ピッチャー選手自身の感覚を重視尊重して行う練習方法絶対に横から口出しをしない！

ピッチャーフォーム

こんにちは
BASEBALL ONE

西村画像

ベースボールアナライザー
西村昌太朗です。

もっと体全体を使って投げろ！
手投げになっているぞ！
上半身と下半身を連動させろ！

あなたと同様に僕も
ピッチャーとして
プレーしている時にここに上げたような
事を日々言われ続けてきました。

体全体を使って投げた方が良い!
手投げじゃない方が良い!
上半身と下半身を連動させた方が良い!

そんなことは野球をした事が
ない人でも分かる。一番知りたいのは
「じゃあどうすればいいのか？」という事。

| 選手自身の「気づき」

あなたも分かっていると思いますが
我々(指導者)が全てを
指摘していくよりも
選手自身が気づきを得て
自分で工夫していく
プロセス(過程)が
上達していく上で最も望ましい。

もちろん！「ココ！」という場面では
指導者による
強制的な矯正指導も必要になる。

しかし、先ほど上げたような

「〜なっているぞ」
「〜させろ」だけの
指摘指導だけなら1週間ぐらい
野球の本を読みあされば素人でもできる。

だけど、文句ばかり言っていても
仕方がない。
一日でも早く上達してレギュラーを
掴まなければ野球選手には時間がない。

野球選手としていられる
時間は有限だからだ。

最後には引退の二文字が
どの選手にも待っている。

野球というスポーツは
「感覚」という言葉が
数多くたくさんの場面で登場する。

僕も選手をサポートする際に
この「感覚」に対して
とてもナイーブになる。

なぜなら、この感覚というのは
目に見えず、選手にしか
分からない特別なものだからだ。

———————————
感覚を文章化できる選手は強い。
文章化できるという事は誰かに
自分の感覚を説明できるから。
つまり、それがその選手の
パフォーマンスの再現力に直結する。
———————————-

| 感覚を養う練習方法

もっと体全体を使って投げろ！
手投げになっているぞ！
上半身と下半身を連動させろ！

というのはその動きの感覚を
選手が掴むとスグにコツを
掴んで改善に向けて加速していく。
なので、あなたに今からシェアする
この練習方法はとにかく
体全体でどんな事を感じるのかを
大事にしながら取組んでもらいたい。

例えこの練習を行って
思い通りのボールを投げられなくても良い。

体全体を動かせているか？
手投げではなく
上半身と下半身を連動させれているか？を
感じてほしい。上手くバランスを
取れるのであれば目をつぶって
感覚を更に研ぎすませて
自分自身の投球フォームが
どのように形成されていくのかを
感じていただきたい。

この練習をサポートする方は絶対に
あーしろ！こーしろ！と言ってはいけない。
とにかく「聞く」事に専念してほしい。
目的は選手に「気づいてもらう事」
これを絶対に忘れてはいけない。

| 練習メニュー

まずこちら▼の画像をご覧下さい。
スタートポジションは右足だけで
立ち左足は地面につかないように
浮かせておきます。

BASEBALL ONE

次に、腰を捻りながら
右足の方へ重心を移動させていきます。
両腕はいつも通りのピッチングの動作を
行って下さい。

ベースボールワン

その後、普段通りに
ボールを投げます。この時に
最後まで左足が地面につかないように
投球後も右足だけで立ち続けて下さい。

ピッチングフォーム

| 練習動画

今日からすぐに取組める内容です
自分の感覚をしっかりと研ぎすませて下さい。

このブログの執筆者

BASEBALL ONE 代表・ベースボールアナライザー
　西村昌太朗
(ニシムラショウタロウ)

2012年 野球専門・動作解析サポート
BASEBALL ONE設立。
現在までにプロ野球選手をはじめ、
全国の社会人選手から少年野球選手、
女子ソフト選手など数多くの選手をサポート。
またチーム単位でのサポートも実施中。
年に数回行われる限定キャンプや
セミナーには県内だけでなく全国の選手や
その保護者が参加するほどの人気。
また自信が配信するビービーワン！通信は
県内最大級の配信数を誇るメールマガジンへと成長し、
購読者は指導者から選手までと
幅広い層に好評を得ている。
2014年のアクセス数が63万アクセスを記録し
野球情報専門のブログとしては急激に
購読者が増えている。