BASEBALL ONE

 

 

 

こんにちは
BASEBALL ONE

西村 画像


ベースボールアナライザー
西村昌太朗です。

 

 

昨今の野球界は
時代背景もあり、つい10年前と
比較しても大きく変化してきている。

そうした中
昔ながらの”名将”と呼ばれる方々の
指導法や指導理論が
真っ向から批判され非難され続けている。

僕自身、こうして
効率的、効果的な練習方法
トレーニング方法、野球選手としての
考え方、試合中の考え方
カウント別の打者心理を元にした
打撃の方法、ピッチングの配球、組立て
など、自分自身でとにかく
無駄を削ぎ落とした情報発信をこうして
約3年間休まず続けてきた。

そんな活動を評価して下さった?影響か
西村さんも昔ながらに対して
否定的なんですよね?という見方を
する方が中にはいらっしゃる。

でも、僕はそうじゃない。
僕がこんな事を言うと生意気に
聞こえますがあくまでも、野球界は
まだまだ発展途上。『こうだ!』という
答えなどまだ誰ももっていないし
僕自身感じる事は
プレーヤー チーム 連盟のそれぞれの
立場、思いを上手くバランスを取りながら
一番良いものを目指し活動していく事だと思う。

 

 キレる

 

僕が中学生ぐらいの頃だったと思う。
少年犯罪がクローズアップされ

「キレる」という言葉が紙面やTV報道などで
数多く登場していた事を覚えている。

恥ずかしながら僕自身、
誇れるような学生としての
態度で学業に望んでいなかった。
先生達を日々困らせる”悪ガキ”だった。

僕もこの当時、このキレるという態度を
何度か表現してしまったことがある。

つまりは我慢ができない少年だった。

ある時、僕の同級生が先生にもの凄い勢いで
怒られているのを目にした事があった。
その後、僕もその同級生と同じような事を
してしまったことがあったが、その先生は
僕に「次は気をつけろよ」とあっさりと
どこかへ行ってしまった。

この時、僕は
「自分の事などどうでもいいんだろうな」と
子供ながらに怒られなかったのに
寂しい気持ちになった。

でも、野球をしている時はそうじゃなかった。
悪い事、間違った事などをすれば
監督やコーチは誰であろうが
ダメなものはダメだ!と
いつも全力で叱ってくれた。
(その時はモヤモヤはするが)

もちろん!僕の両親もそうだった。
野球を辞めたいと一度だけ言った事がある。
その時、父親は涙を流しながら
僕を何度も殴った。

マウンド上でふてくされた態度をとり
ボールを叩き付けた事がある。
その時、母親は
「野球の事はわからないけどあれが
良いのか悪いのかぐらいはお母さんでも分かる!」と
流血するまで殴られた。

野球をプレーしている選手の頃は
そんな事を感じる事などできなかったが
野球を通じて僕という人間に関わる全ての人が
人間的成長の為に本気でぶつかってくれていた。

一度、自分でやると決めた事を
最後までやり抜け!という継続心。

その場所に立たせてもらう以上
最低限の立ち振る舞い。

挨拶。言葉遣い。など

野球を通じて僕たちはその後
誰もが通る社会という世界で戦っていけるよう
野球を通じて指導、育成してもらっている。

殴れば良いと言っているわけではない。
良い事は良い!と全力で褒める!
悪い事は悪い!と全力で叱る!
分別がつかない少年に対して
中途半端な態度こそ!その選手の為にならない。

BASEBALL ONEでサポート
させてもらう選手に対して
僕は全力で叱る事がある。

ある方に
「お前みたいな仕事は褒めて
気分を良くしてあげているだけだろ」と
皮肉?を言われた事がある。

とんでもない 笑

このブログを見ているメンバーの方は
「いやいやめちゃめちゃ叱るよ」と
笑っているかもしれない。

僕はいつも心に刻んでいますが

何かを教える事(教育・育成)や
叱る事というのはこの先

何十年後かにその子自身が
気づいてくれれば
それでいいんです

もちろん技術的なレベルアップというのは
時間の短縮が大切です。
でも、子供達の総合的な成長を考えると
それだけではダメなのです。

失敗して叱られる
成功して褒められる事が子供達の仕事。です。

その失敗がどういったものだったか
正しく理解させてあげる事
その成功がそれだけ素晴らしいものだったかを
我々サポートする人間ははっきりとした態度で
伝えなければなりません。
中途半端な態度こそ最大の悪です。

