こんにちは！
BASEBALL ONE
石坂 祐太郎です。
指導者のみなさん、
盗塁の成功確率って
何%だと思いますか？
どういった根拠を持って
盗塁のサインを出せば良いか分からない。
足を使った攻撃をしたいが、
何を教えるのか分からない。
そういったお悩みはありませんか？
今回は、
盗塁が100%成功する根拠について、
盗塁成功確率を100%に
近づけるための考え方について、
盗塁ができる選手を育成するための
大切なポイントについてご紹介します。
盗塁の成功確率は何%だと思いますか？
結果が、
“アウト”か“セーフ”のどちらか
2つだから50%？
足が速い選手は80%？
スタートが上手い選手は70%？
ピッチャーのクイックモーションが
速いから40%？
キャッチャーが強肩だから10%？
ギャンブルスタートで90%？
これら全ての数字が、
根拠のない曖昧な数字です。
では、
一か八かで盗塁のサインを出せば良いのか？
一か八かで盗塁のサインを出して
アウトになってしまうかもしれない、、、
次に同じ状況で盗塁のサインを出しても
アウトになってしまうかもしれない、、、
根拠がなければ、
自信を持ってサインを出すことはできません。
根拠がなければ、
結果(アウトorセーフ)が
安定することはありません。
根拠がなければ、
結果が失敗になったとしても
次に成功へとつなげる振り返りが
できません。
いつでも、
どんな相手(バッテリー)でも、
誰が走者であっても、
という訳ではありませんが、
盗塁の成功確率を100%に
近づけることができます。
さらに、
盗塁の成功確率が100%になる条件もあります。
では、
盗塁の成功確率が100%になる条件とは
何でしょうか？
盗塁でセーフになるためには、
ピッチャーがボールを投げ、
キャッチャーが2塁ベースに送球し、
2塁ベースカバーに入る選手が
ランナーにタッチするまでに、
1塁ランナーが2塁ベースに
到達しなければなりません。
言い換えれば、
1塁ランナーの2塁ベース到達タイムが
守備の合計タイムより早ければ、
確実にセーフになることができます。
つまり、
盗塁の成功確率が100%になる条件というのは、
①ランナーの盗塁タイム
②ピッチャーのクイックタイム
③キャッチャーの送球タイム
④ランナーにタッチするタイム
これらの①〜④のタイムを測定し、
①が②〜④の合計タイムより早くなることです。
では、
①が②〜④の合計タイムより遅くなる場合は、
盗塁の成功確率は0%となるのでしょうか？
違います！
①は
ピッチャーの牽制タイムが遅ければ、
リード幅を大きくすることで
速くすることが可能です。
②は
ピッチャーが投げる球種によって
遅くなることがありますので、
配球を読み、変化球のタイミングで
盗塁を仕掛けることができます。
③は
ディレードスチールであれば、
キャッチャーがボールを持っている時間を
長くすることもできます。
④は
送球が逸れた場合には時間がかかり、
キャッチャーのコントロールが
不安定であれば、
成功確率を上げることができます。
盗塁ができる選手を育成するための
大切なポイントは何でしょうか？
まずは、
ランナーの盗塁タイムが早くなるよう、
盗塁技術を上げることです。
特に、
スタート技術、走るスピード技術、
スライディング技術、
これらの技術を高めることが大切です。
リード幅を広げるためには
牽制時の帰塁技術
変化球で盗塁を仕掛けるための
配球を読む力
これらの技術や力が大切です。
そして、
何より大切なのが、
失敗を数多く経験することです。
盗塁を試み、
結果を振り返って、
なぜアウトになったのか、
どうすればセーフになれるのかを分析し、
この実践を繰り返します。
指導者は
これらの実践を繰り返し行うことができる
環境を整え、機会を作ります。
そうすることで、
盗塁ができる選手が育成されていくのです。
いかがでしたか？
盗塁が100%成功する根拠、
盗塁成功確率を100%に近づけるための考え方、、
盗塁ができる選手を育成するための
大切なポイントについてご紹介しました。
ぜひ、参考にしてみてください。
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