動作解析 ピッチング 巽大介 現役時代のフォームを解析！

 

こんにちは。

BASEBALL ONEの
巽 大介です。

 

動作解析を通して、
自分のフォームを確認することで、
問題点やその原因が明確になります。

 

明確になった原因に対しての
練習やトレーニングをすることで
レベルアップがしやすくなります。

 

そこで今回は、
私の1番調子の良かった
2018年のピッチング映像を
自分自身で解析してみました。

 

 

まず、
2018年の基本データとして

 

球種
ストレート：MAX150km/h
カットボール：MAX143km/h
フォーク：MAX130km/h
スライダー：MAX126km/h

試合では
ストレート・カットボール・フォーク
の3種類をメインに使っていました。

 

私の投球は
打たせて取るタイプでした。

 

この年は、
体もしっかり作り上げてきて
ピッチングでも
体を動かせるように
なってきた時でした。

 

ですので、
この年は調子がよく
秋の一軍キャンプにも
呼ばれるところまで
きていたところでした。

 

そんな私が
ピッチング映像で
見るポイントとして

力が無駄なく
ボールに伝えられているか

どの球種やどの状況でも
癖のないフォームか

といったところを
フォーカスして
確認していました。

 

ここからは
私のフォームを見ながら
説明していきます。

 

 

足を上げた時

私は外側から内側に
振り下ろしていくのですが、

この際に体が
前後左右に振られることなく
真っ直ぐの軸が作れています。

 

そして
膝を曲げていることで

最初から
軸足のタメを作りやすい形で
足を上げています。

 

軸足のタメ

ステップしていく際に
軸足のタメを作る動きとして、

左足の膝が
つま先より出ず

お尻は
少し後ろに引いていて
上体を少し被せている

いわゆる
パワーポジションが
できています。

 

背中が反りやすいため
グラブ側の腕も被せて
背中が反りすぎないように
しています。

 

また、
前足はステップしていく際に、
タメを意識したいので
つま先は内側に向けていました。

 

体重移動

ステップする直前では、
体重移動をして
力を伝えていきます。

 

この際に、
軸足のタメを真っ直ぐ
キャッチャー方向に
進められています。

 

また、上体も
しっかり横を向いていて
自分の動きを
コントロールできています。

 

改めて見てみると
テイクバックは
少し大きいと感じます。

 

もう少し小さくした方が
力が抜けて
より腕を速く振ることが
できるようになります。

 

回旋

こちらは回旋した際の写真ですが、
下半身が正面まで向いてきていますが
上体がまだ残っています。

 

下半身と上半身の
ねじれができることで
下半身からの力を
しっかり上半身に
伝えることができます。

 

また、前足も開かず
しっかり壁ができていて、
つま先、膝、頭が一直線になって
地面を踏み込めています。

 

リリース

リリースの瞬間ですが、
しっかり手首や指が
真っ直ぐに立っていて
ボールを押し込めています。

 

上半身は
腕を前に持ってくるため、
開きがちですが
右の壁が残っているので
開かずに腕を振れています。

 

下半身も同様に
回旋の時から
ほとんど同じ位置で
勢いを止められています。

 

フォロースルー

リリース後は
最後まで振り切れており、
軸足の蹴り、体重移動、回旋が
上手く行えているため
股関節がしっかり回っています。

 

さらに
前足の壁ができているので、
リリースの時の写真と比べると
地面からの跳ね返りが出ています。

 

次にストレートと変化球の
比較を行っていきます。

 

ストレート・カットボール

カットボール・フォーク

ストレート・フォーク

ストレート、カットボール、フォークで
リリースポイントを揃えましたが、
どれも少しだけズレています。

 

ただ、下半身のブレは
ほとんどないので
妥協点だと思います。

 

あとは、
フォークの腕の振りが
他と少し違うので
そこはまだ改善できる点となります。

 

ボールに対して無駄なく
力を伝え切ることができる動きが、
理想の体の使い方となります。

 

そこに、
筋力や動作のスピードがつくことで
より力強いボールになります。

 

力を出すための理屈はありますが
フォーム自体に縛りはなく、
人それぞれの感覚があります。

 

感覚が悪い中で投げるより
自分の中で
感覚が良いと感じるやり方で
力を出していけるようにやることが
ポイントとなります。

 

そのためにも、
アドバイスをもらって
試したときに、
「自分の感覚はどうだったか」
を話すことで
より良いやり方を見つけて
すぐシフトチェンジすることができます。

 

まずは、あなたも
自分の動作を確認し
現状を把握してみませんか？

 

そこから、
あなたの課題に合った
練習やトレーニングを行い
レベルアップを加速していきましょう！

 

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