バッティング 伸び上がりを抑えるための練習方法とは？

こんにちは！
BASEBALL ONEです。

 

今回紹介する選手は、
インパクトの際に
軸足から前足に体重移動がうまくできず、
右腰が伸びあがった状態になり
インパクトに力を伝えることが
出来ませんでした。

 

彼が抱えていた悩みの中には、
・よく詰まってしまう
・上下こすった打球が多い
・捉えた打球でも思ったより飛んでいない
というようなことがありました。

 

動作解析で
スイングを確認したところ
前足が着いた時の
バットの位置であるトップが浅く
軸足の股関節に体重が
乗り切ってないことがわかります。

 

体重移動が軸足に
乗り切っていない状態で開始されるため、
インパクトの際に
強く打とうとする意識で
右腰が浮いてしまい
伸び上がるような
スイングになっていました。

 

そこでインパクトに
力がつたわるように
「トップの位置」
「軸足の体重の乗せ方」を
テーマに挙げて改善に取り組むことにしました。

 

トップの時の軸足の股関節に体重を乗せる

まず取り組んだ練習は
軸足の股関節に体重を乗せることです。

 

そして、トップの形です。

 

トップを作った際には、
軸足の股関節に体重を乗せることが
重要になります。

 

軸足の股関節に
体重を乗せることが出来ないと
ステップした時に
腰がピッチャー方向に流れてしまい
伸びあがったり、突っ込んだりしてしまい
力強くインパクトできなくなります。

 

トップの姿勢がよくなると
下半身と上半身の割れが出来、
ボールを待つ状態が作れ、
インパクトに向けて
力を伝えやすくなります。

 

彼が取り組んだ練習の一例を
ご紹介します！

 

●軸足に体重を乗せていく練習方法

軸足に体重を乗せる練習では、
軸足でまっすぐ立った状態から
体がブレないように
ゆっくりステップしていきます。

 

インパクト直前の右腰の位置

2つ目に取り組んだ内容は、
トップからインパクトに向かう
体重移動を行う際の
インパクト直前の右腰の
伸び上がりを抑える練習に
取り組みました。

 

彼は、
スイングしていく時に、
右腰が上の方に
伸びあがっていました。

 

インパクト直前で
前側の腰が伸びあがってしまうと
軸足から前足へと
体重移動がうまくできません。

 

体重移動は軸足の股関節から
前足の股関節に乗ることが出来ると
体重移動がうまくでき
伸びあがりを抑えることが出来ます。

 

彼が取り組んだ練習は
こちらになります。

 

●インパクト直前の伸びあがりを抑える練習方法

インパクト直前の
伸びあがりを抑える
練習方法としましては、
ステップ幅に足を開いた状態（ノーステップ）で
軸足の股関節に体重を乗せた状態で
体重移動していき前足の股関節に
しっかりと体重移動させ腰を回さずに
打っていきます。

 

この練習で、伸びあがりを抑え
腰の開きも抑えることができ、
インパクトに力を伝えることが
出来ます。

 

インパクト時の軸足の膝位置

最後に取り組んだ内容は、
インパクトの際の
軸足の膝の動きです。

 

インパクトの際に
力を強く伝えるためには
重要となります。

 

彼は、
1つ目、2つ目にお話ししたように
軸足に体重が乗り切らず
ピッチャー方向に上体が流れてしまい
上体でスイングしてしまっているため
下半身の力をインパクトに伝えることが
出来ませんでした。

 

この軸足にためた力を
インパクトに伝えることが出来ると
打球が強くなり、飛距離も伸びてきます。

 

彼が取り組んだ練習はこちらになります。

 

●インパクトの際の軸足の動き方の練習方法

この練習で軸足にためた力を
前足の股関節にしっかりと
体重移動できインパクトに力を
伝える練習になります。

 

軸足の股関節に体重が乗った状態で
ボールを待ち、
軸足を前足の内側にくっつけるように
動かしていきます。

 

この練習を行うことで
軸足の動きを覚え
力を伝える意識が身に付きます。

 

軸足の体重の乗せ方と
インパクトに向かう力の伝え方に
取り組んだ彼は
「ミスショットが少なくなり
芯にあたることが多くなった」
「強い打球が行くようになった」
と変化に気づくことが出来ました。

 

彼はさらなるレベルアップのために
現在も新たな課題に取り組んでいます。