こんにちは。
BASEBALL ONE トレーナー
山田 将真です。

 

皆さんは選手が
捻挫や打撲などの怪我をしてしまった場合
どのような処置を行いますか?

 

捻挫や打撲などは
スポーツ現場だけでなく
日常生活においても
比較的起こりやすいものだと
思います。

 

野球でいえば
デッドボールによる
打撲が多いかと思います。

 

選手がデッドボールを
受けた後スプレーをかけて
後から氷で冷やす
という処置は見た事があると思います。

 

試合中だと監督は
選手が非常に痛がっていても
付きっきりで処置をすることは難しいです。

 

チームにトレーナーがいれば
応急処置などはしてもらえると思いますが
トレーナーが常に帯同しているチームは
少ないと思います。

 

そのようになると
親御さんが対応することになると思います。

 

しかし
その時の応急処置や対処の
方法を正しく理解している人は
少ないと思います。

 

今回は親御さんでもできる
覚えやすく簡単な応急処置の方法を
ご紹介します。

 

野球での突発的な怪我で多い
捻挫、打撲、肉離れが
起こった際の
対処法をご紹介します。

 

まずこの3つの怪我は
応急処置として
RICE処置というものを
行います。

 

RICE処置とは


という4つの処置を
行うものになります。

 

ではこの4つの処置を
実際にはどのようにやれば良いのかを
説明していきます。

 

まず1つ目の
Rest (安静)です。

 

患部を安静にする事で
腫れや血管、神経の損傷を
防止する事が目的です。

 

その場でテーピングなどを使い
患部を固定し動きを制限できるのが
一番ですが
固定するものがない場合は
なるべく動かさないようにしましょう。

 

2つ目は
Icing(冷却)です。

 

患部を氷や氷水で冷やす事で
血管が収縮し
内出血や腫れ、痛みを
軽減する事が目的です。

 

氷をビニール袋やアイスバックなどに入れ
患部に当て
15分〜20分冷やします。

 

その後1度氷を外して
皮膚の感覚が戻ったら
また氷を当てます。

 

これを何度か繰り返しましょう。

 

また、
冷やしすぎると
凍傷になる可能性があるので
注意しましょう。

 

3つ目は
Compression(圧迫)です。

 

患部を圧迫する事で内出血や腫れを
防止する事が目的です。

 

患部にタオルなどを巻き
テープで圧迫するように固定しましょう。

 

強く圧迫しすぎると
血流障害や神経障害を起こしてしまう
可能性があるので
痺れや変色が起こったときには
すぐに緩めましょう。

 

4つ目は
Elevation(挙上)です。

 

患部を心臓より高い位置に保つ事で
血液が心臓に向かって流れ
内出血や腫れを防止する事が目的です。

 

患部が心臓より低い位置にないよう
台などに乗せて
心臓より高い位置を保ちましょう。

 

怪我をした後の処置次第で
その後の経過が変わっていきます。

 

処置をする際には
迅速に行う事が重要ですが
焦らない事が大切になります。

 

焦って選手の変化や違和感を
見逃さないように落ち着いて行いましょう。

 

RICE処置はあくまで応急処置なので
処置後はすぐに医療機関に受診しましょう。

 

また、
症状の重症度によっては
骨や靭帯、神経、血管などの組織を
損傷している場合があるので
十分注意しましょう。

 

その場合は
医療機関でしっかりと検査を行い
症状が悪化しないようにする事が大切です。

 

グランドでの
怪我の処置やもしもの場合の時の
対処法に関しては
アドバイス等させて頂きますので
お気軽にお声掛けください。

 



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