小学生打者の打撃フォーム改善事例

こんにちは

BASEBALL ONE

ベースボールアナライザー

西村昌太朗です。

今日は
ある小学生の打者の
打撃フォーム改善事例をご紹介します。

この選手は毎週欠かさず
BASEBALL ONEで
トレーニングをしています。

毎週、守備と打撃をメインに
レベルアップに励み
素晴らしいレベルアップを
見せてくれています。

そんな彼とのトレーニングで
打撃フォームの中の
「ワレ」についてスポットを当てました。

この画像をご覧いただいても分かるように
彼のワレには両足に問題がありました。

僕は
「左足と右足どちらを治したい？
どちらかが治れば大丈夫だから」と
伝えました。

すると彼は
「左足を治したい」と
コメントしてくれたので
左足を治して、自然に右足も治る
打撃フォームの改造に着手しました。

ワレ

この打撃フォームのワレという
フェーズは・・・

強いスイング
タイミング動作

を獲得する上でとても重要な内容です。
正直、大人でも獲得するには難しいと
言われるワレですが。

彼とは、あるバットを使った
エクササイズを取り入れただけです。
(時間にしておよそ5分ほど)

すると彼の打撃フォームは
大きく進化しました。

こうした打撃フォームの比較を
行う際に多くの方が
素振りを行うのですが
ボールを打っているときのフォームこそ
ありのままの自分が現れます。

なので
この小学生の選手にも
ごまかしがきかないように実際に
ティバッティングでボールを打ってもらい
このエクササイズがどれだけ
効果があるのかを体験してもらいました。

改善事例比較画像

それでは
実際にどのように彼の打撃フォームが
変化したのかをあなたにもシェアします。

まずはこちらの比較画像をご覧下さい。

右側が改善後の打撃フォームです。
もう一度お伝えしておきますが
彼が行ったエクササイズは左足の動きを
メインに行っています。
ですが、この画像でも分かるように右足も
改善されています。

左足の着地後
右足のためたパワーを左足へ
送り込むため、このフェーズでは
右足左足 5:5の割合になります。

よくバッティングは太ももの内側に
力が入らないとダメだとあなたも耳にしたことが
あるとおもいますが、右側のフォームは
その理想的な内側への
力の入り方ができています。

こちら▼の画像もご覧下さい。
左側のフォームはこの段階で右肩が
投手方向へ出てきてしまっていますが・・・

右側の画像はその右肩が出てきていませんよね？
つまり！開きが抑えられているんです。
先ほど、お伝えしたこのワレができることで
得られるメリットの強いスイングをする為には
この開きにくいフォームが必要になります。

そして
こちらがフォロースルーです。
スイングスピードもアップしており
本人も
「振りやすいし、力が出しやすい」と
コメントしてくれたように
スイングの力が大きくなればこのように
大きなフォロースルーが自然に現れてきます。

プロ野球選手のような
フォローです。あなたもこのような
フォローを絶対に獲得したいと思うはずです。

ちょっと補足ですが
多くの指導者の方はこれを
アッパースイングといったり
肩が下がっていると言いますが

このフォームでうたずしてどうやって
外野迄飛ばすのか？あなたならお分かりだと思います。

小学生だからできない

↑これは嘘です。
こうして小学生である彼はこうして
大人でも難しいワレを獲得し
大きなフォロースルーを形成しています。

ただ１つだけ今回のエクササイズで
個人差があるとするなら
今回ご紹介させていただいた彼が
たった5分でできてしまったこと。

これが10分かかる選手もいれば
20分かかる選手もいます。

しかし、このフォームを身につけられる
効果は全員に！十分にありますので
BASEBALL ONEメンバーの皆さんには
どんどんこのエクササイズをシェアしていきます。

体が小さい
力がない

こんなのただのいいわけです。
体が小さくても
力がなくてもフォーム作りはできるんです。
それができてから、もしくは
同時進行でパワーアップをして反復練習で
体に落とし込んでいくのです。

このブログの執筆者

BASEBALL ONE 代表・ベースボールアナライザー
　西村昌太朗
(ニシムラショウタロウ)

2012年 野球専門・動作解析サポート
BASEBALL ONE設立。
現在までにプロ野球選手をはじめ、
全国の社会人選手から少年野球選手、
女子ソフト選手など数多くの選手をサポート。
またチーム単位でのサポートも実施中。
年に数回行われる限定キャンプや
セミナーには県内だけでなく全国の選手や
その保護者が参加するほどの人気。
また自信が配信するビービーワン！通信は
県内最大級の配信数を誇るメールマガジンへと成長し、
購読者は指導者から選手までと
幅広い層に好評を得ている。
2014年のアクセス数が63万アクセスを記録し
野球情報専門のブログとしては急激に
購読者が増えている。