こんにちは!

BASEBALL ONE
藤中謙太郎です。

 

今回は社会人時代について
お話しさせていただきます!

 

低迷期を経験

社会人野球では、
東海地区にある
西濃運輸(岐阜県大垣市)に
入社しました。

私が入社する前は
6年連続で予選を勝ち抜き
都市対抗野球大会に出場していました。

 

過去には都市対抗で
準優勝もしていましたが、
社会人野球が金属バットから
木製バットに変わってからは
ベスト8に入ることが一つの壁になっていました。

 

都市対抗に毎年のように出場するが
なかなか上にいけない
という時期が続いていました。

 

そんな中、私が入社した年に
7年連続の都市対抗出場を逃し

その後5年間で
1度の出場しかできませんでした。

 

 

社会人野球というのは

会社において
私たち野球部は勝つ事でしか
存在意義を示すことはできません。

 

勝てなければ、最悪のケースでは
野球部は廃部になることもあるので

チームとしても勝つために
選手を毎年、大幅な入れ替えを行います。

 

結果の出ないチーム、勝てないチームを
会社は何年も許してはくれません。

 

この時期が社会人時代で
1番辛く、悔しい時期であり、
1番勝ちに飢えている時期でした。

 

そんな中、夏の予選の敗退後
チームが大きく変わります。

 

新キャプテンに当時3年目の麻生選手。
副キャプテンに2年目の生島選手が就任します。

 

この2人の姿勢、リーダーシップには
選手皆が心動かされたと思います。

 

この2人を上の先輩方である
東名選手、大野選手、佐伯投手がサポートして
チームは強くまとまっていきました。

 

2014年。

2年連続で都市対抗出場を
逃したチームの目標(選手で決めた)は、
『日本一になる!』でした。

 

2年連続予選敗退で
日本一を決める大会にすら
出場できてない現状で立てた目標です。

 

しかし、やってる選手は本気でした。

 

勝つために何をすべきか?
勝つために必要なことは?
自分たちが何をするべきなのか?
チームの決め事は?

何度も選手だけでミーティングを行いました。

 

選手が勝つために必要だと思うことを
全体練習後に選手だけで
足りない分を全員で練習したり、
キャプテン、副キャプテンの2人が先頭に立ち
チームは大きく変わったと思います。

 

勝ちにこだわる!

勝ちに飢え、勝ちにこだわって
準備をしたシーズンがいよいよ始まります。

このシーズンの一発目の大会である
春季大会準優勝をすることができました。

 

次に迎えた長野大会でも予選で
前年度日本選手権優勝チームにも
勝つことができました。

この1勝はチームにとって
とても大きかったと思います。

 

勝つことを目標としてやってきた
私たちは勝つことでしか
目標に対しての成果を確認できません。

 

ミスをしてもカバーする。

1試合トータルしていかに勝つか
ということをとにかくやりました。

こうしたチーム内の意識は
公式戦だけではありませんでした。

 

オープン戦だからといって
負けていい試合はありません!

一度の負けは悔しい。

しかし2回3回と負けが続いていく
と悔しさを忘れていくものです。

 

絶対に負けに慣れてはいけません。

 

公式戦でもオープン戦でも
ミスをしようが全て勝つ!

このような気持ちで取り組んでいました。

 

心から勝つ集団に
変わっていっていたと思います。

 

5月のベーブルース杯では
準決勝で中日ドラゴンズに敗れてしまいました。

本当に悔しかったことを今も覚えています。

 

 

そしていよいよ
都市対抗野球大会東海地区予選が始まります。

 

都市対抗野球大会 予選開幕!

2年連続で都市対抗出場を逃していましたので
3年連続で逃したら
廃部という噂も流れていました。

 

事実、企業チームは
平成5年で150チーム程ありましたが
今では100チームを切っています。

 

いつ廃部の企業が出てきても
何も不思議ではありません。

 

 

しかし

都市対抗野球の予選を勝ちがるのは
簡単なものではありません。

 

都市対抗に出場するために
大人が泥まみれになり
必死で勝ちにいきます。

 

特に東海地区はレベルが拮抗していて
出場しているチームの割合に対し
出場枠が少ないです。

 

有力チームの半分は敗退します。

予選は1回戦から
春季大会の決勝で負けた
三菱自動車岡崎でした。

試合は接戦となりましたが
サヨナラで勝つことができました。

改めて予選の厳しさを感じた試合でした。

 

その後
2回戦はジェイプロジェクトに勝ち、
3回戦はホンダ鈴鹿でした。

 

この試合も先制を許すも逆転で勝ち
第1代表決定戦に進みました。

 

第1代表決定戦は
新日鐵住金東海REXでした。

 

試合前、チームで話し合いました。

 

「今年一年大事な試合、
春季の決勝、長野大会の決勝など
勝ち切れていない。

日本一を取るためには
この1試合という試合を
勝ち切らないといけない。

だから何が何でもこの試合で決めよう!!」

 

強い思いで試合に向かいました。

 

試合は序盤から猛攻を仕掛け
大量リードを奪います!

