こんにちは!
BASEBALL ONE
大川学史です。
成長過程にある
小・中学生の野球選手に対して
話をするときは
「自分の意思があるかどうか?」
「意思表示をすることができるのか?」
見極めながら
話をする必要があります。
こうしたことを
見極めていくためには
しっかりと会話する必要があります。
その会話の中で
自ら問題を解決する
思考回路を持っているかどうか?
確認する必要があります。
その時に
「どうしたら打てますか?」
などと抽象的なことを
いつも聞いてくるときは注意が必要です。
この時に
「自分はこう思っていて
こうなっていると思うんですけど
何かアドバイスはありますか?」
そう具体的な質問であれば
問題はないのですが
「どうしたら打てますか?」
ということでは
自分自身で問題解決できていない状態なので
自ら問題解決できるようになるよう
会話することが必要になるのです。
こうしたことは
性格の問題かもしれません。
しかし
「性格だから」と私たちが
諦めてしまうのではなく
初めのうちは
なかなか問題解決できるような
思考は持てないかもしれませんが
何度も会話をしていくことが
大切となります。
技術練習のように反復することで
「できなかったことができるようになる」
こうしたことを繰り返すことで
自然にそういう思考に変化していくものです。
例えば
1点差で負けている満塁の場面で
2ストライクから
ボールを振ってしまい三振して
最後のバッターになったとします。
この時に
「ボール球を振らないように」
「追い込まれる前に初球から打つ!」
と悔しがり
一定期間は見違えるように
練習したりするものですが
結局は『反省のみ』で
終わってしまう選手が多いものです。
これではいくら練習をしても
同じ場面になったときに
また同じ失敗をするのです。
ただの結果だけでなく
「どうやったら初球から
打てる状態になるのか?」
「どうしたらボール球を振らないのか?」
ということまで
考えなければいけません。
さらには
その時の精神状態がどうなったのか?
ということまで
知らないといけません。
この精神状態の時に
自分のフォームが
どうなっているのかをしっかりと
知る必要があります。
どんなバッターでも
ピッチャーを目の前にすれば
気合いが入り、力んだりします。
この時に
どうしたら自分の思い通りの
バッティングができるのか?
ということを知っておく必要があります。
つまり!
自分がミスする時、結果が出ない時に
どうなっているのかを
自分自身で気づいていけることで
選手は自分の力で
レベルアップをすることができます。
こうした思考回路を
選手自身が持つことができれば
大事な場面でも実力を発揮することができ
試合でも活躍できるようになります。
だからこそ!
我々サポートする側が
瞬時に今の状態を把握する力が必要になり
改善する方法へと
導いてあげなければいけません。
あなたが選手をサポートするときは
ただ「教える」だけでなく
効果的な質問を投げかけ
選手の中にある考えや気づきを
引き出すようなサポートを
してあげてくださいね!