【必読】声は出すな！声を○○ろ！

BASEBALL ONE

ベースボールアナライザー

西村昌太朗です。

あなたも一度は言われた事が

あるのではないでしょうか？

「声を出せ！」

僕も現役時代は

耳にタコが1000個はできるぐらい言われ続けてきました。

当時思っていたことは

「なんで声なんか出さなきゃいけないんだ！」

「別に声を出した所で球は早くならない！」

「プロだってそんなに出してないじゃん！」

僕は偏屈でしたので「声を出せ！」と

言われてその日一日一切出さずに反抗した事もあります！

（この後どのような処罰を受けたかはあなたのご想像通りです）

これに見かねた当時の監督が

「よし！今日の練習は一切声を出すな！」と

僕たち選手へ指示を出しました。

”ノーボイス練習”です。

アップ、ノック、バッティング何もかも

一切声を出してはいけないというのです。

声を出した選手はペナルティとしてグランド一周！

僕はこの発表の時

「ヨッシャー！」と心の中で叫びました。

声を出さなくたって野球はできるし

練習に集中できる！と喜びながら僕は練習をスタートしました。

声を出してはいけない

ノーボイス練習がスタートし

まずはアップが始まりました。

グランド内は

「・・・・・」

足音しか聞こえません。

次はキャッチボール

グランド内は

「・・・・・」

ここからあなたの予想通りに展開が動き出します。

一番はじめに声を出してしまったのが僕です！

このキャッチボールで

「ナイスボール！」とつい叫んでしまった。。。

監督が笑っている。。。クソー！と思いながらグランド一周。

ノックが始まり

また一人また一人とペナルティを受ける選手が続出

また

ヒドかったのは外野との連携やフライ練習が始まった時です。

選手同士がぶつかる。フライは間に落ちる。

中継プレイが繋がらない。さんざんなものでした。

ノックが終わり監督に選手全員が集められこう言われました。

「これが声の重要性だ！」この一言だけ話して

この日のノーボイス練習は終了しました。

今でも僕は声を出したからといって

飛距離がアップしたり、球速が上がったり

コントロールが良くなったり、足が速くなるなんて

思っていません。

（陸上競技の声を出すとは別の意味で）

ですが野球というスポーツが

団体競技である以上

選手同士のコミュニケーションは必須です。

ましてやあれだけの大声援を受けて

グランドに立たなければいけないのに

ジェスチャーだけでは限界があります。

ただたんに声を出せば良い！という問題ではありません。

「ヘーーーイ」

「バッチコーーーーイ」なんて声は論外ですが

選手同士のコミュニケーション

連係プレイを考えれば声というのは必ず必要になってきます。

あなたももう一度

声の重要性を考えてみてはいかがでしょうか？

PS

声を出せ！というわりには声を出す練習って

行われていませんよね？BASEBALL ONEでは

声の専門家を招いてあなたの声をレベルアップさせる

セミナーを現在企画中です。お楽しみに！

PSS

指導者の方へ

一度ノーボイス練習をおススメします。

PSSS

僕の敬愛する原田コーチは選手に対して

「声を出せとは言わない。

声をかける！を選手に徹底している」

出せは出しっ放し。かけるはそこに思いがあります。

あなたも取り入れてみてはいかがでしょうか。