 

しかし東海REXは
東海地区でもトップレベルの強打のチーム。

 

1イニングで6点奪われ詰め寄られます。

 

それでも気持ちが弱気になることはなく
「自分たちが勝つためにやるべきことをやる!」
という野球がしっかりとでき

追加点を奪い勝ち切り、
第1代表を勝ち取ることができました。

 

この瞬間は
本当に嬉しかったです。

 

この試合を勝ち切ったことは
代表権を獲得したこと以上に
大きな価値があったと思います。

 

日本一に向け、
都市対抗野球大会 開幕!

予選後、北海道大会を経て
都市対抗野球大会が始まりました。

補強選手として
トヨタ自動車エース佐竹投手
トヨタ自動車4番の田中幸長選手
三菱自動車岡崎の宇田川投手を迎え
本大会に向かいました。

 

1回戦から
都市対抗優勝7回の強豪、東芝でした。

 

2点先行されますが、
後半に一気に逆転し
初戦を突破しました。

 

2回戦、関西第1代表の三菱重工神戸にも勝利し
準々決勝は東京ガスとの試合でした。

 

準々決勝は結果的に
7-1で勝つことができましたが
この大会で1番苦しい試合になりました。

 

初回に先制され1対0のまま終盤までいきます。

7回にツーアウト2塁のチャンスが来ます。

 

このチャンスで
谷選手がタイムリーを放ち同点。

 

次の回に補強の田中選手が逆転のタイムリーを放ち
その後打線が繋がり一気に大量点が入ります。

 

新人と補強選手のここ1番での活躍。

 

全てがうまく噛み合っていきました。

 

準決勝は2連覇中のJX−ENEOSでした。

 

勢いをそのままに
序盤から大量得点を奪い
勝つことができました。

 

そして決勝戦
相手は富士重工(SUBARU)でした。

 

この大会は
第85回の記念大会で
決勝戦は天覧試合でした。

 

都市対抗野球大会に
天皇皇后両陛下が観戦に
お見えになられたことはありましたが
決勝戦が天覧試合になることは
都市対抗野球大会史上初でした。

 

観客席も3階席まで埋まりました。

 

この名誉ある大舞台で
試合ができたことは
一生忘れることはないでしょう。

 

試合は序盤に得点を奪い
エース佐伯投手が3安打無失点で抑え
2−0で勝ち優勝することができました。

日本一は最高の気分でした。

 

私自身25年野球をやってきた中で
試合に勝って涙を流したのは
後にも先にもこの試合だけでした。

 

選手全員が涙を流し喜びました。

 

苦しかった時期もありましたが
勝つことの喜びは
全てを最高の思い出に変えてくれます。

 

チームのことを一生懸命にまとめた
麻生選手、生島選手。

それをうまくサポートした先輩方。

新人と補強選手、全てが合わさっての日本一。

本当に心が震えました。

 

まるで夢の世界にいるようで
時間が止まっているような
そんな感覚でした。

 

今でもあの瞬間、
なんとも言葉にできない感覚は
鮮明に覚えています。

 

勝ちに向かう。

社会人野球は勝つことで評価されるて世界です。

 

負けても一生懸命やればいい。

やる前からそのような言葉を言う方もいます。

 

勝負の現場でよくその言葉を聞きますが
負けて得るものはなんでしょうか?

学生時代は
負けても次の年があるので
ただ野球を楽しくやれれば良い
と言う方もいると思います。

 

結果が出なくても
クビになることはありません。

 

しかし私たち社会人野球選手は
負けて得るものなどありません。

 

負けるチームを会社は
いつまでも存続させてくれませんし、
毎年何人かは戦力外を受けます。

 

負けることは全てを失う事です。

 

少し大袈裟だと思うかもしれませんが

プレーをしたくても、もう第一線で
プレーできない辛さは言葉では表現できません。

 

私自身2018年を持って
現役を引退しましたが、
私自身今までやってきた練習に
やり残したこと後悔はありません。

 

しかし

もう心からガッツポーズを
することはないのかと思うと
寂しい気持ちにはなりますが

今はサポートしている選手たちに
心からガッツボーズをしてもらえるような
サポートをしていきます。

今年もまた熱いシーズンが始まります。

 

高校野球、大学野球も良いですが
是非、都市対抗野球をご覧ください!

 

東京ドームが揺れるほどの大声援!

一発勝負での大の大人たちの全力プレー!

必ず勉強になると思います!

 

 

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