こんにちは
BASEBALL ONE
ベースボールアナライザー
西村昌太朗です。
プロ野球の統一球問題。
一旦は終息した感じですが
プロ野球選手にとっては本当に
死活問題でした。
レフトフライになっていたボールが
ホームランになれば
その投手の勝利数や防御率に
影響が出るわけですから。
そしてそれが年俸に反映されるので
一説によるとある選手はこの年
「数千万の年俸を逃した」と
耳にした事があります。
そんなプロ野球の統一球問題で
僕たちが度々耳にしたあの言葉。
あなたは覚えていますか?
そう!
「反発係数」
この問題が発覚したときの
反発係数は0.426
NPB(日本野球機構)が
定めている0.4034〜0.4234という基準を
上回っていたんです。
このせいで従来のボールよりも
2〜3mほど飛距離が伸びていたそうです。
「なにやってんだよ!」
「選手がかわいそうだ!」
「何でもっと早く調べないんだよ!」と
あなたもあの時、怒り心頭だったと思いますが
今日はこの
反発係数について
お話していこうと思います。
反発係数の計算方法
反発係数は
時速100kmのボールが鉄板にあたり
50kmのスピードで跳ね返ってきたら
反発係数が「0.5」になります。
この反発係数測定器は
日本車輌検査協会にあるんだそうです。
この数字や文章をみても
「あーあれぐらいかー」とはならないと
思いますが 笑
たった1つのボールかもしれませんが
これだけの詳細な数字を設定されて
我々、野球選手というのはプレーをしているわけです。
先ほどこの問題のせいで
飛距離が2〜3m伸びたとお話しましたが
0.003の数字が変わると
100mの飛距離にして60cmから70cmの
飛距離の変化が出るんだそうです。
野球というスポーツは
1瞬で勝敗が決まる!
1球で流れが変わる!
0.1秒縮める為に練習するんだ!
と、とても細かな内容を求められます。
こうして考えるといかにこの
60cmから70cmの変化が我々選手に
大きな影響を与えているかが分かります。
ボール変えなくていいの?
ここからは選手に対しての
問題提起です。
プロ野球の試合を見ていると
何度も何度もピッチャーが
ボールの変更を要求します。
あれがなぜだか分かりますか?
あの光景はヒットを打たれたりすると
よく映し出されたりするので
「ボールのせいにするな!」なんて
おっしゃる方もいますがそうではないんです。
人工芝や土のグランドでプレーを
しているわけですから
ボールが変形したり、傷がついてしまうんです。
なので!より状態の良いボールに
交換を要求しているわけですね。
先ほどの統一球問題の話にもありましたが
0.003というよく分からない程の反発係数が
変化するだけで60cmから70cmの飛距離が
変わるわけです。
打たれたときもそうですが
指先のちょっとした変化で
ボールが一個分いや!数cm数mm
バッターの打ちやすいコースにいってしまえば
それがヒットやホームランになっていくわけです。
シニア、ボーイズ、高校野球の
投手をみていると
そういった、投手のボール交換の要求率
ボールを確認している様子が
見受けられない選手を数多く目にします。
もっと気にしなければ
いけないのではないでしょうか?
もし!今からあなたのチームの監督が
「よし!スピードガンで球速はかるぞ!」
と言い出し、そこに箱一杯に積まれたボールが
あったらきっと
「良いボール」を探し始めますよね^_^
この時と同じぐらい、それ以上に
試合中のボールの状態というのは
投手が誰よりも気にしなくてはいけません。
たかがボールという人も言いますが
1球を大事にしてこその野球人です。
PS
僕が高校時代
ボール交換を審判さんに要求したら
そのボールを審判さんは
ボールボーイに投げず自分のポケットへ。
その審判さんは4球その時持っていましたが
交換するたびに
見た事があるボールが僕の元へ・・・笑
「ボールが変わってません!」と言ったら
「さっさと投げろ!」と怒られました 笑
どっちが悪いんでしょうか^_^?
BASEBALL ONE
西村昌太朗
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