野球選手 体の構造を知る！〜足首編〜

 

前回の

「体の構造を知る！」

では股関節についての紹介をしましたが

今回は『足首編』です！

 

足首というのは地面に近い関節であり

2足歩行の人間にとっては

とても大切な関節です。

 

最近では足首がかたい選手が多くいます。

 

また足というのはさまざまな動きにおいて

安定性を出してている関節でもあるので

とても大切な関節なのです。

 

しかしなぜ足首のかたい選手が多いのか？

 

この原因の一つとして

「生活が便利になっている」

ということがあります。

 

例えば

・トイレが洋式になったこと
・椅子に座る機会が増えた
・靴の機能が高くなった

などさまざまな原因があります。

 

その中でもトイレでのしゃがむ動作というのは

足首の動きが大きいのです。

 

足首のかたさをチェックする

方法としても行われる

『しゃがみこみテスト』

 

これは両足を合わせ、かかとをつけた状態で

しゃがむ動作を行っていきます。

 

足首がかたいと

重心が後ろに行ってしまうため

しゃがむことができません。

 

このように日常生活の変化が

体の変化にもつながっているのかもしれません。

 

 

 

また足首というのはかたさだけでなく

『バランス』

もとても大切な要素なのです。

 

力を出そうとしても安定していなければ

力を出すことも難しくなってしまいます。

 

バランスを取るためには

足の筋肉がとても大切です。

 

バランスが崩れそうになれば

安定させるように筋肉が働いていきます。

 

しかし足の筋肉は

細かく動かすことが難しく

器用ではないのです。

 

手のように足の指を１本１本で

力を出すことはできず

足全体で力を発揮しようとするのです。

 

細かな動きができなくなってしまえば

バランスを取るということも

できなくなってしまうのです。

 

足というのは体を支え

大きな力を発揮できる反面

細かな動きというのが苦手なのです。

 

その中で柔軟性や動きというものが

必要になるのです。

 

 

そして足首は捻挫を多く起こしやすい

関節でもあります。

 

捻挫を起こすことで

安定性が低下してしまったり

足の機能が低下してしまうのです。

 

捻挫の予防としても

バランスや柔軟性、動き

というものがとても大切です。

 

足首の捻挫は軽く見てしまいがちですが

後遺症として不安定になってしまったり

足首に痛みが残ったり、

足首がかたくなってしまう

ということもあります。

 

足首のバランス、柔軟性、動き

ということを意識して

ストレッチなどにも取り組んでくださいね！

 

 

アスレティックトレーナー
阿部将大