こんにちは!

BASEBALL ONE
石坂 祐太郎です。

 

同点で延長に入り、
試合に決着をつけるための特別ルールを
タイブレークと言います。

高校野球では、2023年1月現在
延長12回が終了しても
同点で決着がつかない場合に
13回からタイブレークが適用されます。

今回は
タイブレークについて
どのようなルールなのか?
どのように攻撃の組み立てを考えるのかについて
ご紹介します。

タイブレークのルール

○無死1・2塁から攻撃がスタート

○打順は継続打順であり、
延長12回終了時の打順を継続します。
以降は延長回終了時の打順を継続していきます。

○1塁走者は打者の前の選手、
2塁走者は1塁走者の前の選手になります。

○決着がつくまでタイブレークが続きます。

◯ピッチャーは最長15イニングまでしか
登板できません。

 

タイブレークは、
試合の決着がつきやすい状況を採用しているため、
どのような攻撃をして得点し、
失点を何点までに抑えるかが重要になります。

 

タイブレークでの戦い方・組み立て方

では、
ここからは
タイブレークで勝つために、
攻撃面での戦い方の組み立てについて
考えていきましょう。

攻撃の組み立てを考える上で
まずは、
“何点を取る攻撃をするのか?”
具体的な目標を定めます。

 

先攻と後攻では
組み立て方が違いますので、
それぞれで組み立て方を考えます。

先攻の場合

何点取ることができれば勝つことができるのか?
何点取ることができれば負けることがないのか?

これは自チームの攻撃後に
相手チームの攻撃が控えているため、
確信的な得点数はありません。

しかしながら、
目標の得点数を仮に決めることで、
どのような戦術を用いて戦うのかを
決めることができます。

目標の得点数を仮に決める際には、
・自チームの得点力はどれほどか?
・相手チームの得点力はどれほどか?
・タイブレークに入るまでの試合展開から、
何点で勝敗が決まりそうか?
これらの観点を踏まえて考えていきましょう。

 

では、
目標の得点数を決め、
目標の点数を取ることによってどうなるのか?
目標の点数を取るためには次に何を考えるのか?
これらについて深めていきます。

 

・1点を取る
無得点ではなく、
1点取ることによって、
後攻のチームの心理として
“1点取らなければ負ける”という状態になります。

特に、
タイブレークに入るまでの試合展開が
ロースコアの展開である場合や
相手チームの安打数が少ない場合には、

相手チームに対して
大きなプレッシャーを与えることができます。

得点しやすい状況の一つとして、
一死3塁の状況があります。

次の一手として、
一死3塁の状況を作ることが
できるような戦術を選択することで
得点の確率を上げることができます。

 

・2点を取る
塁上の2人の走者を
どのように返すかを考えます。

野球は得点するために
出塁・進塁が必要です。
タイブレークの状況は
出塁が2つ完了している状況ですので、
3アウトまでに
どのように塁上の走者をホームベースまで
進塁させるかを考えます。

2点取るためには
2塁走者が生還することは
もちろん必要なことですが、
1塁走者を生還させるために
どのような攻撃を組み立てていくか
を考えていくと良いでしょう。

 

・3点以上を取る
タイブレークの戦いでは、
先攻のチームが
3点以上の得点をすることができると、
とても優位な展開となり、
勝利する確率がかなり高くなります。

無死1・2塁の状況から
後攻チームが3点以上の得点を
しなければならなくなると、
選択できる攻撃の組み立てパターンが
大幅に減ります。

先攻チームは、
はじめから3点以上の得点を狙わなくても、
イニングの途中から
3点以上の得点を狙える攻撃の組み立てに
変えることも可能です。

3点目となる走者が出塁した場合に、
その走者をいかに進塁させていくかが
鍵となります。

複数の走者が塁上にいる場合であれば、
守備側のチームは1点目や2点目の走者に
意識が向きますので、
ケアが薄くなることをうまく利用して
3点目以降の走者を
進塁させていくと良いでしょう。

後攻の場合

では、
ここからは後攻の場合の考え方をご紹介します。

後攻の場合は、
先攻のチームの得点数によって、
何点を取る攻撃をするのかが決まります。

後攻チームは2つのパターンです。

一つ目は“同点”

想定していた点数より
多くの失点をしてしまった場合や、

打順の巡りなどを踏まえて、
次のイニングで勝負をしたい場合などには、

なんとかして同点にすることを目標にします。

同点にするためには
どの走者はをホームへ生還させるのかを中心として
攻撃を組み立てていきます。

 

二つ目は“勝ち越し”

先攻チームの攻撃が無失点で終わった場合や、
後攻チームの得点の見込みが高い場合、
次のイニングへの延長を避けたい場合などは、

勝ち越しができる得点を目標として
攻撃の組み立てをしていきます。

 

ここまでは、
先攻と後攻での戦い方の違いについて
ご紹介しました。

ここからは、
その戦い方をするためには
どのような戦術があるのか、
戦術の組み合わせ方について考えていきます。

何点を取るイニングにするのかという
目標を決めた上で、
どのような戦術を選択するのかを決めます。

特に重要な一手は、
イニング開始直後の
“はじめの一手”です。

 

戦術は主に4つに分類することができ、
A.打つ
B.走る
C.バント
D.四死球
これらの4つをさらに掛け合わせることで、
さらに複数の種類の戦術となります。

 

戦術を選択するためには根拠が必要です。

野球は同じ状況が二度とないと言われるように、
何点を取るのか?
打者は誰か?
走者は誰か?
相手は何に備えているのか?

これらを踏まえて
状況によっての最善の戦術を選択し、

タイブレークにおいて
イニング開始直後の
“はじめの一手”を繰り出していきます。

 

戦術というのは、
チームにとっての武器となるものです。

タイブレークで勝者となるためには、
複数の武器を兼ね備え、
その武器に磨きをかける必要があります。

いかがでしたか?

今回は
タイブレークについて
どのようなルールなのか?
どのように攻撃の組み立てを
考えるのかについてご紹介しました。

ルールを熟知し、
どのような戦い方をするのか?
幅広い戦い方の選択肢を持ち、
戦術という武器を磨いておくことで、
勝者に近づくことができます。

ぜひ、参考にしてみてください。



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