BASEBALL ONE
ベースボールアナライザー
森 章剛(モリ ショーゴー)
野球経歴
藤蔭高校
1年生から 4番を打ち
高校通算 75 本塁打
(当時 歴代3位)
中日ドラゴンズ
ドラフト2位 入団
初打席初球初本塁打
2004年 日本シリーズ出場
日本ハムファイターズ
2006年 トレードにより日本ハムファイターズに移籍
コンピュータ教育学院コーチ
主な卒業生
一岡竜司投手(現・広島カープ)
愛知ディオーネヘッドコーチ(女子プロ野球)
2018 年間女王
ティアラカップ 優勝
インタビュー
ー高校からドラフト2位でドラゴンズに入団しましたが、指名された時はどのような気持ちでしたか?
正直、達成感を感じましたね!今思うと、そうだったから荒木さん・森野さんよりも早くユニホームを脱ぐ事になった理由の一つだと思います。その時はプロ野球選手になる事だけを考えていてその先のことを考えていませんでした。
ーそうだったんですね。プロでの1番の喜びと挫折はどういったことがありますか?
現役時代の1番の喜びは東京ドームでの巨人戦のプロ初打席初球初本塁打です。
挫折というと、1年目の怪我で自分が思うように体が動かなくなった事を理由にして練習を継続することから逃げるような選手になってしまったことです。
そして自分から現役を辞めてしまった事ですね。やらずの後悔は大きくなります。なんとでも言える環境を自分で作ってしまった事は後悔しています。
ープロでプレーしている中で印象に残っている試合はありますか?
やはり2004年の日本シリーズの対西武ライオンズとの7試合ですね。日本一を決める試合ですから「緊張するな!」っていうのが無理ですね。第1打席は心臓の音がキャッチャーに聞こえてるんじゃないかと思ったくらいです。
ー日本シリーズの緊張感は凄そうですね。
1軍と2軍の選手での考え方や意識の違いというのはあるのでしょうか?
僕が経験した1軍選手と2軍選手の違いは、自己満足で野球をやってるのが2軍の選手達だと思います。
自分の事プラス相手の事も考えて野球をやってるのが1軍で活躍している選手ですね。
チームが勝つことをより考えているのも1軍の選手だと思います。
ー練習やトレーニングをしているときに意識して取り組んでいたことはありますか?
練習の時は自分が一番下手くそだと思ってやってました。逆に試合になれば「自分が一番練習したんだから打てるんや!」と言い聞かせて打席に立っていました。
ープロになるとリーグ戦のため少し違うとは思うのですが、小・中・高校生はトーナメントがメインとなります。
高校時代などで大会に臨む時にどのように準備していましたか?
甲子園予選が始まる前にわざと調子を落として予選に合わせて調子を上げていくように調整を行っていました!また、手に持った時にしっくり来ないバットを使って練習して大会が近づくとしっくり来るいつものバットを使って練習をしてました。気持ちの問題なのかもしれないですが、打てるような気になりますよね!
ートーナメントという短期決戦を勝ち抜くためには状態を合わせていくのは重要ですね。
森さんが尊敬している方はいますか?
中日ドラゴンズで2018年までプレーし、2019年よりコーチとなった荒木雅博さんです。
プロ野球選手としての心得・考え方・行動が伴っていたから2,000本安打などあれだけの結果を出し続ける事が出来たんだと思います。
また、僕自身「努力に勝る天才なし」という言葉が好きなんですが、荒木さんの姿を間近で見て来て、この言葉の通りだと思いました。
ー森さんがこれまで長い間「野球」を選手の立場、指導者の立場で行ってきて、得たものは何がありますか?
失敗をしない人間はいないということを知ったことです。野球でいえば エラーもするし三振もするし走塁ミスもする。
ですが、失敗を失敗のままにしてしまう人間もいるし、失敗を失敗で終わらせない人間もいます!
僕自身、沢山の失敗をしてプロ野球選手になりましたし、現在は指導者としてやらせていただいています。
失敗を挽回できるのが野球だと思います。
ー指導者としてどのように選手をサポートしていますか?
とにかくこちらの一方通行にはならない事・自分の考えを押さえつけない事を常に考えています。
僕自身が現役時代に1番嫌だと思った押し付ける指導者になりたくないというのもありますし、選手自身の考えが上達には必要だと思うので。
ーありがとうございます。
最後に小・中学生、BASEBALL ONEに通っているメンバーにメッセージをお願いします。
自分の意識次第で人生は決めることができます!
BASEBALL ONE最年長として引っ張っていけるように頑張っていきますので これからも宜しくお願いします。