野球選手の行うウォーミングアップの意味とは？

こんにちは！

ベースボールワン

トレーナー

阿部将大です。

 

今日はウォーミングアップについて

紹介していきます。

 

あなたのチームでもウォーミングアップは

必ず行われていると思います。

その内容としては…

・ランニング
・体操
・ストレッチ
・ダッシュ

などなど

形は違えど練習や試合前には

しっかりとウォーミングアップが

行われていると思います。

しかしあなたは

ウォーミングアップの種目一つ一つを理解していますか？

・これはどの動きにつながるのか？

・なぜこの種目を取り入れているのか？

ウォーミングアップはただやっているだけでは

何の意味もないのです。

 

先日あるチームをサポートしていて

初めてウォーミングアップを見させていただいたのですが

ウォーミングアップを行っている選手自身に

あまり意図を感じ取ることができませんでした。

 

まさに

「動きを行っているだけ」

の状態でした。

 

やはりこれでは全く意味がありません。

 

 

 

ウォーミングアップの目的と効果とは

 

ウォーミングアップはどんな目的であり

ウォーミングアップを行うことでどうなっていくのか

ということを理解する必要があります。

 

第一の目的として

＜パフォーマンスの向上＞

というものがあります。

ウォーミングアップを行った後には

もうすぐにでも試合ができるというレベルまでに

なっていなければなりません。

ウォーミングアップをすることで

パフォーマンスを発揮できる水準を上げていき

自分の持っている最大限のパフォーマンスを

発揮できるようにしていく必要があるのです。

これは試合の時だけではなく

練習の際からこのように意識して

取り組んでいく必要があるのです。

 

次に大切なこととして

＜ケガの予防＞

野球選手にとってケガというものは

絶対に起こしたくないものです。

ウォーミングアップが足らなくて

いきなり体を動かそうとしたために

ケガをしてしまったりすることはよくあります。

特に疲労が溜まってきている時には

体の動きも悪くなっていくので

いつも以上に意識してウォーミングアップに

取り組んでいかなければならないのです。

 

 

またウォーミングアップの効果としては

・スムーズな筋力の発揮

・柔軟性を高め、可動域を広げる

・エネルギー効率が高まる

・神経系の機能向上

などの効果があります。

意識の持ち方でこれらの効果も

さらに高い効果をもたらしたり

逆に半減させてしまうこともあります。

 

 

ウォーミングアップもトレーニングの一つ？

 

ウォーミングアップは準備体操や

試合で良いパフォーマンスを発揮する為の

ものでもありますが

意識を変えていくことで

＜トレーニング＞にもなっていきます。

ウォーミングアップはだいたい20分〜30分ぐらい

で行われるところが多いと思います。

 

最低でも15分以上時間をかけて行う必要があるのですが

ウォーミングアップの一つ一つの種目を全力で行うことを

想像してみてください。

声も大きな声を出し…

体の動きは常に大きく…

ダッシュも全力で…

こう考えただけでもきつそうなのは

容易に想像できると思います。

ウォーミングアップの時間に

それだけ取り組むことができれば

トレーニングにもなっていき

自分のレベルアップにもつながっていくのです。

 

どのような意識でどのように取り組むかで

ウォーミングアップという時間を

さまざまな意味のある時間へと

変えていくことができるのです！

 

まずは選手自身が意識を持っていくことも

大切なことではあります。

 

選手が意識を持って行うためには

ウォーミングアップにおける目的や

意識を指導者が選手に指導できなければ

選手自身が意識して行うことも

難しいことです。

 

それぞれのウォーミングアップにおける

メニューの意味を説明できますか？

選手が意識して行えるような

指導を行えていますでしょうか？

 

またメニューに取り組む中でも

流れがうまくできていれば

より選手も動きを意識しやすくなったり

体も動かしやすくなっていくのです。

 

選手が「ただやるだけ」

のウォーミングアップにしないための

ウォーミングアップを考えて行きませんか？

 

ウォーミングアップは練習試合があれば

毎回行っていくものです。

日々の積み重ねがとても大切になっていきます。

 

目的と効果、なぜ必要なのか

一つ一つの意味を考え

ウォーミングアップにも取り組んでいくことができれば

選手のパフォーマンスアップ

ケガの予防

にも繋がっていくのです。

 

あなたのチームのウォーミングアップにおいての

意識を変えてさらなる強いチームを目指して行きませんか？