ぼくの投手人生の始まりは
中学2年生の夏からです。
元々投手をやるまでは
ずっと内野手をやっていました。
そんなぼくが
なぜ投手に憧れたかと言うと
テレビでプロ野球中継を見ていて
ジャイアンツでプレーしていた
桑田投手などを見ていて
「こんなかっこいい選手になりたい」
「三振をいっぱい取って活躍したい」
と思ったからです。
小学生の頃から
“ずっと投手をやりたい!”
と思っていたぼくですが
少年野球人生で
一度もマウンドに上がることは
できませんでした。
ピッチャーをやっていた選手は
背が高くて球も速い
そしてキャプテンで4番
チームの中心でした。
当時のぼくはというと
チームの中でも身体が小さく、球も遅い。
下位打線の脇役でした。
ピッチャーというものは
チームの柱的存在で
野球の上手な人が出来るポジション。
そう思ったぼくは
少しずつ投手への道を諦めていました。
中学に進学し
初めて試合に出場した時のポジションはサード。
ここでもやはり内野手。
投手への道は遠ざかっていく一方でした。
そんな中、転機が訪れました!
中学2年生の夏。
3年生が引退し、新チームになった時です。
新チームをスタートするにあたり
監督から
「やりたいポジション、
希望のポジションがあれば言いなさい」
という一言があったのです。
投手をやるために最大のチャンスだと思い
ぼくは勇気を出して
「ピッチャーをやりたいです!」
と直訴しました。
監督からも
「頑張ってやってみろ」と言ってもらい
念願の投手人生を
スタートすることが出来ました!
その日からぼくは
自分の投手としての
理想像を膨らませながら
日々の練習をより一層取り組みはじめました。