こんにちは

BASEBALL ONE
巽大介です。

 

今回はピッチャーが
自分の持っている力を発揮していくための
ピッチングフォームのポイントについて
お伝えしていきます。

 

まず、
ピッチャーは完全自分始動で、

ボールを投げるところまで
自分で全て操作できます。

 

つまり、
最高のボールを投げ込むことや

針の穴を通すようなコントロールも
フォーム次第だということになります。

 

これを再現性高く
力を最大限発揮し続けられるのが、
プロ野球選手などのトップの人たち。

 

トップの人達のフォームには
共通点があり、
そのポイントさえ抑えられれば

自分の色がそこから出てきます。

 

まずは、無駄のない動きに
連動性があるフォーム作りをする
ということが重要となります。

 

良いピッチングフォームの共通点

ダルビッシュ選手も言っていましたが、
足を上げた時点で
ボールの結果まで予測できます。

つまり、
ピッチングフォームは

セットや振りかぶった形から
既に影響してそれが連動することで
ボールの結果に繋がるということです。

ここから、
一連のピッチングフォームを分解して
7つのポイントにわけます。

1.ワインドアップ/セットポジション

2.足を上げた時

3.股関節のタメ

4.ステップ、体重移動

5.着地した時、回旋

6.リリース

7.フォロースルー

そして、
これらの動きの連動性が

ピッチングにおいて重要になります。

 

各ポイントの共通点

1.ワインドアップ/セットポジション

あまり関係ないようにも感じるかもしれないが、
重要な要素になります。

この形の見るべきポイントとしては、

・足を上げるための形

・クセの出ない動き

足を上げるための形での共通点は、
良い投手は必ず自分の投げやすい形を
ここで作ります。

 

なぜなら、
ピッチングフォームにおいて
唯一準備に時間をかけられる場所
となるからです。

 

ワインドアップやセットの入り方は
色んな選手の形があるが
それは自分が投げるための
最善の準備をしている動きとなります。

準備を怠れば良い結果には結びつかない。

ルーティンを作るくらい
投げやすい形を意識して欲しいポイントです。

 

クセの出ない動きでの共通点は、
良い投手はクセがなく
そこでの予測ができなくなります。

 

上のレベルになればなるほど、
クセが出てしまう投手は
簡単に狙いを絞られるので
結果が悪くなってしまいます。

 

このフォームの入りにもクセは出やすく、
グラブの握り、セットへの入り方、
ボールの握り変えなど
見える時間が多い分見分けがつきやすくなり

クセの出ない動きで
どんな時も形に入って欲しいポイントとなります。

 

2.足を上げた時

この形の見るべきポイントとしては、

・立った時のバランス

・骨盤の向き

 

立った時のバランスでの共通点は、
真っ直ぐ軸ができていること。

 

重心が後ろ側や前側に
より過ぎることがなく、
ずっとその形で立っていられるような
場所に軸があり、
安定しているから
そこから勢いを出していくことができます。

 

軸は必ず真っ直ぐだけではなく
パワーポジションを作った状態で
足を上げる形もあるが、
これも同じくパワーポジションの形なら
そこから勢いを出せます。

 

骨盤の向きでの共通点は、
足を上げているときに
前傾していることです。

 

ただ、足を高く上げている人は
結果的に後傾しているが降ろして
ステップをしていく時には前傾しています。

 

この後の、
軸足の股関節でタメを作る形の時に、

パワーポジションの形に繋がっていくので、
この時点で前傾していると
形に入りやすくなります。

 

3.股関節のタメ

この形の見るべきポイントとしては

・パワーポジションができているか

・重心の位置

パワーポジションができているかの共通点は、
ステップをしていく際に
体重移動と勢いをつけないといけないので、
浅いタメだとしても
パワーポジションの形で
軸足の股関節のタメをつくっています。

 

パワーポジションの形では
必ず深く曲げすぎて
足がキツくなるような場所で
作っていなく

自分が1番その形からステップ、
体重移動する際の
押し込みができる位置がいい。

 

重力の位置での共通点は、
必ず地面に対して垂直に体の軸があり
重心が軸足の股関節に乗っています。

 

