こんにちは。
BASEBALL ONE 巽 大介です。

前回まで
新しい変化球を覚えていくための方法
練習方法をお伝えしていきました。

前回のブログはコチラ》》》

 

ここからは
感覚、数値、軌道の調整方法になります。

 

新しい変化球を作る時に
調整していくにあたって
難しい部分になってきますが、

ごちゃごちゃにならないように
調整していきたいので
自分なりのコツを紹介します。

 

感覚や数値、軌道の調整で
難しくなるものとして
どこかを変えようとすると
同じように
他の部分を変わってきてしまい
右往左往してしまうということが
よくあります。

 

理論値を投げることも大事ですが
理論値の安定感や
理論値を出すための動きになってしまうと
意味がなくなってしまいます。

※理論値とは・・・
数値上の理想的な数値のこと

 

大事なことは、
安定してかつ
高アベレージのボールを投げること。

 

そうでないと、
優先度が下がってしまい
結局使わない変化球になってしまいます。

 

だからここで調整する優先度としては、

1.感覚

2.数値、軌道

としていきます。

 

同じ感覚で投げ続けられるように
再現性の高い感覚、
その中からの微妙な変化で
数値と軌道を調整していく。

 

1.感覚の調整方法

まずは、
変化球を投げるときの感覚を
ある程度決めていきます。

 

色んな握りを試していくのですが
投げている感覚が
1番大事だと思っています。

 

同じ感覚がなければ
再現性を高く投げていくことは
できません。

 

最終的な話になるのですが、
実践(バッター相手)に投げていくとなると
最低でも2球に1球は狙ったところ付近に
投げきらないといけません。

(この際の「投げ切る」というのは
失投抜きの
狙い通りの変化がしている状態です)

 

そうなってくると
感覚良く投げられた方が
再現率も上がります。

 

これは前提条件として
ここから調整していきます。

 

調整の仕方の例として
自分の場合のパターンを説明していきます。

 

自分は指先の器用さはなく
変化球でも曲げるや抜く動作が
中々上手くいくタイプではありませんでした。

 

再現性を高めるには
どうしたらいいのか
試して行った中で、
ストレートと同じような投げ方なら
再現しやすいことが分かりました。

 

球種としては
スライダー以外の5球種は
ストレートと同じように投げている感覚です。

 

ストレートのように腕を振り、
簡単なポイントを意識して
投げていました。

 

曲げるために捻ることや
指先の間から抜く動作が
感覚的に上手くいかなくても
球種によっては
感覚良く投げられたりします。

 

人それぞれ
感覚良く投げるための動作は
無数にあると思いますが、

それこそ色んな人や情報から
どんなイメージで投げてるのかを知って
試していくと
自分に合った感覚に出会えるかもしれません。

 

2数値、軌道の調整方法

これの特に数値に関しては、
ラプソードやトラックマンなどといった
データが取れるものでの
調整方法になります。

 

まず数値に関してなのですが、
球種を覚えていく際に
どういう球種にしていくかを
決めたと思うのですが
実際に投げてみて
どんな数値になったかを
確認していきます。

 

最初に見るポイントとしては、
球速と変化量です。

 

・球速は狙い通りの球速帯なのか

・変化量はどれくらいなのか

 

まずここが理想とかけ離れていると
覚えようと決めた球種にはなりません。

 

ではどうやって近づけていくのかというと

・回転数

・回転方向

・ジャイロ成分

に注目してください。

 

回転数は、
曲げる変化球
(スライダー、カーブなど)だったら
回転数が多けれは変化量は上がります。

 

逆に回転数を落として
空気抵抗を利用する変化球
フォークやチェンジアップなどもあります。

 

回転方向は、
変化量の方向に関係してきます。

 

回転方向を曲げたい方向に寄せていくことで
その変化方向の変化量に影響してきます。

 

ジャイロ成分は、
多ければ多いほど
空気抵抗を受けなくなります。

 

その分
変化量の調整が行えます。

 

この辺りを調整していくことで、
変化が変わっていきます。

 

目指している変化球の具体的な数値を決め、
調整していってください。

 

軌道の調整方法としては、
ラプソード3D投球軌跡
確認することができます。

 

ピッチャー目線

キャッチャー目線

横からの視点

などから軌道を確認し
投げ方や回転の掛け方で
軌道を変更させていきます。

 

又は、
ラプソードのような機材がなくても
キャッチャーに取ってもらったり、
バッターとして立ってもらうことで
どういうふうに見えたか
意見をもらうことができます。

 

自分の視点だけでなく、
キャッチャーやバッター目線から
意見をもらうことで
新たな気づきに出会うことがあります。

 

具体的な軌道の調整方法の例として、
投げ出しの角度を変更すると
ストレートの軌道に乗せることができたり
逆に軌道から外したりすることができます。

 

このように感覚、数値、軌道
これらの調整を繰り返して
理想に近づけていきます。

 

どこかを調整すると
他のところに影響が出て
またそこを調整して
などは実際よくあります。

 

形にしていくには視野を広げて
色んな視点から手を加えていくことが
オススメです。

 

これで仮の形が完成しました。

 

ここからは、
実戦投入です。

 

実践で使っていくのですが
どれだけブルペンでよくても
実践でのピッチングで投げられなければ
意味がありません。

 

試合だとブルペンより身体が動いたり
腕が振れたりするので
数値が変わってくることがあります。

 

そこからどうしていくのか、
判断基準の例を
次回のブログでは紹介していきます。

 

ぜひお楽しみに!



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