「ピッチャーのトレーニング」といえば、下半身のトレーニングを想像する方も多いのではないでしょうか?
下半身の動きや強さというのは、投球動作において、とても大切なものになります。
プロ野球のキャンプを見てみると、ピッチャーは多くのランニングメニューやサーキットトレーニングなど下半身のトレーニングを取り組んでいます。
それだけ下半身の動きというのは、大きな力をボールに発揮させるために重要な動きとなるのです。
また、下半身の動きの中で、ポイントとなるのが『連動』です。
よく「下半身が使えていない」「手投げになるな」と言われてしまう選手は、この『連動』ができていないことが多いです。
投球動作では、体の様々な関節が連動し、動いていくことによって、ボールを投げていきます。
しかしこの連動がなくなってしまうと、下半身と上半身の動きがバラバラになってしまい、ボールに力を伝えることができなくなってしまったり、体重移動もスムーズに行うことができずに、上半身に頼ったフォームになってしまいます。
そうなれば、ケガに繋がってしまいます。
連動を使うことができれば、球速や球威といったパフォーマンスに繋がったり、ケガの予防にも繋がっていくのです。
今回は下半身の動き、連動についてご紹介していきます。
目次
・投球動作での下半身の動きとは?
・投球動作につなげる下半身の動きのトレーニングとは?
・投球動作で体重移動をスムーズに行うためには?
・下半身の連動を使ったトレーニングとは?
1.投球動作での下半身の動きとは?
投球動作は軸足の股関節に体重を乗せ、そこから軸足の回旋の動きで、ステップ足へと体重を受け止めます。
この軸足の回旋は、下半身の柔軟性がなければなりません。
この柔軟性が欠けてしまうと、上半身に頼ったフォームとなってしまい、ケガを引き起こしやすくなります。
そんな軸足の回旋ですが、多くの選手がこの動きを苦手としています。
野球の動きで、股を開く動きがあります。
そこで、外側の筋肉を使うことが多く、内側の筋肉を使わずにプレーする選手が多く、軸足の回旋が苦手となるのです。
それでは、投球動作での内側の筋肉を使えるようにする、また内側の筋肉を強くするトレーニングをご紹介します。
2.投球動作につなげる下半身の動きのトレーニングとは?
このトレーニングでは重りを使って、トレーニングを行っていきます。
年代や選手の能力に応じて重りの重さは変えてください。
無理に重い重りを持ってトレーニングを取り組んでも、動作ができなければ意味がありません。
悪い癖をつけないためにも、ちょうどよい重さで取り組んでいきましょう。
まず、重りを持ち、足をクロスします。(後ろにした足のつま先と、前にした足のかかとのラインを合わせます。)
この時におへそとつま先、膝は前に向けるようにします。
そのまま後ろの膝を地面に落としていきます。
この時に、足の幅が狭いと、上手く膝を落とすことができません。
このトレーニングで内側の太ももの筋肉を使っているので、その点を感じながら取り組んでいきましょう。
3.投球動作で体重移動をスムーズに行うためには?
体重移動の動きの中で上下に動く動作があると、力の方向がバラバラになってしまいます。
体重移動を行う際には、水平運動と回転運動が重要になります。
体重移動の中では、上下の動きをなくし、並行にキャッチャー方向へ動き、回旋運動をしていきます。
続いては、無駄なくキャッチャー方向へ力を伝えるトレーニングを紹介します。
4.下半身の連動を使ったトレーニングとは?
ここでは右ピッチャーを想定してお伝えします。
まず棒を担ぎ、軸足(右足)のつま先を3塁側に向け、ステップ足(左足)のつま先はキャッチャー方向へ向けます。
そして軸足に体重を乗せます。
この時に軸足の膝がつま先と同じ方向へ向けておきましょう。
並行移動をしながら、ステップ足へ体重を乗せていきます。
ステップ足へ体重を乗せた際に、膝とつま先の向きが同じ方向に向いているか確認をしましょう。
ステップ足の股関節を締めていき、回旋を行います。
ステップ足の膝がつま先よりも前に出てしまったり、膝が折れたりするとステップ足に乗ることができません。
重心が上下に動かないように、並行移動しながら、回旋動作を行うことを身につけてください!
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