こんにちは。
BASEBALL ONEです。
今回は、BASEBALL ONEで行なっている
動作解析に加え、
ラプソードを活用した
「ラプソード解析」をどう行なっているか
についてお伝えしていきます。
先日、ラプソード解析を行った選手の
データをもとにお話しさせていただきたいと思います。
ラプソード解析の流れ
ウォーミングアップ後、
ラプソードでのデータ測定
フォーム動画を撮影しての動作解析を
並行して行っていきます。
その後、それぞれの結果をもとに
アナライザーが導き出した改善点、修正点に
アプローチしていくための
練習方法、トレーニングメニューを
ワンポイントレッスンで行っていきます。
ラプソードで測定したデータ
ストレート max 93.1km/h
ave 91.2km/h
回転数 max1494rpm
ave 1443rpm
回転効率 ave 96%
傾向として、
リリースは４度上向き、
-4度左に手首が曲がりやすい。
ジャイロ成分がほとんどないので
ストレートの変化量は大きい。
映像からのフォームの動き
1.前足が着地して回旋し始めた時に、
軸足は地面から離れている
2.リリースは後ろ側
3.リリースの瞬間まで重心がのこっている。
4.胸郭は動きが狭い
解析結果
ホライゾンタルアングルが-4度という事は、
真っスラ傾向のボールになりやすくなります。
シュート成分が抑えられるため、
その分、ホップ成分に影響して高くなります。
外にボールが抜けている時は
ホライゾンタルアングルは-2度になり、
逆にインコースに引っ掻いている時は-4度
そして、
-3度の時は真ん中になっています。
この事から、腕の振りは
ホライゾンタルアングルの向きと
同じ方向に振っている動きになります。
ホライゾンタルアングルが内に入っていても
腕の振りの方向が同じなので
回転効率が高くなりますが、
力の方向や、コントロールも
腕の振りに左右されている状態です。
この傾向から判るように、
いわゆる
上半身で投げているフォームとなります。
ではなぜ、
上半身で投げているフォームに
なってしまうかというと
前足をついた時に軸足が抜けてしまっているため
下半身の力が連動しない動きになってしまいます。
軸足が抜けてしまう要因として、
前足が着地する時に
斜め上に力の方向が向いているためです。
力の向きが斜め上に向いてしまっているため
骨盤の回旋も同じ方向に動いてしまい
踏ん張れなくなってしまいます。
一見していくと
前足に体重移動できているように見えるが、
軸足が再度リリース後に地面に触れて
残っていた重心を
残らないように支える動作が入っているため
結果的に前足に乗れているだけで、
動作の中ではできていない状態となります。
リリースの形も、
手首はかなり立って投げているが、
ボールに力が伝えられていないので
そのゾーンの高さに行っています。
胸郭の柔軟性がなく
トップの形からそのまま一緒に動いているので
ホライゾンタルアングルが
-4度に向きやすい動きが起きています。
今後の改善ポイントとしては、
・体重移動
・力の方向の修正（軸足、体重移動）
・胸郭の柔軟性を高める
・下半身からの連動性
・リリースの位置
になります。
そのための改善の練習メニュー、
トレーニングメニューを
解析後、行っていきます。
こういった流れで「ラプソード解析」を
行っていきます。
映像だけでは分からない点をラプソードからチェックし
数値だけでは分からない実際の動作を動作解析で確認していき
より分かりやすく、どこをレベルアップしたいか
どこを改善していくべきかということを
明確にしてサポートを実施していきます。
また、レッスン終了後には
後日、専用レポートもお渡しさせていただきます。
ご自宅に戻ってからも測定結果を確認し
目標設定等にお役立ていただけます！
「ラプソード解析」は
名古屋、豊川、碧南、岡崎の
4施設で実施可能となっています。
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