コントロールが安定しない原因は体重移動に原因があった改善事例

「ピッチャーとして戦っていきたい」
そういった強い思いを持った選手が
BASEBALL ONEにお越しいただきました。

「ただ、コントロールが…」
と、自信を持てず
悩みを抱えている
一面もありました。

「これから何が必要なのかを見ていくぞ」
そう言いながら
キャッチボールから始め
いざ、動作解析へ臨みました。

映像を見て
頭で描く動きと
実際の動きに違いがあり、
彼は驚いた表情をしていました。

「思っている動きではない…」

そう言って
実際のフォームの映像を見た
感想を口にしていました。

動作解析を通して
彼のコントロールが安定しない原因は
「軸足」にあることがわかりました。

リリースを迎える前から
軸足が地面から離れてしまい
後ろに体重が残ってしまっていました。

結果的に
リリースポイントが安定せず
コントロールにバラついてしまいます。

さらに、軸足が地面から離れ
後ろに体重が残ってしまうことで
前足にも影響が出ていました。

今回は彼のコントロールが
安定しない原因である
「軸足に体重が残ってしまう」
ことを改善していく方法を
ご紹介していきます。

まずは、体の動かし方を
覚えることから
始めていきました。

体重移動の際に
軸足のつま先が浮き始めるため
上下の動きを抑えて
腰の高さを保たせたまま
体重移動を行なっていく
動きの獲得に
取り組んでいきました。

先ほどの練習から
投球動作に近づけた練習方法になります。

前足に体重を乗せていった際に
股関節で手を挟んでいけるように
体重移動を行なっていきます

この練習では実際に
ボールを投げていきます。

フィニッシュまで
軸足のつま先を地面につけ
しっかりと前足へ
体重移動が行える動きを
獲得していきました。

このように
体重移動の仕方を重点に置いて
練習方法を行なっていきました。

上半身に頼った投球フォームから
下半身を使った投球フォームへと
改善していきました。

肩や肘に負担の掛かっていましたが
お尻に負荷が掛かるようになり
今までにない下半身の張りを
感じていました。

「下半身を使って投げろ！」
とは聞くものの

これまでは全く
下半身の張りを
感じることがなく
投げ続けていました。

フォームが改善してきて
ここまで下半身を
意識したことがないと
辛かったにも関わらず
笑顔で話してくれました。

下半身を使った
投球フォームを身につけたことで
コントロールアップだけでなく
球速アップへとつながりました！

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