肩肘のケガは
避けて通りたい道ですよね。
今回ご紹介する選手は
肘が下がりボールが抜けてしまう
という悩みを抱えていました。
また肘が痛くなることがあり
一から投球フォームを見直したいと
話していました。
まずは解析を行い
トップの位置で
肘が下がってしまうことを
認識してもらいました。
肘が下がることで
リリース時に肘が抜けてしまい
ボールを押し出すように投げていました。
ボールを押し出すことで
肘への負担も大きくなり
肘の痛みにも繋がっていました。
まずはトップ時の肘の位置を
覚えることから改善していきました。
肘が上がってくる使い方を覚える練習方法
肘の位置を覚えるために
両肩のラインに合わせて
肘を上げてくるようにしました。
選手によって
それぞれ肘の位置は違いますが
基準を作ることが大切になります。
肘を上げた位置で一度止め、
トップを作ってから投げることにより
肘の位置が理解できるようになります。
この練習をした後に
投球動作に繋がるように
止まらないように
投球を行うようにします。
この練習を行うことにより
肘の位置が安定しました。
肩の開きを抑える練習方法
彼は肘の位置が低いため
開きを早くすることで
リリースの位置を
合わせるようにしていました。
そして
肘がキャッチャー方向に出てしまい
肘が抜けてしまっていたので
肩の開きを抑え、
肘が出ないように
改善していきました。
この練習方法では
グローブを持っている手を
軸足の腰に置き
横を向いた状態で
踏み込み足を
キャッチャー方向へ出し
肘の位置を確認してから
投球をします。
この時に腰を持っていることで
肩の開きを抑えることができます。
また、グローブを強く引いてしまい
肩の開きが早くなる選手も
グローブを引かないようにすることが
できるようになります。
軸足の押し込みを覚える練習方法
上半身の動きを改善できたので
次に下半身の動きを改善していきます。
軸足の押し込みが弱く
軸足の膝が早く回転してしまうことで
下半身の開きに繋がっていました。
この練習方法は
ボールを持った後に
2回ステップをし
真横に動く動きを覚えます。
この体重移動をしていく時に
並進運動を行うことが
できるようになります。
回転動作が早くならないために
大切な動きになるので
必ず行うようにしましょう。
並進運動の際に
軸足の使い方を覚えることで
球速アップにもつながります。
このような改善方法を
行なったことで
低めに強いボールが
投げられるようになり
試合でも安定した
投球ができるようになりました。
肘の痛みも徐々に改善され
ケガの予防にもつながりました。
ケガをしてしまえば
そこでレベルアップが止まってしまいます。
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