こんにちは
BASEBALL ONE
亀浦 俊一です。
夏も終わり
朝晩は少し冷んやりとしてきました。
プロ野球では
クライマックスシリーズや
日本シリーズ。
社会人野球では
日本選手権(京セラドーム)
大学、高校野球は明治神宮大会。
いよいよ野球シーズンも終わりに
近づいてきました。
野球シーズンが
終わるということは
練習が多くなってくる
時期でもあります。
少し前のブログでも
この時期の練習が
春からの成績に
大きく関わってくる
とお伝えしましたが、
今回は練習の中で
何処にこだわるのが
大切なのかをお伝えしていきます。
今日のテーマは『1』です。
・1歩目
・1球目
・1スイング目
野球をやっていれば
耳にタコができるほど
言われていると思いますが
練習の中で意識して
出来ているでしょうか?
この『1』にこだわって
どれだけ練習したかで
来期のあなたの成績が
大きく変わってきます。
例えば
秋の練習では
少しずつ練習の量も
多くなってきます。
全てのボールを
バッティングで
1球1球全力で
打っていくことは
ほぼ不可能に近い。
1日1000スイングが
ノルマの練習で
本当に1000スイングを
全力で振ったら
日が暮れてしまうでしょう。
投手が投げ込みの時
100球以上のピッチングを
1球1球全力で投げていたら
肩が壊れてしまうかもしれません。
これは『1』の考え方ですが
とにかく野球では
始めの1球目が大切なのです。
バッティング練習の
その打席の1球目もしくは
1スイング目のタイミングを
合わせて自分のスイングが
できるのかどうか。
ティーバッティングでも
同じことが言えます。
投手は
キャッチボール後に
ブルペンへ入り
バッターを想定して
投げる時の1球目が
思い通りのボールが
投げられているのか。
ノックでは
各塁への送球の1球目を
捕球から送球まで
自分の思い通りに
出来ているのか。
この1つ目のプレーを
大切にしていかなければいけません。
バッティング練習の
1球目にタイミングを取る為
バントをしていませんか?
タイミングを取るための
バントは絶対にやめましょう!
試合でそんなことは出来ません。
私の大学時代の恩師に
バッティングが終わって
ボールを集めている時に
こんな事を言われました。
「日本とアメリカで
どっちが先にボール拾いが終わるのか?」
こんな事を聞かれました。
もちろん私の答えは
「日本!!」
しかし
監督からの答えは
「アメリカだ!」でした。
意外に思いませんか?
私はなぜだか
さっぱりわかりませんでした。
あなたは分かりますか?
答えは
アメリカのバッティング練習は短く
初球から全力でスイングをします。
全ての準備をして最後の段階で
手投げバッティングをします。
手投げバッティングで形は作りません。
少ない数で1球1球
全力でバッティングをします。
日本では練習の一部として
手投げのバッティングがあるので
手投げバッティングで形を作ります。
必然的に打つボールの数が
多くなるのです。
量が多くなることで
1球目の意識も薄れるということです。
監督は
試合と同様に
1球目から全力で
スイングできる準備をして
バッティング練習を
しなければいけないと
教えてくれたのです。
チームの方針や
練習方法、考え方があるので
打つ数を変えるのは
難しいと思いますが
1球目を大事にすることはできますし
フルスイングできるようになってから
打席に入ることはできます。
これからの時期は
練習の量も多くなり
量に捉われがちですが
ピッチングでも
バッティングでも
初球や1スイング目を
大切にすることはできます。
どれだけ試合に近づけるのか
1球を大切にするのかで
結果も変わってくるのです。
あなたも「1」にこだわりをもって
練習していきましょう!!