャッチャーのサインを見て、
投球動作に入っていく中で
次の動作である、足を上げること、体重移動に対して
とても関連性が高い点になります。

無駄な力が入っていないか、
そして体がどこかに傾いたりしていないか、
確認していくようにしていきましょう。

この立ち方でこの先のフェーズの
足の上げやすさやステップの安定性が
大きく変わっていきます。

下記の写真のような立ち方を目指していきましょう。

② 足の上げ方

投球フォームの中で一番始めの
動き出しのフェーズです。

真っ直ぐ立った後、軸足に体重を乗せ
ステップ足をあげていく動作になります。

この足のあげ方や足があがった時の形、
バランスによってステップ動作に
スムーズに移行できるかという点に
影響をしていきます。

足をあげる際に体が反っていないか、
股関節を使って動作ができているかを
確認していくようにしていきましょう。

この足の上げ方でステップ動作の力強さや
安定性が大きく変わっていきます。

前足を上げようとしすぎるのではなく
軸足をしっかり踏んでいくというのも
足を上げていくためには大事になっていきます。

下記の写真のような足の上げ方を目指していきましょう。

③ 足の出し方

投球フォームの中で
ステップ動作を行なっていくフェーズです。

足を上げた後、軸足で地面を押していきながら
ステップ足をキャッチャー方向に
出していく動作になります。

この足の出し方がうまくできていないと
体の開きに繋がってしまったり
力の連動がうまくできなかったり
ということが起きてしまいます。

足を出していく際に
膝が早くキャッチャー方向を向いていないか
腰が早く回転していないかを
確認していくようにしましょう。

下記の写真のような足の出し方を目指していきましょう。

④ 体重移動

投球フォームの中で力を発揮するために
重要なフェーズになります。

ステップ動作の後、軸足に乗せた体重を
ステップ足に乗せていく動作です。

この体重移動の動きで
しっかりとステップ足に体重を乗せていけるかが
回転動作の強さに関わってきます。

ステップ足が着地した際に
頭や上体がキャッチャー側に倒れていないか
胸が早くキャッチャー側を向いていないかを
確認していくようにしましょう。

回転動作にスムーズに移行できるように
動き作りをしていくことが大切になります。

下記の写真のような体重移動を
目指していきましょう。

⑤ トップの位置

投球フォームの中で回転動作を始める前のフェーズです。

ステップ動作後ステップ足が完全着地した際の
肘の位置やボールの位置がポイントになります。

トップの形を作った際に
肘の位置が両肩のラインよりも低い状態や
ボールが頭から離れていないかを
確認していくようにしましょう。

トップでの肘の位置や
ボールの位置を改善していくことで
リリースポイントも安定していきます。

怪我にも繋がりやすいポイントにもなるため
注意が必要です。

下記の写真のようなトップの形を目指していきましょう。


⑥ グローブの出し方

投球フォームの中でステップをしていく際や
トップの形を作っていく際の動作になります。

グローブの出し方は人それぞれありますが
グローブ側の腕をうまく活用できれば
体の開きの防止やスムーズな体重移動に
繋がっていきます。

反対にグローブは重さがあるため
使い方次第では体の開きを誘発したり
回転がしづらくなってしまったり
ということが起きてしまいます。

グローブを出していく際に肩が開いていないか、
きちんとグローブを出す事ができているか
という点を確認していくようにしましょう。

下記の写真のように
キャッチャーに向けて出していける
グローブの出し方を目指していきましょう。


⑦ 回転動作

投球フォームの中で
力を発揮するメインのフェーズです。

トップの形を作り
その後、股関節、骨盤を使って
動作をしていきます。

回転動作をする際には
上半身主導で動作をしてしまうと
下半身との連動ができず
力を発揮していくことが難しくなります。

回転動作をする際には
腰や股関節から動作ができているか、
腕が先行していないかを
確認していくようにしましょう。

下記の写真のように
下半身からの動きの連動した
回転動作を目指していきましょう。


⑧ コッキング動作

投球フォームの中で
腕や体をしならせていくフェーズです。

トップの形から回転動作を始め
腕、体幹をしならせていく動作になります。

コッキング動作の際にしなりを作ろうと
腕のみで動作をしてしまうと
肩や肘に対して負担がかかってしまうことや
パフォーマンス面においても
力をロスしてしまう状態になります。

コッキング動作の際に
腕が体よりも前に出ていないか
頭や上半身がキャッチャー方向に傾いていないか
を確認していくようにしましょう。

下記の写真のような
動作を目指していきましょう。

⑨ リリース

投球フォームの中で
ボールを指から離していくフェーズです。

コッキング動作から体を回転させ
肘を伸ばしていき
ボールを離していく動作になります。

このリリース動作の際に
大切なポイントとしては
ボールに力を伝えていくための
ステップ足への体重の乗せ方、腕の使い方になります。

ステップ足への体重の乗せ方や
腕の使い方が悪いと
ボールに力が伝わらなかったり
コントロールが乱れてしまったりすることに
繋がります。

リリース動作の際に
骨盤の回転が止まっていないか
肘がキャッチャー方向に抜けていないかを
確認していくようにしましょう。

下記の写真のような
腕がしっかりキャッチャー方向に
伸びて最も加速している
リリース動作を目指していきましょう。

⑩ フォロースルー

投球フォームの中で最後のフェーズです。

リリース後、腕を振り切り
フィニッシュまで持っていく動作になります。

フォロースルーの際に
大切になるポイントとしては
腕の振り切りと
ステップ足に体重をきちんと乗せて
バランス良く立てているかです。

フォロースルーの際に
腕が途中で止まっていないか、
フィニッシュでバランスが崩れていないかを
確認していくようにしましょう。

フォロースルーがスムーズに取れていないと、
途中で腕が急ブレーキしてしまい
肩肘の怪我の原因になってしまったり、
他の動きがうまく取れていない
確認にもなりますので、
注意して見ていきたいポイントとなります。

下記の写真のような
バランスの取れた
フォロースルーを目指していきましょう。

 

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