野球ジャイロボールスラッターとは

こんにちは！

BASEBALL ONE
石坂祐太郎です。

あなたは
「ジャイロボール」を
ご存知ですか？

「ジャイロボール」
「ジャイロ回転」と
耳にしたことがある程度で
実際にどんなものかわからない
そんなことはありませんか？

そこで今回は、
ジャイロボールについて
知っていただくために
ジャイロボールの特徴について
ご紹介いたします。

またジャイロボールと
関係の強い
スラッターという
球種についてもご紹介します。

まず、
ジャイロボールの特徴について
ご紹介します。

ジャイロボールの
「ジャイロ」とは
ボールの回転そのもののことを
指します。

一般的に、
ボールは回転しながら
進行方向に進みますが、

ジャイロボールは
その回転の軸が
進行方向を向き、
螺旋回転をしながら
進んでいきます。

この回転軸の向きが
進行方向を向けば向くほど
ジャイロ成分の多い
ボールとなります。

ジャイロ成分が多くなると
空気抵抗を受けにくくなります。

空気抵抗を受けにくくなると
変化量は少なくなり、
初速と終速の差は小さくなります。

ここで、より詳しく
ボールの回転と変化について
見ていきましょう。

ボールの回転方向というのは
ボールの回転軸の向きによって
決まります。

ボールの進行方向に対して
平面的に見ると、

ボールの回転は360度のある方向から
対角の方向へと回転しているように見えます。

アナログの時計で例えると、
仮に1時30分の方向からの回転であれば、
7時30分の方向へと回転しているように
見えるということです。

ボールの進行方向に対して
平面的に見た場合の、
回転の種類としては、
下回転のバックスピン
上回転のトップスピン
左右のサイドスピン
があります。

バックスピンは、
地面に対して
上方向に浮き上がるような変化に影響

トップスピンは、
地面に対して
下方向に落ちるような変化に影響

サイドスピンは、
左右の横方向に
曲がるような変化に影響します。

そして、
ボールの回転を立体的に見た場合には、
これらにジャイロ成分が加わりますので、
ジャイロ成分が多いほど、
変化量は少なくなり、
初速と終速の差は小さくなるのです。

例えるとすると
ライフルの銃弾も
ジャイロ回転で進み
真っ直ぐ進んでいきます。

そして、
そのジャイロ成分のかかった変化球が
スラッターという球種となるのです。

まずスラッターというボールは
スライダーのように
横変化するボールです。

スラッターと同じような変化をする
スライダーやカットボールと
比較してみましょう。

まずスライダーというのは、
サイドスピンのかかった、
球速が遅く、ストレートと比べると
変化の大きいボールです。

そして、カットボールというのは
サイドスピン&バックスピンのかかった、
球速が速く、ストレートと比べると
変化の小さいボールです。

スラッターというのは
ジャイロスピンのかかった、
カットボールよりホップ成分は小さく、
スライダーより球速が速いボールとなります。

スラッターはバッターが
「速く、鋭く曲がるように感じる」
ボールとなるのです。

いかがでしたか？

ジャイロボールについて
ご理解いただけましたか？

このように
ボールの回転が変わるだけで
全く違うボールに変わるのです！

ボールの回転は
目視で確認できませんが
ラプソードという機械を使えば
ボールの回転数や回転軸、
ジャイロ成分と
細かく分析することができます。

BASEBALL ONEでも
ラプソードを使って
サポートしています。

「ボールの回転を見てみたい！」
という方はぜひ、一度お越しください！

野球 ジャイロボール スラッターとは