こんにちは!

BASEBALL ONE
石坂 祐太郎です。

 

指導者として、
時には教育者として、
選手に対して
叱ることが必要な時があります。

 

叱ることは
あくまでも手段であり
その目的として、
選手の成長を促すこと
選手の課題に対して改善につなげること
これらの目的から外れてしまってはなりません。

今回は、
選手の成長を促し、
改善につなげるための手法の1つである、
叱り方のポイントと注意点についてご紹介します。

 

まず、“叱る”“怒る”
似ているようで違います。

“怒る”というのは、
何の目的もなく、
ただ相手に自分の感情をぶつけることです。

 

それに対して“叱る”というのは
相手の成長を促し、
次の改善につなげ、
教育的な目的がある上で
相手を導く手法の1つです。

選手の至らない点や
改善すべき点を明確に示し、
次の改善行動に導いているかどうかが、
“怒る”と”叱る”の大きな違いです。

選手に対して
ただ、怒っているだけの人に
なってはいないでしょうか?

それでは
指導者として
選手を導くことはできません。

 

では、
ここからは
叱り方のポイントについてご紹介します。

○1対1の空間

選手の気持ちになって考えると、
叱られている姿というのは
できれば他の人に見られたくないものです。

選手に対しての配慮をしつつ、
1対1の空間を作ります。

 

○その場でその時に

叱るべき出来事があり、
しばらく時間が経ってしまってから
過去のことを掘り返すように
違う場所で叱られても
選手は
“なぜ、今になってそのことを…?”
といった疑問を抱き、
伝えるべき内容が伝わらない状態に
なってしまいます。

叱るべき出来事があった場合は
その場でその時に伝えることが大切です。

 

○短く端的に

選手に対して叱る場合には、

その選手の何に問題があったのか、
どのように改善していくのかを端的に伝え、
叱る時間もできるだけ短くします。

長時間に渡り、
だらだらを叱られていると
何について叱られているのかが
分からなくなります。

 

○冷静に落ち着いて

冒頭でもご紹介したように、
叱ると怒るは違います。

感情的に怒るのではなく、

落ち着いた気持ちで冷静になって
相手と会話をすることが大切です。

 

○そのことだけについて

叱るべき出来事があった場合には、
そのことだけについて叱ります。

内容が四方八方に広がりすぎてしまったり、
別のその時、関係ないことについての
内容になってしまうと、
何について叱られているのか
分からなくなってしまいます。

 

○事実を伝える

過ちを起こした本人が
何に問題があったのかについて
気づいていない場合もあります。

本人に対して
しっかりと事実を受け止めさせるためにも
何が起こったのか、
正確に事実を伝える必要があります。

また、
本人が何に問題があったのかについて
認知している場合であっても、

叱る側が
何に対して叱っているのかを伝えるために
起こった事実を伝えます。

ここで、
注意するべきポイントは
事実ではないことについて
怒らないということです。

事実ではないことについて怒られた選手は、
“そんなことしていない。”
といったように、
指導者側に対して否定的な感情が芽生え、
事実以外の嘘について理不尽に怒られるといった
不信感を抱いてしまいます。

それでは信頼関係は築けません。

 

○気持ちや思いを伝える

叱る側が選手に対して
“こうなってほしい”
“選手に対してどんな思いを持っているのか”など
気持ちや思いをしっかりと伝えます。

心と心でキャッチボールをすることが大切です。

 

○人格を否定しない

人格というのは、
その人の性格や人柄、人間性や
個性のことを指しますが
叱る際に
人格を否定してはなりません。

起きた事実に対して、
至らない点を指摘し、
改善行動を起こすことが
できるように導きます。

 

○他者と比較しない

“〇〇はできるのに、なぜ□□はできないんだ。”
といったように、
他者と比較して
その選手が劣っている
というような伝え方はしてはなりません。

比較をするのであるならば、
当事者である選手の過去と現在に着目し、
過去に対して現在はどうなのかを比較します。

そうすることで
当事者の選手が
自身の成長に目を向けることができます。

 

◎見捨てず、必ずフォローする。

叱るだけでは選手を導くことはできません。

叱った後には
その後の選手の成長を見守り、
改善行動が見られたのであるならば、
そのことに対して褒めてあげるなど、
必ずフォローをします。

そうすることで、
選手にとっての失敗を
成功に導くことができます。

 

いかがでしたか?
今回は選手の成長を促し、
改善につなげるための手法の1つである、
叱り方のポイントと注意点について
ご紹介しました。

選手を成長に導くためには
然るべきタイミング、然るべき方法で
叱ることが大切です。

ぜひ、参考にしてみてください。



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