膝が割れてしまう投手にオススメの練習方法

 

ピッチャーの投球フォームを
チェックする際に
多くの指導者が注目する
ポイントの１つ。

 

『膝の割れ』

 

一昔前はこの膝のワレは
走り込み不足が原因と
言われていました。

 

今となってはそれを全てとするのは
あまりにもあさはかです。
(いまだにそんなことを言う解説者もいますが)

 

膝が割れてしまう原因は
様々です。

 

そして
『おい！○○！膝が割れているぞ』と
指摘するだけしておいて
改善策を提示しない
指導者がいかに多い事か。

 

問題点を指摘するだけなら
野球をプレーした事がない
お母さんにでもできること。
こんな事ではいけませんよね。

 

なぜ膝が割れてしまってはいけないのか？

■ コントロールに影響する
(リリースがぶれる)
■ 力が伝わりづらくなる
■ スタミナを消耗する

などメリットはあまりありません。。。

 

ですので自分自身で
『ヒザがワレている』と気づいたら
スグに！修正しましょう。

 

ある選手も同じ悩みを抱えていました。

中学3年生のある選手。

 

聞けばこの選手
チームの指導者の方から
『下半身が使えていない』
という指摘を受けていたそうで、

実際にどのように
『使えばいいのか』の
指導をしてもらえないという事で
BASEBALL ONEの門を叩きました。

 

使えていないとか、ダメだとか
批判だけなら素人でもできます。

 

しかし大事なのは
その問題点をいかに修正し
改善してあげられるか。

 

ここが本当に重要です。

 

聞けばこの選手
『下半身が弱い』
『手投げだ』
『膝が割れているぞ』と
抽象的な指導を受けていました。

 

この選手がまずどのように
フォームを改善できたのか
見てみましょう。

 

こちら↓
お分かりでしょうか。

 

右側のフォームは
前足の膝がリリース時に
”割れ”ていました。

 

しかしその15分後、
その割れは消失し
『真っすぐ』
立てるようになりました。

 

この膝が割れてしまうフォームで
悩んでいる選手というのは多くいます。

 

そして
こうしたフォームに
なってしまう選手の多くが
『下半身が使えていない』
『下半身が弱いからだ』と
下半身強化のメニューを
組まれてしまいます。

 

本当に下半身が弱いせいで
こうしたフォームになってしまう
選手も中にはいるのですが

しっかりとフォームを解析すると
実は弱さではなく・・・

体重移動が原因になっているのです！

 

フォーム改善した、彼がまさに
体重移動が原因でした。

 

彼に取組んでもらった
改善する為のメニューは

まず、体が
開いていいタイミングを
レクチャーしました。

 

そのあと
左肩を中心とし、始動も左肩にした
回転動作の簡単なメニューを
10回程度取り組んでもらい

もう一度、ボールを投げてもらった所
このようにフォームを改善できました！

 

あなたも間違えてはいけませんが
まずフォームを改善するにあたり
行わなければならないのが

問題点の抽出です。

 

的確にその問題点が出てくれば
その問題点を無くす為の
練習メニューや
トレーニングメニューを追加するだけ。

 

おそらく・・・なんていうレベルで
フォーム改善というのは
絶対に取り組んではいけません。

 

あなたがもし！
自分のフォームで
悩んでいるのならまずは
問題点の抽出です。

 

焦らず、急がず
まずはご自分のフォームをゆっくりと
解析してみてくださいね♪

 

練習方法

膝が割れてしまう方に
実践していただきたい
練習方法の一つをシェアします！

ご紹介する練習方法は
投球後、”前足で立つ”だけです！

「ただ、立つだけ？」
そう思われたあなた！

 

そのただ立つだけが
難しいのです！

開かないように！
膝が割れないように！

と意識し、
内側に締めることばかり
意識してしまうと
窮屈となってしまい
かえって開き、割れに
繋がってしまいます！

 

前足の着地時には
前を向けるようにしてみましょう！

 

そうすることで
体重移動も行いやすく
前足がしっかりと
使えるようになります！

注意点

前足をまっすぐ向ける時に
後ろ足の膝が下に沈んでしまったり
前肩が開いてしまったりなど、

胸がしっかりと横を
向いているようにしましょう！

また、片足で立った時
軸足は横を向かないように
股を締めるような形を作るようにしましょう。

この練習はバランスを感じて
投球を行っていただきたいので
全力投球でなくて構いません。

 

まず10回、しっかり前足で
立てるように行ってみましょう！

練習動画

投球フォームというのは
小・中学性のうちに改善することで
様々なトレーニングが役に立っていきます。