こんにちは
BASEBALL ONE 村木翔です。
野球に取り組んでいる選手は
学生時代の私もそうでしたが、
プロ野球選手を目標としている選手が
ほとんどだと思います。
私が卒業した九州共立大学では、
元ソフトバンクホークス柴原 洋選手や
広島東洋カープ大瀬良 大地投手など
社会人や独立リーグを経由した選手も含めて
総勢21名のプロ野球選手を輩出しています。
私が在籍している期間だけでも、
5名のピッチャーがプロ野球選手となりました。
その学生時代一緒にプレーした5名の選手が
こういう選手が
プロ野球選手になる選手なんだ
と感じたエピソードを
今回書かせて頂こうと思います。
1学年上でキャプテンを務めていた
現在、広島東洋カープで活躍する
大瀬良 大地選手。
ピッチャーとしての総合力が非常に高く
大瀬良選手が投げた試合で
打ち込まれて負けた試合は
なかった記憶があります。
それ以上にすごい!!と感じたのは、
日本代表の合宿後や外部から
学んだことについて
すぐにチームに共有し
この練習は何につながるか
具体的に実際に自身の動きを見せながら
わかりやすく伝えていただきました。
練習の趣旨が何なのか、
自分がどのように身体を動かしているか、
しっかりと理解するということを
常に意識していたように感じました。
どういう目的で練習をするのか
しっかり理解することで
練習の質も変わってきます。
今やってる練習は
なんのための練習なのか
わからない場合は
指導者に意図を聞いて
わかった上で練習することが
重要だと思います。
私と同学年で
投手として東北楽天イーグルスに
プロ入りを果たした寺岡寛治選手は、
大学時代は外野手としてプレーするなど
身体能力が非常に高いのもそうですが、
何事においても動じないメンタルの持ち主で
プレッシャーのかかる場面でも
緊張した姿を見たことはなく
勝負ごとに取り組むにあたって
必要なメンタルとは
強く見せるのではなく
平常心でいられること
だということを感じました。
プロ野球選手は大勢の人を前に
プレーをしなくてはいけません。
その中で自分本来の力を発揮するには
平常心でいることが求められます。
練習中から
イニング、アウトカウント、対戦相手を
具体的にイメージして練習している姿が印象的で
そういった練習の中の意識が
大舞台で平常心でいるための礎になっていると
感じました。
2学年上の先輩で
140km/h台のキレのあるストレートと
大きなカーブを駆使して
千葉ロッテマリーンズに入団した川満寛弥選手は
左ピッチャーで、
身体の使い方が非常に上手く
キャッチボールの際に塁間の距離と遠投で
フォームの力感が変わらないのが印象的でした。
大会期間中にスカウトの方がきて
監督からピッチングを指示されても
試合に向けての調整をずらさないために
断ったこともありました。
何のためにピッチングをしているか
今やるべきことは何か
考えながら取り組まないと
このような発言はできないと思います。
常に今やる練習の目的は何かということを
意識してプレーしているように感じました。
2学年上の先輩で東京ヤクルトスワローズで
プレーした竹下真吾選手は
キャプテンとして
チームを引っ張りながら
自分に厳しく全体練習や自主練習の時でも
一切手抜かず全力で取り組む姿が印象的でした。
ランニングメニューでは、
ピッチャー全体の目標タイムを切る以上に
全体で一番になることを
常に意識しながら取り組んでいました。
妥協をしないで練習に取り組む
ということはこういったことだと
学びました。
ほかの選手と差をつけたいと
全体練習後に自主練習をする選手
も多いと思います。
しかし、
練習時間を長くすることで
集中力も散漫になりケガのリスクも
上がってしまいます。
日々のランニングメニューや
トレーニングでの取り組む意識を変えることで、
ほかの選手と差を広げる手段になると思います。
2学年上の先輩で
横浜DeNAベイスターズに入団した
福地元春選手は
150km/hを超えるストレートを
武器に活躍をしていました。
手先が器用でどんな変化球も
キャッチボールで数球練習すれば
投げられていました。
一度、変化球を教えてもらう機会があり
覚えるためのコツを聞いたら
キャッチボールの時から
常にボールの回転がどうなっているか
意識して取り組んでいて
こういう投げかたをしたら
どういう変化の仕方をする
というのをわかるようにしている。
という話を教えていただきました。
キャッチボールでの自分自身の状態の
確認を常に行なっていることで
感覚が繊細になり
試合中でも修正が早いと感じました。
いかがでしたでしょうか?
プロ野球選手になるためには
・150km/h台の速球
・切れ味抜群の変化球
・ホームランを量産するようなパワー
といった能力面に
注目をしてしまいますが、
それ以上に
日頃の練習へ取り組む姿勢や考え方が
ほかの選手と比較して
違いになっているのではないかと
私は思います。
こちらの内容が少しでも
今後の練習の参考になればと思います。
こういったこれまで経験してきたことを
今後もどんどんお伝えしていきますので
ぜひお楽しみに!!
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