スローイング
打球への入り方、脚の使い方(フットワーク)によってスローイングにも影響が出てくるということ。
あえてこんな指摘をしなくてもあなたも理解していると思うが、再度、確認しておこう。
内野手のスローイングというのは、試合の勝ち負けを左右すると言っても過言ではないだろう。
あそこで、しっかり投げておけば・・・
あそこでもうワンテンポ早く投げておけば・・・
もう少し低めに投げておけば・・・
もう少しタッチがしやすいボールを投げておけば・・・
こんな後悔を全国でたくさんのチームが
経験しているはずだ。アウトにできなければ、
ランナーがたまる。それはつまり失点の
可能性を上げるという事だ。
これだけではない!
内野手のスローイングというのは、一塁送球、ゲッツー、バックホームだけではない!
そう!外野手との連携プレーもスローイングが含まれる。
どのチームでもおそらく、外野手に対してすぐに「内野手へ返せ」という指示を出している事だろう。
つまり、ランナーを刺すための精度を求められるスローイングは内野手に託されているのだ。
進塁も防ぐ!
スローイングが安定することで、アウト奪取率が安定し、進めなくも良い進塁も防ぐことができる。
しょうがない進塁と無駄な進塁は試合展開を考えれば全く別物だという事があなたもお分かりだと思う。強豪チームと弱小チームが試合をすると打撃やピッチャーの能力差とは別にこうした進塁を与えてしまうケースも目立つ。何より強いチームというのは相手のスキを見逃さない。スローイングとはこうしたスキを与えやすいプレーの1つでもある。ただ単に「しっかり投げろ!」という言葉ではなく、ここまでお伝えしたように「なぜそれが必要なのか」という説明と後ろ盾が必要だ。
ボールの入り方 一歩目のは守備力の向上、技術の向上の動作ではあるが、それと同時に、スローイングを安定させる基本動作だと意識してやっていってほしい。