投手 変化球の覚え方、覚えていくための練習の仕方

こんにちは。
BASEBALL ONE 巽 大介です。

前回は
どういう視点を持って
変化球を覚えていくか
ということをお伝えしていきました。

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第3回となる今回は、
どの変化球を新しく覚えていくか
決めてからの
覚え方、練習の仕方についてお伝えしていきます。

 

新しい変化球を
実践レベルまで持っていくには
かなり試行錯誤をしていく必要があります。

 

前回、球種選びが終わり
「この球種を練習していくぞ」
となったところですが
段階を踏んで練習をしていくことで
完成（実践級）していきます。

 

ここでの完成(実践級)というのは主に、

・その球種の役割が全うできている
（変化方向、変化量、スピード）

・安定感
（最低でも常に8〜9割の同じ質の変化球が
投げられる）

・コントロール
（カウント球、勝負球、空振り球などの
役割の達成率）

・癖のなさ
（いかにストレートと同じように
投げられるか）

など実際の完成までには
意外と道のりは遠く感じてしまいます。

 

ただ、
完成までは遠くても
実践で投げて調整していく段階までには

ブルペンでその球種の役割が
全うできている段階までいけば
あとは実践で投げていくだけになります。

 

ですので、
まずはブルペンで投げられるまでの練習方法を
いくつか紹介していきたいと思います。

 

1.キャッチボール

新しい球種を練習するには
キャッチボールが
1番最初に
取り組んでいただきたいことになります。

 

よくキャッチボールで
遊び感覚で投げて練習するといいと
聞いたことあると思いますが、
これがすごく良い練習になります。

 

遊び感覚で投げることで
いろんな投げ方や握りで
投げることができるので
思いがけない発見や
理想の変化になったりもします。

 

さらに受け手となる相手がいることによって
相手の感想を聞くことができ、
よりどういう変化球になっていたのかが
わかるため、
まずはキャッチボールで投げていくように
していきましょう。

 

2.周りの投手に聞く、ネットや雑誌の握りを試す

この方法は、
自分の握り方や投げ方が合わなかったり
新しい球種の握りや投げ方が分からない時に
オススメです。

 

球種としては同じであっても
握りや投げ方によって
色んな変化になります。

 

だからこそ
学生なら先輩や
同級生、後輩、監督コーチなど
投手経験のある方に聞くことや、

雑誌やネットにも載っていますので、
参考にして試してみると
新たな発見に繋がってきます。

 

3.ラプソード

1番わかりやすく、
最高効率でやっていくなら
ラプソード一択です。

 

ラプソードなら
数値として明確のものが出るので
より理想の変化に近づきます。

 

ブルペンで行うので
より実践に近い状態で投げられて、
かつフォームのデータも出るので
癖のない動きで投げられているかどうか
もわかります。

 

また、
その変化球を投げたことによっての
他の球種の影響
（回転数や回転効率、変化量など）が
あるかどうかもわかり、
どうしていった方がいいのかも
見えてきます。

 

大体のデータが理想な形になってくれば
あとは、
ブルペンで投げ込んでいったり
試合で試していくことで
安定感やコントロールは
身に付いていきます。

 

そこからバッターの反応を見て
微調整をしていく形になります。

 

4.動画を撮る

動画を撮ることで
フォームの動きを確認することができます。

 

前からや横からや後ろからの映像を撮ることで、
フォームの違いがより見た目で
わかるようになります。

 

ラプソードのようなデータと組み合わせていき
データとフォームを見比べることによって、
悪い時のボールの時の動きの違いを
見つけることができます。

 

そうすることで
その変化球を投げる時の
チェックポイントを作ることができて、
悪いボールの時に
すぐ修正できるようになり
より安定感が増します。

 

これらのように、
簡単なものからさまざまな機材を使って
作っていくことができます。

 

変化球を1球種作り上げるにも
理想のボールを投げられるようになるまでは
なかなか時間がかかります。

 

ですが
作り上げてしまえば
ピッチングを行なっていく中で
強力な武器になります。

 

トライアンドエラーを繰り返して
どんどん理想の変化球を
作っていきましょう。

 

 

次は、
その変化球を練習している中での感覚や、
ラプソードなどを使っての数値、
実際の投げたボールの軌道が
どうなっているかを
確かめていく作業です。

 

これが実践に持っていくための
最後の工程になります。

 

投げた感覚はどういうものなのか、
見るべき数値はどれなのか、
軌道はどう見えてくるのか。

 

次はこの辺りの調整のコツなどを
紹介していきますので
ぜひお楽しみにしていてください！！