こんにちは!
BASEBALL ONE
大川学史です。
野球選手にとって
『力を抜く』ということは
永遠の課題の一つです。
きっと
あなたも一度は
「力んでいるぞ!」
「もっとリラックス!」
などと
アドバイスを受けたことが
あるのではないでしょうか?
力を抜くことを
頭の中で理解していても
いざ、試合になると
力が入ってしまい体を
コントロールすることが
難しくなってしまいます。
そこで本日は
力みを取るために確認したい
「手」について
お話させていただきます。
手というのは体の中でも
一番細かく、自由に動かせる
部位でもあるのです。
なぜこのように
細かく動かせるのかというと
細かな筋肉がたくさんあり
とても感覚が鋭いからなのです。
例えば
手の指先にわずかな傷でもあると
何か異変を感じ、気になると思います。
それだけ感覚を伝える神経も
多く張り巡らされているのです。
細かな動きや鋭い感覚があるからこそ!
ボールを正確に
投げることができるようになり
力加減というものもうまくできるのです。
ピッチングなどにおいて
高めにボールが浮いたりするなど
コントロールが乱れてしまう時に
「力んでいるぞ」
と言われたりします。
このようなケースでは
『手に力が入ってしまっていること』
が多くあるのです。
手や指先に力が入ってしまうことで
その他の部位にまで
力が入ってしまうのです。
あなたは体力測定などで
「握力」を計測した経験がありますよね。
この時を思い出していただきたいのですが
握力を測定する時
思い切り手を握るので自然と
腕や肩にまでに力が入っていたはずです。
これは投球動作やバッティングに
おいても同じようなことが
起こってしまうのです。
投球動作であれば
テイクバックの際にボールを
強く握ってしまうと
腕の振りが大きくなってしまったり
肩甲骨の動きも悪くなってしまうのです。
結果的に
コントロールが乱れてしまったり
ボールに力を伝わりにくく
なってしまうのです。
またバッティングにおいても
手に力が入りすぎてしまい
スイングが自分の思っている以上に
大きくなってしまったり
バットを出すタイミングが
遅れてしまうことがあるのです。
こうした理由もあり
ピッチング、バッティングとともに
手(腕)の力に頼った
フォームになってしまうと
パフォーマンスが低下してしまうのです。
ボールを握るのも手です。
バットを握るのも手です。
この手に必要以上に力が入っている限り
ずっと!力んだフォームのままとなります。
「力んでいるぞ!」
そうアドバイスを受けた時は
ボールを強く握っていないか?
バットを思い切り握っていないか?
こうしたことを
まずは毎回、確認してみてくださいね。