重心が前後左右にずれていたりすると、
次の動作のステップや体重移動に
真っ直ぐ力を伝えられなくなってしまいます。

 

4.ステップ、体重移動

この形の見るべきポイントとしては、

・自分で地面を押せているか

・足を着きたい場所に対して
真っ直ぐに移動できているか

・上半身や腰が開いたりしていないか

・上半身と下半身がしっかり体幹で
繋がっているか

・テイクバックの位置

 

自分で地面を押せているかの共通点は、
色々な形でステップしていく選手がいますが、
ステップしていく際に殆どの人が
自分で地面を押してステップしています。

 

よく見るのが
傾斜に合わせて流れていく様に
ステップする人がいますが、
自分で地面を押してステップしないと
股関節のタメを作ったのに流れてしまうと
それが使えず全く繋がってきません。

 

足を着きたい場所に対して
真っ直ぐに移動できているかの共通点は、
インステップやアウトステップだとしても
必ずその方向に対して
真っ直ぐに移動してきています。

 

真っ直ぐ踏み出すためにも、
股関節のタメを作った時には
その方向に真っ直ぐ踏み出せる形や
重心の位置を作ってからステップしています。

 

上半身や腰が開いたりしていないか
の共通点は、
必ず前足が着地した時は
まだ横を向いています。

 

ここは下半身からの力を
上半身に繋げるための動きに重要で、
上半身や腰が先に開くと
下からの力が連動されにくくなるので
着いた時はまだ横を向いている形がいい。

 

上半身と下半身がしっかり体幹で
繋がっているかの共通点は、
重心の位置と頭の位置が同じ軸にあり、
その状態でしっかり体幹で
繋がっていることになります。

 

頭だけが残り過ぎていることや、
頭が突っ込んでしまうことがない。

 

体幹は下半身からの力を
上半身に伝えるために重要な役目で、
重心の位置と頭の位置が
同じ軸にあることにより
自然に体幹の力が安定して
ステップ、体重移動ができます。

 

テイクバックの位置の共通点としては、
テイクバックは自由な形が多かったが、
後ろへの引いている動作が大きい人は
殆どいません。

 

テイクバックで腕を引き過ぎれば
動作は遅くなり、
力も入りやすく
あまり良いところはありません。

 

いかに、
スムーズにリリースまで連動させれるか
が大事です。

 

あと、
ボールの握りが長く見えてしまうことは
打者から判断しやすくなってしまいます。

 

5.着地した時、回旋

この形の見るべきポイントとしては、

・膝とつま先の向き

・股関節の回旋の方向

・グラブ手の使い方

・回旋時の上半身の動き

・回旋の幅

 

膝とつま先の向きの共通点は、
前足が着地して回旋していく時に
膝とつま先の向きが
同じ方向を向いていること。

 

壁を作るためには、
同じ方向を向いていないと
膝が開いたり、閉じ過ぎて
重心が残ってしまうことがあります。

 

腰の回旋ができるようなスペースを残して
壁を作る準備をしていきます。

 

股関節の回旋の方向の共通点は、
殆どの人が腕の振りと同じ角度で
股関節が回旋しています。

 

少なからず平行に回旋していて、
軸足側の股関節が前足の股関節より
下に下がらないことが重要です。

 

そして、
回旋時にステップしてきた分の勢いが
空回りせずに
股関節の回旋のタイミングと繋がっています。

 

グラブ手の使い方の共通点は、
グラブ手は引きつける時に
上半身の回旋の勢いをつけることと
逆に体が開き過ぎないように
止めるように使うことが必要です。

 

強いストレートを投げる投手は
特にグラブ手で回旋の勢いをつけて
胸郭を広げてしなりを生む動作があり、
体が開き過ぎない動作は
リリースに直結してくる動作で
前足と共に壁を作る動作に繋がってきます。

 

どこにグラブ手がが来てるかより、
グラブ手が意味をなしているかどうか。

 

回旋時の上半身の動きの共通点は、
胸郭が使えています。

 

胸の張りは確実に球速に影響していくため
重要なポイントです。

 

しなりを生むのは上半身の動きだが、
下半身より先に動いては
スムーズな動きは取れません。

 

下半身の動きについてくるように動かせれば
自然としなりが生まれていきます。

 

