野球選手 体を意識的にゆっくり動かせますか？

 

突然ですがあなたは

ゆっくりと体を動かすことができますか？

 

それは投球フォーム、バッティングのスイング

または体操などでも構いません。

 

一つの動きを20〜30秒程度かけて行っていく

ことができるでしょうか？

 

これは以外と難しいことでもあります。

 

普段何気なく動かしている体を

意識的にゆっくりと動かそうとすると

体をどのように動かして良いか分からなかったり

体をうまく動かせないという

ことがあると思います。

 

そして体をうまく動かすことができないと

ぎこちない動きになってしまったり

動きが途切れ途切れになってしまうのです。

 

なぜこのように

ただゆっくりと体を動かそうとしただけなのに

うまくできなくなってしまうのか？

 

これには2つのポイントがあります。

 

まず1つ目のポイントとして

・体の動かし方を知らない

ということがあります。

 

普段動かせているのに

動かし方を知らないなんて！

と思った方も多いのではないでしょうか？

 

これが落とし穴です。

 

投球フォームやバッティングのスイングなど

それぞれに意識しているポイントは

あると思いますが

投球動作自体、スイングそのものを

意識して行っているということは

とても少ないのです。

 

そのためゆっくりと動かそうとしたときには

どのように動かして良いか分からない

ということが起きてしまうのです。

 

 

 

次に2つ目のポイントとして

・ゆっくり動かしていくための
　耐える筋力がない

ということがあります。

 

普段通りに体を動かそうとすると

自然と勢いを使ってしまったり

流れの中で動きをしようとしてしまいます。

 

ゆっくり動かしていくときには

1つ1つの動きを意識的に

行わなければならないため

筋力が必要になってくるのです。

 

このように

『ゆっくりと体を動かす』

ということは難しいものでもあります。

 

ゆっくりと体を動かしていく中で

意識した形が可能となっていけば

投球フォームやスイングの中でも

より意識した中で行うことが

できるようになっていくのです。

 

ゆっくりとした動作に一度取り組んでみてください。

 

最後にゆっくりと動かしていくときには

呼吸を止めるのではなく

普段のままでゆっくりとした呼吸をするように

意識していきましょう。

 

是非試してみてくださいね！

 

アスレティックトレーナー
阿部将大