アップ、準備運動というのは
その時の自分の調子を見て!感じて!
その日の試合で最高のプレーをする為に
行わなければならない事だと僕は思う。
チームとしてその年の目標がありそれを達成する為の
何か特別な運動であるならばまだ分かる。
しかし、ただ「うちのチームのアップはこれだ!」と
その時々の状況や環境に対処せずに行うただの儀式であれば
クソの役にも立たない!
目標は試合に勝つ事!
野球選手の危険な思考の1つに
「これをずっと続けてきたから」といつまでも
続けてしまう選手がいる。続ける事というのは素晴らしい。
しかし、いつまでたっても結果のでない継続は
ただのお荷物にしかならない。(と本当は分かっているはず)
今年ワールドシリーズに出場した青木選手が
日本でプレーしている時にこんなことを言っていた
「打撃フォームは試合中に投手や状況で変えています。
今20種類くらい自分の中にある」と。
試合中ということはその瞬間、瞬間で判断し
自分をその状況に適応させているという事です。
また日本一になったソフトバンク・松田選手が
勝ち越し打を打った時も2ストライクと追い込まれ
バットを普段より短く持ったことも印象に新しいですよね。
プロ野球選手で一流と呼ばれる選手のほとんどが
そうした状況や環境への適応能力を持っている。
なのに!
試合中という短いスパンの中で
しかも事前に変化する内容が予測されていないのにも
関わらず、こうして結果を出す為に
一流選手がその環境、状況に
適応しているにも関わらず!!!!!!
数日前から
試合開始時間 試合会場 起床時間
移動時間 その週の練習強度 疲労度合い が
分かっているのにも関わらず!
その時に合うアップ 準備運動を取り入れない
ということがどれだけもったいない事を
しているかあなたもお分かりいただけるはずです。
ジョギングの時間、距離だって変えられるでしょう。
ストレッチの内容だって変えられるでしょう。
ダッシュの本数も変えられるでしょう。
素振りやキャッチボールだってそうです。
練習と試合の状況はほとんどの場合
異なるケースがほとんどです。
練習やトレーニングを継続させて
知識を習得させていく事も大事ですが
こうしたアップ、準備運動を勉強していく事
そして、実際に実践し、振り返ることも
大切です。