宇部商業硬式野球部時代高校３年生の思い出

こんにちは。
ベースボールワン

好永貴雄です。

今回は、僕が
高校３年生の思い出について
お話させてもらいたいと思います。
高校３年の思い出は、

いろいろな大会に出場でき、
いろいろな人と関わることができたので
自分の中の野球が大きく変わる１年でした。
選抜高校野球に出場し、

全国で１勝する大変さと
勝った時の喜びを知る大会になりました。

特に二回戦で、この大会で優勝した
愛工大名電と試合して、
０対２で敗れたのですが

その経験が自分だけじゃなく、
チーム全体にいい影響を与えてくれました。

勝つために必要なことは
なんなのかを話し合いました。

練習に取り組む姿勢も
大きく変わっていきました。

バッティングでは、速い球を想定し
バッティングピッチャーとの
距離を近くしたり、フライを打つと
選手から「ゴロを打て！」などと
声がでるようになり、ただ声を
出しているのとは違い、
意味のある声がグラウンドで
響くようになりました。

チーム全体の意識が高くなっていました。
そこで自分もエースとして
さらにレベルアップしないと
いけないと思い、
今まで以上に走り込み、
ピッチングもフリーバッティングで
投げることを多く取り入れました。

なぜかというと、
より試合に近い形での投球練習を
したかったので、どこに投げたら
強い打球を打たれるか、
どこらへんまでバットが届くのか
などを考えながら投げていました。

投げるスタミナもつけるために、
ほぼ毎日投げていました。

このようなことを意識しながら、
練習をしていきとうとう
夏の予選が始まろうとしていました。
予選の２週間前に３年生だけがコーチに
呼ばれたのです。

みんなは軽い気持ちで
その場に行ったのですが、
軽い考えは一瞬で吹き飛んでいきました。

それは、、、

「俺は一カ月後に手術を
しないといけなくなった。
お前たちが甲子園にいっても
グラウンドで一緒に
戦うことはできない。
でも、甲子園ベスト８に入れば、
国体がある。国体では、
一緒のユニフォームを着て
一緒に野球をしよう。
だから、俺は手術をがんばって
国体までには元気になるから、
お前たちは絶対ベスト８に入ってくれ！！」

泣いている選手もいました。
戸惑いもありましたが、
さらにチームが一つに
なれたのは間違いありません。

甲子園出場というチームの目標が
甲子園ベスト８に変わる瞬間でした。

自分は投手として、
コーチからずっと
言われてきた事があります。
投手は我慢だと。

味方がミスしても、
ストライクだと思ったのに
ボールと言われても、
絶対に態度に出すなと。

ミスでピンチになっても
笑って味方を信じて
投げ続けたらいいこと
あるからと言われていました。

常にそのことを頭の片隅に
おいてマウンドに上がり続けました。

その結果、夏の甲子園では
ベスト４に入ることができ、
高校日本代表にも
選ばれることができました。

コーチとの約束も達成することができ、
充実した高校生活を送ることができました。

家族の支え、監督、コーチ、
部長、学校の協力がなければ
このような結果には
ならなかったと思います。

僕自身も感謝の気持ちを忘れずに
これからの選手のサポート
を頑張っていきたいと思います。