
投球動作において、肩甲骨・肩・肘の動きを良くすることは、球速アップやコントロール向上だけでなく、ケガの予防にも大きく関わります。
特に肩甲骨は、腕を動かす土台となる部分です。肩甲骨がしっかり動くことで、下半身や体幹で生み出した力をスムーズにボールへ伝えることができます。そのため、肩甲骨の動きが良い選手ほど、無理に腕の力を使わなくても強いボールを投げやすくなります。
反対に肩甲骨の動きが悪いと、腕だけでボールを投げる状態になりやすくなります。その結果、球速が伸びにくくなるだけでなく、コントロールも安定しません。
また、本来は体全体で分散できる負担が肩や肘に集中するため、肩痛や肘痛のリスクも高くなります。
さらに、肩関節や肘関節の動きが悪い場合も注意が必要です。投球時には肩が大きく外旋し、その後一気に内旋することでボールにスピードを伝えています。
この動きが十分に出ないと、フォームが崩れたり、リリースポイントが安定しなかったりします。
また、肘の曲げ伸ばしがスムーズに行えないと、ボールへ効率よく力を伝えることができません。
そのため、日頃から肩甲骨・肩・肘の可動域を高めるストレッチやエクササイズを行い、正しく動かせる状態を作ることが重要です。
球速アップのために筋力トレーニングを頑張る選手は多いですが、その力を発揮するためには「動く体」が必要です。
まずは肩甲骨・肩・肘がしっかり動く状態を作ることが、強いボールを投げるための第一歩になります。
① ケガの基礎知識・考え方
・肩・肘のケガの原因とは?
② 身体の構造・動きの理解
・肩甲骨の動き
・肩甲骨のトレーニング
③ セルフチェック・評価
・怪我につながりやすい動き(肩甲骨と胸郭)
④ セルフケア・ストレッチ
・肩甲骨の動きを良くするセルフケア
⑤ 投球後ケア
・投球後のケア 肩後方のストレッチ
⑥ ケガ予防・機能改善
・肩肘の怪我予防に必要なこと 肩甲骨の機能について
・肩肘の怪我予防に必要なこと 肩甲骨と胸郭の動きについて
⑦ 改善ドリル・トレーニング
・肩甲骨の可動域を広げるための練習方法1
・肩甲骨の可動域を広げるための練習方法2