 

『手段』であって『目的』ではない

 

こうした声を聞くと
本当に悔しい気持ちになる。

「最近の野球やってた子らは
本当に根性がないな!」

 

こんな事を言う人が増えてきている。
まあ、年齢を重ねれば
「俺たちの頃は・・・」と昔と今を比較したがる。

なので、あまり気にしないようにはしていたけれども
かなり、こうした感情を抱く人が増えてきている。

 

その背景には
根性論や精神論を主とする指導法に
意義を唱えられ、選手を守る傾向からか
もう一踏ん張り!という忍耐力の欠如から
脱落していってしまうからだと僕なりに感じる。

先日、ビービーワン!通信でも配信させて
いただいたが、プロ野球選手になる!という
目標を立てる選手と、、、

プロ野球選手になって○○をする!という
目標とするポイントが更に
その先にある選手の違いに
ついてお話させていただいた。

野球というスポーツは我々にとって
「手段」であり「目的」ではない。ということ。

僕自身、社会に出て学ぶこと
苦しい事、悔しい事たくさんの苦い経験を
今でもする時がある。きっとこの先も。

しかし、こうした状況で立っていられるのは
野球で培ったこと。その時、その時に
指導してもらってきた人たちがいたからだ。

野球を通じて本質的な大事なものを
伝え続けてもらったからだと思う。

 

日本の伝統 高校野球

 

中学生の選手はもうすでに
高校進学に向けた進路を
決定していく大事な時期。

最近は保護者のエゴ
子供を有名なチームに入れたい!とする
風潮が激増していると聞く。
(子供がそこに行きたいのか
どうかわからないのに)

かたや、あの先生に預ければ
「立派な大人にして
社会に送り出してくれる」と
絶大な信頼をおいてそのチームに
入団させる方もいる。

 

甲子園出場!

高校球児はただただこの為に!
青春を捧げ様々なことを犠牲にしながら
野球に打ち込む。

そして、この時から
親元から初めて巣立っていく選手も数多くいる。

高校球児というのは
少年から青年へと成長し
卒業する頃には成年へと更に
成長しなければならないとても大事な
激動の3年間を送る。

先ほども述べたように
野球というのは手段であって目的ではない

プロ野球選手も一流と呼ばれる人たちは
自分の活躍で誰かを助けたい!力になりたい!
とする人たちばかり。
野球をする事自体が目的ではないのです。

もちろん!遠くに飛ばしたい!
速いボールを投げたい!当然の志です。

でも、少年から青年へと成長し
成年として社会に出て活躍する
準備段階の高校球児にとって

遠くに飛ばす事、速いボールを投げる事と
同じぐらい大事なものを学ぶ時期です。

ある意味、仮社会人のような時期
自宅から通おうが、寮に入ろうが
仮社会人の彼らは親元を巣立っているのです。
僕のFacebookを先日ご覧になった方は
覚えていると思いますが
モンスターペ○○ントのビックリするような
お話をご紹介しました。

あのお話の半分以上が
高校野球で起きた事です。

先日、あるTV番組を見ていたら、、、
30歳の男性 無職
毎月ご両親に30万円の
お小遣いをもらい
ネットゲームを極めているんだとか。

この内容を見て
「素晴らしいご両親だ」と
思った方は少ないのでは、、、笑

また、だれもがいつまでも
こんなことを子供にし続ける事など不可能です。
いつかは本当に親元を
巣立っていかなければならい。

そして、高校野球(高校生)というのは
そうした社会に出る前の予行練習のような時期。
そうした時期に安易にご両親がグランドに
入り込んでしまえば、本来の目的とは
違った思いをもっていれば

