立浪さんが教えてくれた野球選手が一番つらい事

こんにちは
BASEBALL ONE

ベースボールアナライザー
西村昌太朗です。

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いよいよ2015年もあと少し。
この時期になると様々なイベントが
開催され普段は見れない
プロ野球選手の姿や特集などが
組まれ我々、

野球好きにはシーズン中とは
違った楽しみな時期でもあります。

先日
中日ドラゴンズ・浅尾選手と
ドラゴンズOB・立浪さんの
チャリティートークショーに
ご招待いただきました。

しかも！招待席という素晴らしい席でした。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。

以前、僕が配信させていただく
ビービーワン！通信でも
お話させていただきましたが

いわゆる”良い選手”
”一流の選手”というのは
レベルアップに割く時間と同様に
自分のケアに割く時間も
同じように大事に大事にしています。

このトークショーの中で
浅尾選手がMVPを獲得し
79試合に登板したシーズンで
「アイシングぐらいしかしていなかった」と
お話されていました。

しかし、度重なる怪我もあり
今ではその頃の3倍以上の時間を
体のケアに使っていると
お話してくださいました。

野球選手は長い人生でみると
現役生活というのは本当に
あっという間だと思います。

であれば1年でも永くプレーをしたい！
当たり前の話ですが
「続ける」からこそ偉大な記録も生まれ
ファンの心にその選手の記憶が刻み込まれます。

| 今できているから大丈夫？

このトークショーの中で
立浪さんが

「若い時期に大きな怪我を
　した事で永く続けられた」

と、お話して下さいました。

そして

野球選手が一番辛い事は

球速が出ない
ホームランが打てない
ストライクが入らない
ヒットが打てない

などというそんなことではなく

と、お話していました。

体調管理、体のケアというのは
野球選手のもう1つの責任でもあります。
手洗いうがいをしても
風邪を引いてしまう事があるように

ストレッチや体のケアを
しても怪我をしてしまう事もあります。

だからといって
そもそも、体に負担のかかる
野球というスポーツを
毎日プレーしている我々にとって
そんなくだらない屁理屈はとても危険です。

立浪さんが
今回お話してくださったこの
永く現役を続ける秘訣というのは

内野手だとか
中距離打者だからだとか
左打ちだからとか

自分とは当てはまらないと
目を背けるのではなく
絶対に！常に！頭に入れて
おかなければなりません。

| 全てが終わった後だから・・・

先ほどからお伝えしている内容。

○ 体調管理
○ 予防・ケア

というのは基本的にその大半が
試合や練習が全て終わってから行う
取組みとなります。

例えば、よく言われるのが

「お風呂上がりのストレッチ」

あ〜さっぱりした〜
気持ちよかった〜♪

と気持ちが一旦リセットされた後に
「よし！体のケアの為に！」と
ストレッチなどを行うというのは

意外と簡単なようで続かない。

また、練習が終わった後に
すぐに遊びに出かけたり
してしまってはいけませんね。

半年ほど前、少年野球の
試合を観戦していたら
試合終了と同時にあるお母さんが
「今から家族で食事なの。
予約してあるから」と
試合後、何もせずに子どもを連れて
帰宅してしまった光景を見ました。
(監督さんはあきれ顔でした・・・)

この選手。実は試合中に
デッドボールを2回くらいました。

このお母さん。
「大丈夫？ベンチにいってもいいかな」
「誰か氷もってないの？」
と、大慌てしていましたが

そんなにこの選手の体の事を
心配するのであれば
野球選手として大事な事を
覚えなければいけないのに
後々の大きな怪我を防ぐ為の時間を
その選手から奪ってしまったのです。

おそらく、この日
だけではないでしょうね。。。

野球選手というのは
練習や試合が終われば
その日が終わりではありません。

○ 体調管理
○ 予防・ケア

この取組みを終えてこそ
野球選手の取組みや責任の
最低限の範囲はその日を終えるのです。

| 立浪さんがかけた言葉

僕たちのように
年齢を重ねればこうした事の
大切さが身に染みて分かります。

なぜなら、もう
プロ野球選手を目指せないし
野球選手としてプレーできないから。

浅尾選手は今、
度重なる怪我と戦い
毎年のように減俸されています。

本当に辛いと思います。
なぜなら、野球が思うように
できていない、結果もだせていないから。

しかし、このトークショーの中で
立浪さんが

「野球をやめたら
今のこの状況が本当にたいした
問題では無かったな！と
いつか分かる時が来るよ」と

浅尾選手に声をかけていました。

確かに！浅尾選手は今思うような
結果を出せていないのかもしれませんが

野球をする人間なら誰もが憧れる
入りたくても入れない世界。

プロ野球という素晴らしい世界にいる。
ということだけでも
立浪さんに
とってもそうだと思いますし
我々にとってもとても幸せな環境です。

結果を出せていない
苦しい時期だと思いますが

しかし、誰よりもファンサービスを
大事にする浅尾選手だからこそ
プロ野球という最高の舞台に
身を置いているという事をもっと感じて

これからもたくさんのファンに
夢と希望と感動を与え続けて欲しいと思います。

P.S

過去に何人かのプロ野球選手と
ナイター終了後に食事に
行かせていただいた事があるのですが

試合終了後すぐに合流する選手と
「トレーニングしてから行きます」
「ケアしてから行きます」という選手がいます。

プロでもなかなかできない事
なのかもしれませんが本当に大事な事です！

このブログの執筆者

BASEBALL ONE 代表・ベースボールアナライザー
　西村昌太朗
(ニシムラショウタロウ)

2012年 野球専門・動作解析サポート
BASEBALL ONE設立。
現在までにプロ野球選手をはじめ、
全国の社会人選手から少年野球選手、
女子ソフト選手など数多くの選手をサポート。
またチーム単位でのサポートも実施中。
年に数回行われる限定キャンプや
セミナーには県内だけでなく全国の選手や
その保護者が参加するほどの人気。
また自信が配信するビービーワン！通信は
県内最大級の配信数を誇るメールマガジンへと成長し、
購読者は指導者から選手までと
幅広い層に好評を得ている。
2014年のアクセス数が63万アクセスを記録し
野球情報専門のブログとしては急激に
購読者が増えている。

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