【B LAB】ラプソードを活用した球速アップ事例を解説！ 3ヶ月で20人中18人が球速アップ！？

目次 球速が大幅にアップした選手の傾向！ 回転効率の数値を100％に近づけるためには？ なぜジャイロ数値が０度に近づくと有効回転数が増えるのか？ まとめ

近年ラプソードを使用する
プロ野球選手をはじめ
大学や高校でも使われることが多くなっており

2022年の社会人野球の中継も
球速だけでなく回転数や回転軸などの数値が
公表される野球界に進化してきています。

 

そんな中で
今回は回転数や回転軸が確認できる
ラプソードを使って
数値の変化を確認していきます。

今回はある高校で
ラプソード測定を用いながら
3ヶ月サポートを実施していくなかで
ある傾向が見えてきました。

そのチームでは
20名の投手が月に1度
ラプソード測定を実施し
3ヶ月の間で
球速アップした投手が18名
内5km/h以上 上がっていた選手が7名いました。

球速が大幅にアップした選手の傾向！

3ヶ月間、測定を実施し
5km/h以上球速が上がった選手が7人。

 

そのうちの2選手のデータがこちらになります。

A投手 左投げ

B投手 左投げ

※ジャイロ角度の数値がマイナス表記になっていますが
右投手を中心に考え、右投手から見たカットボール方向の回転は+
シュート方向の回転は−表記となります。

今回の場合、左投手のカットボール方向の回転のため、
マイナス表記となっております。

 

3ヶ月で5km/h以上
球速が上がっていた選手の多くに
改善されていた数値が見られました。

 

 

その数値は
「回転効率」です。

回転効率の数値が
100％に近づくことで
球速も大幅に向上している傾向が
ありました。

 

※総回転数・・・1分間にボールが何回転しているかという数値
（一般的に言われる回転数）
※回転効率・・・回転数の数値に対してボールの変化に影響した数値を％で表した数値

 

回転効率の数値を100%に近づけるためには！？

実際に回転効率の数値を上げるために
どのようなことをすれば良いのか？

 

それは
ジャイロ角度の数値を0度に近づけることです。

 

ジャイロ角度の数値が0度に近づくことで
回転効率の数値も100％へ
近づいていきます。

 

※ジャイロ・・・進行方向とは別の方向にスピンがかかり
バックスピンよりもボールの変化量が少ないボールのこと。

実際に5km/h以上球速が上がった選手の
アップ幅とジャイロ角度の数値がこちらです！！

 

 

表のように
Dの選手以外はジャイロ角度の数値が
0度に近づいていることがわかると思います。

 

なぜジャイロ数値が0度に近づくと
有効回転数が増えるのか？

それは
ジャイロ角度が0度に近づいていくことで
進行方向に力が加えることが
できるようになるためです！！

 

そのため
球速を上げるためには
ジャイロ角度の数値を
確認していくことが大切となります。

 

ジャイロ角度の数値を確認していくことで
どのような回転をしているのか？
ということを見ることができ、
改善がしやすくなっていきます。

 

まとめ

今回は高校生20名が
ラプソードを使い
数値を測定していったなかで
サポートをしていくと
どのような数値に変化があるか？
ということをお伝えしていきました。

月に1度の測定の中で
3ヶ月で18人球速が上がり、
その中でも7人もの選手が
5km/h以上球速が上がる結果となりました。

 

5km/h以上球速が上がった選手は
回転効率の数値が100％に近づいているため
回転効率の数値を改善する
必要があることが分かります。

回転効率の数値を100％に近づけるためには
ジャイロ角度を0度に近づけることが
回転効率の数値を改善するために必要となります。

 

ジャイロ角度を0度に近づけるためにも
ラプソードを使って
実際にボールの回転がどのように回転をしているのか？
を確認することが大切と考えられます。

 

選手はボールの回転映像を見ることで
実際の現状のボールの回転が分かり
修正も行いやすくなります。

 

 

そのため
・球速を上げたい
・回転がおかしいと言われる
・ボールの回転を綺麗にしたい
・ボールが失速する

など
お悩みのある選手は
ぜひ一度ラプソードを使って
数値を確認することをおすすめします。

一度数字で確認し
現状より球速を上げていくため
抑えられるボールにしていくための
きっかけを掴んでください！！

またサポートでは
数値から導き出したポイントを
改善していくためのメニューも
ご紹介させていただきます。

 

次回は、サポートさせていただいた中で
取り組んでいった
球速を上げていくための
ジャイロ角度の改善方法について
お伝えしていきますので
ぜひお楽しみに！

 

本ブログの執筆者

坊本 宗久 (ボウモトムネヒサ)