「なにかあれば助けてくれる」と認識し
まだまだ成長段階の少年、青年の彼らは
次第に我慢できない、乗り越える事を知らない
年齢だけ重ねた少年のまま社会に
送り出されてしまう事でしょう。

高校野球とは
挨拶を学び、立ち振る舞いを磨き
諦めない心を養い、野球を通じて
立派な大人になる為の準備をします。

 

母の日に花束を持ってきてくれるような
心ある息子に育ってほしいじゃないですか。
初任給でごちそうさせてよ、と
と食事をしお酒を交わす息子に
育ってほしいじゃないですか。

 

目の前でホームランを打ってくれる事と
同じぐらいこの成長した姿というのは
感動する光景です。

 

何かあれば助けてくれると認識している
少年がそのまま大人になれば
二十歳超えても
「俺今月誕生日なんだけど○○買って!」
なんていう事を言いますよ。

 

高校野球というのは
大人になる前の!
社会に出る前の!大事な大事な時期です。
巣立った以上は成長を見守らなければいけません。

速いボールを投げる!
遠くに飛ばす!
ヒットをたくさん打つ!
甲子園へ出場する!

こうした思いを実現していく為に
子供達は努力を惜しまず戦っていきます。
当然、悔しい思いもするでしょう。

しかし!ここで養った行動や思いというのは
必ず!今後、彼らの大きなパワーとなり礎となります。

「うちの子は○○高校に行くんだ!」と
人に自慢したいだけの子供の進路なら
そんなものクソくらえです!

子供達が本当に望んでこそ!
その後の野球人としても社会人としても
成長していくための高校野球で
あってほしいと強く感じます。

 

学校の先生とは
社会に出た事がない人間だ。と
見下す人がいますがそうではありません!

少年を青年に育て、更に
成年へと成長させて
社会に送り出すプロです!

みくびっちゃいけません!

教育現場・野球界の指導環境の改善
先生と呼ばれる方々の地位保全含め

日本の野球界は岐路に
立たされているのかもしれません。

その場しのぎの
蓋をかぶせただけのような安易な
ルール作りではなくまずは、
各連盟、現場の先生、保護者の方も交えて
更に公的な機関も交え
徹底的に議論を交わすべきです。

じゃなければ
少年達が成年になれないんです!

僕もこうして言っているだけではなく
具体的な行動に落とし込んでいきたいと
感じています。

 

P.S
このような問題は賛否あるでしょう。
なに言ってんだ若僧が!と
思う方もいれば、賛同して下さる方も
いるでしょう。まずは
賛否という風が吹くことが
スタートだと感じています。

 

P.P.S
体罰が良いとは思わない。
でも、アムロさんみたいに
二度もぶった。。。
親父にもぶたれたことないのに!」と
こんな事、言った事がない大人になれて良かった。
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P.P.P.S
体罰が良いとは思わない。
悪ガキだったけど
一応、価値があって良かった。

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P.P.P.P.S
体罰が良いとは思わない。
でも、この人のビンタに日本中の
何人の人が涙したのだろう。
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このブログの執筆者

西村 画像

BASEBALL ONE 代表・ベースボールアナライザー
 西村昌太朗
(ニシムラショウタロウ)

2012年 野球専門・動作解析サポート
BASEBALL ONE設立。
現在までにプロ野球選手をはじめ、
全国の社会人選手から少年野球選手、
女子ソフト選手など数多くの選手をサポート。
またチーム単位でのサポートも実施中。
年に数回行われる限定キャンプや
セミナーには県内だけでなく全国の選手や
その保護者が参加するほどの人気。
また自信が配信するビービーワン!通信は
県内最大級の配信数を誇るメールマガジンへと成長し、
購読者は指導者から選手までと
幅広い層に好評を得ている。
2014年のアクセス数が63万アクセスを記録し
野球情報専門のブログとしては急激に
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