こんにちは。
BASEBALL ONE
上之薗 北都です。
先日行われたプロ野球の
クライマックスシリーズでは
水たまりもできるような
グランド状況の中で
試合が行われたことが
話題になりました。
そこで、今回は
雨の日の試合でピッチャーが
気をつけることについてお伝えします。
まず、雨の日の試合で
気掛かりとなる部分は
指先と足場です。
ボールが滑りそうとなっては
投げたいボールを投げることは
できなくなってしまいます。
ボールと指先はなるべく
濡らさないようにすることで
滑ることを防いでいくことができます。
指先は
長袖のアンダーシャツを着て
水分が指先に流れてくるのを防いだり
ユニフォームのパンツのポケットの中や
ユニフォームの濡れていない部分で
拭いたりすることで濡らさないように
することができます。
ボールはグラブの中で
下を向けておくことで
濡れるのを防いでいくことができます。
また、
着替えを増やしておくことで
体温の低下を防ぐことと
水分で服が重くなるのを
減らしていくことができます。
ピッチャーであれば、
ボールが少し重くなっている
というのも気付くと思います。
そのなかでユニフォームが重くなることで
投球フォームにも影響が出てしまいます。
そのため、着替えを多めに準備し
替えていくことが必要です。
そして、足元も気になると思います。
スパイクに泥がつき、
足元が滑りやすくなってしまいます。
そのときにいつも通りの歩幅で
投球していると安定を
欠いてしまうことがあります。
そんなときには半足分ほど
歩幅を狭めて投げると
安定しやすくなります。
もう一つ頭に入れて
おかなければいけない点は
フィールディングです。
バント処理は特に
気をつけなければいけません。
ぬかるんでいるとボールは転がらず
足も滑りやすくなります。
こういったときは
無理なプレーよりも
確実に一つアウトにする
ということを頭に入れておくことで
リスクを減らすことができます。
以上のように雨の試合でピッチャーが
気をつける点についてお伝えしましたが
一番大事なことを最後にお伝えします。
それは
試合開始までの準備をしっかりし
試合では相手にその素振りを
見せないことです。
足場や指先、ボールを
過剰に気にしていれば
相手は見ています。
相手に隙を見せず
雨で泣かないためにも
ぜひ参考にしてみてください。
PS.
雨の日に外で練習することも
準備の一つとして有効です。
ただし、風邪には気を付けましょう。