しならせても、
返す強さとが無ければ
リリースの時にタイミングが合わず
力が入らなくなってしまい
頭も突っ込まないようにしていくことが
重要です。

肩が後ろに残れば残るほど
連動性が落ちて力が伝わらなくなってしまいます。

 

回旋の幅の共通点は、
大きく回旋するのではなく
体の内側に集めるように強く回旋しています。

 

大きく回旋すれば動作も遅くなり
腕の振りも力が横に広がってしまいます。

 

体の内側に絞るように
強く速く回旋する事で
少しでも力を真っ直ぐに伝えよう
とする動きができていきます。

6.リリース

この形の見るべきポイントとしては、

・ショルダーローテーションと
そこからの肘から腕を伸ばす動き

・手首の上向き下向きの角度

・手首の横向きの角度

・力の入れるタイミング

ショルダーローテーションと
そこからの肘から腕を伸ばす動きの共通点は、
しなりが回旋の時に生まれているので
そこからさらに肘のしなりに繋がることで
リリースを走らせることができます。

 

ショルダーローテーションの
角度が大きければその分
腕は走るようになります。

 

柔軟性も大事ですが、
胸郭の動きと同じように
返しが強くないとタイミングが
合わなくなってしまいます。

 

そこからの肘から腕を伸ばす動きでは、
腕の振る軌道に対して遠回りする事なく
一直線に伸ばして動いていきます。

 

遠心力が働くので
外に離れていきやすいが
それが全然出ない状態が理想です。

 

手首の上向き下向きの角度の共通点は、
手首が上向きな人はほとんどいないという
ことです。

上向きで指にかけられたとしても
ストライクゾーンの高さに収まらなく
なってしまうためです。

 

だからといって
下向き過ぎても指にかけられず
ボールの強さは出ません。

 

ラプソードのデータでいうと
リリースの角度としては0度〜-1度が
良い角度となります。

 

手首の横向きの角度の共通点は、
必ずストレートの場合は
真っ直ぐ正面を向いています。

 

リリース後は内旋していきますが、
リリースの瞬間では
真っ直ぐ正面を向いていないと
力の方向が変わるので
力のロスのないようにデータで0度がベスト。

 

力の入れるタイミングの共通点は、
リリースの瞬間に最大限の力を
発揮していきます。

 

意外と出来ていないというか、
出来ていない人は
意識するポイントがズレていることが多く、
ここはボールの結果に全て直結してきます。

 

腕を振るのではなく
リリースに一瞬で力を込めていく。

 

これによって、
ボールのスピード、
回転数、
もしかしたら終速までも影響してきます。

 

7.フォロースルー

この形の見るべきポイントとしては、

・投げ終わりの形

・腕を振り終わった時の位置

 

投げ終わりの形の共通点は、
必ず体は回旋しきっている状態です。

 

リリースの時に100%の力を
持ってきているので
下半身も上半身も連動して回旋しきっています。

 

出力が上がれば上がるほど
一本足で耐えることは難しくなるが、
コントロールの良い投手は
投げ終わりの形で止まることができます。

 

これは、
リリースの形がバランスよく
安定しているためです。

逆に崩れてしまっている投手の傾向としては、
球が速い投手が多くいます。

 

ただ、
崩れて投げているわけではなく
投げ終わりの勢いに耐えられなくて
結果崩れてしまっただけという状態です。

 

ここの違いは、
リリースの時の重心の寄り方で
わかっていきます。

 

腕を振り終わった時の位置の共通点は、
当たり前の事だが
グラブと前足の間にきます。

 

出力が上がれば上がるほど
振り終わりにも負担がかかって来るため

これが綺麗にフォロースルーができないと
体により多くの負担がかかってしまいます。

 

良い選手達には、
その選手の色はあれど共通点が存在しており
動きがいいからこそ、
そこから各個人の色がでてきます。

 

無駄を作ってしまう動きでなければ
各個人の特徴や強みを活かしつつ
悪い動きを修正していくことが重要です。

 

今回は、投球フォームを7つのフェーズにわけ
それぞれの良い投手の共通点について
お伝えしていきました。

今回お伝えしたポイントを参考に
ピッチングフォームについて
確認していくようにしていきましょう。

 



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