こんにちは!

BASEBALL ONE
石坂 祐太郎です。

 

変化球ってなぜボールが変化するの?
ストレートと何が違うの?
といった疑問はありませんか?

ピッチャーはさまざまな球種を使って
打者を打ちとることを目的として
ストレートや変化球を投球します。

今回は、
変化球が変化するのはなぜか?
変化球にはどのような変化があるのか?
以上の内容についてご紹介します。

一般的に、ストレートという球種に対して、
打者が
“曲がる”
“落ちる”
“遅い”
と感じるボールのことを
“変化球”と言います。

 

厳密には、
ストレートもボールの軌道や球速が変化しながら
打者の手元に到達しますので、
変化球と言えます。

 

ですが、今回は
ストレートという球種に対して
打者が“曲がる”、“落ちる”、“遅い”
と感じるボールのことを変化球として
考えていきます。

 

なぜ変化するのか?

ボールが変化する要因として、
3つの要因が影響しています。

 

1つ目の要因は“重力”です。

ボールの重さに対して
重力が地面方向にはたらいていますので
ピッチャーがリリースしてから
打者の手元に到達する間に
ボールは落ちていきます。

 

2つ目の要因は“空気抵抗”です。

空気中を進むボールに対して、
進行方向とは逆方向に空気抵抗がかかります。

空気抵抗がかかることによって、
ピッチャーがリリースしてから
打者の手元に到達する間に

ボールは減速しながら、落ちていきます。

 

3つ目の要因は“マグヌス効果”です。

聞きなれない言葉ですが、
マグヌス効果というのは、
回転しながら進むボールに、
ボールが進行する方向に対して
垂直の力が働く現象のことです。

バックスピンのボールであれば上向き、
トップスピンのボールであれば
下向きに力が働きます。

回転軸の傾きや回転方向によって
ボールに働く力の向きが変化します。

 

ボールに対して、
これらの3つの要因が影響し、
ボールは変化するのです。

 

では、
ピッチャーがリリースしたボールが
どのような状態で進むことで、
ボールが変化するのでしょうか?

 

この変化については主に5つあります。

その5つというのは、
・回転数
・回転軸
・回転方向
・球速
・縫い目

これらは、
ピッチャーがボールをリリースする際に
ボールの握り方やリリースの位置、
手首の角度、
指先でボールにどのように力を伝えるか、
といったように
ピッチャーの投げ方によって変えられるものです。

これらの5つのボールの状態を工夫することによって、
ボールが変化する3つの要因の影響を変えることができ、
さまざまな変化球を投げることができるのです。

 

どのような変化があるか

では、
変化球には
どのような変化があるのでしょうか?

ボールの変化は2つです。

 

1つ目は“軌道”です。

ボールがリリースされてから、
打者の手元に到達するまでに、
上下左右に軌道が変化します。

無回転のボールの軌道を基準とすると、

トップスピンは、
落ちる方向への軌道の変化に貢献するスピン。

バックスピンは、
上方向へホップするような
軌道の変化に貢献するスピン。

サイドスピンは、
左右の方向へ曲がる
軌道の変化に貢献するスピン。

ジャイロスピンは、
軌道の変化を小さくするのに貢献するスピン。

どういった回転をしているのかによって、
それぞれボールの軌道に変化が現れます。

 

2つ目は“球速”です。

ボールがリリースされてから、
打者の手元に到達するまでに、
球速が変化します。
リリース直後のボールの速さに比べて、
球速が速くなることはなく、
空気抵抗の影響で減速しながら進みます。

しかし、
ある回転をしながら進むボールは
空気抵抗の影響を小さくすることができるため、
初速と終速の差が小さくなります。

 

その回転というのが、
ジャイロスピンです。

ジャイロスピンの割合が高くなるほど、
ボールの減速を抑えることができ、
打者が体感速度を速く感じてしまう
“ノビ”のあるボールとなるのです。

 

 

ここで、
ボールの“ノビ”についてですが、

ジャイロスピンのボールについては
減速しないことによって
打者が“ノビがある”と感じます。

 

また、
軌道の変化によって
感じる“ノビ”もあります。

バックスピンのボールは、打者にとって
ボールが浮き上がるように感じる軌道となります。
(実際には重力の影響で落ちています。)

このバックスピンのかかったボールで、
回転数が多くなるほど、
軌道の変化に影響しますので
バックスピンで回転数の多いボールについても
打者が“ノビ”のあるボールだと感じるのです。

変化球を投げる上で、
大切なポイントというのは、
“打者がどう感じるのか”ということです。

 

思っていたよりも、、、
イメージしていたよりも、、、
〇〇だと思ったけど□□だった、、、
と感じさせたいのです。

 

“ストレート”という球種に対して
違いを感じるボールを
“変化球”というのであるならば、

どんなストレートに対して、
どんな変化球を投げることで、
打者にどう感じさせたいのか?
ということを考えて
変化球を覚えていくことが有効です。

いかがでしたか?
変化球が変化するのはなぜか、
変化球にはどのような変化があるのか
についてご紹介しました。

ストレートという球種に対して、
打者が
“曲がる”
“落ちる”
“遅い”
と感じるボールのことを
“変化球”とお伝えしました。

 

変化球を投げる上で、
大切なポイントというのは、
“打者がどう感じるのか”ということです。

ぜひ、参考にしてみてください。



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