投球フォームを身につけていくためには変な癖が身についてしまう前に習得することが良い!と言われたりするものですが、正しい知識で取り組んでいる選手は少ないように感じます。

 

パフォーマンスの向上はもちろん!ケガへのリスクも下げることができるので、小学生・中学生の選手のお子様をお持ちのあなたは、今回お伝えするポイントを見直し、改善してほしいと思います。

 

体の開きについて

あなたは「開きが早い」という言葉を言われたことはありますか?

 

もし!あなたのお子様が開きが早いと言われた時に開かないようにするために、、、

・体を捻ったり

・足の位置をぎりぎりまで着地しないように我慢したり

・グラブの位置を変えてみたり

このような様々な意識を持って、練習に取り組んでいくかと思います。

 

しかし!!

もしかしたらこうした意識が逆にいつまでたっても開きを抑えることができない原因の一つになっている可能性があるかもしれません。

 

小・中学生の選手の開きの原因の多くは『体重移動』に問題があります。

 

体重移動の動作は簡単に大きく分けると、、、

1.軸足に体重乗せる(右投げなら右足)

2.キャッチャー方向に対してまっすぐ横への移動

3.踏み出し足着地

4.回転

という順番があります。

 

開いていると言われてしまう選手の多くは、踏み出し足が着地する前に回転をしてしまっているのです。

 

その例が、こちらの写真です!

胸の位置

踏み出し足が着地する前から、胸の位置がキャッチャー方向を向いてしまっています。

 

体重移動している時にすでに回転してしまっています。

 

15分のトレーニング後・・・

こちらの写真はまだ胸の位置が残っていますよね?

胸の位置1

下の2枚の写真は踏み出し足が完全着地した時のフォームの比較です。

胸の位置 比較

左側(改善後)の写真は着地してもまだ開きを抑え、胸の位置がしっかりと残っています。

 

それに対して右側写真は、もうリリース直前です。

 

どちらが良いかわかりますよね?

 

開きを抑えることで

・球速が上がる

・怪我のリスクが下がる

・コントロールが良くなる

・俗にいう「キレ」「ノビ」が良くなる

・球持ちがいいといわれる

今回のこの選手のように体重移動の仕方を変え、1回のトレーニングでここまで変化を遂げる選手も少なくありません。

 

小学生という早い時期で悪いクセがないからこそ!ここまで変化しました。

 

開きが早いとお悩みであれば!体重移動を見直してみてはいかがでしょうか?

 

ここからは投球フォームで押さえたいポイントをご紹介してきます!

 

頭の突っ込み、上体が流れてしまう

ピッチングの時に頭が突っ込み上体が前に流れてしまう原因の一つをご紹介したいと思います。

 

ピッチング動作で踏み出し足が着地した時、踏み出し足の股関節を支点に回転するのが理想です。

 

股関節を支点にして回転することで下半身、上半身のパワーをロスすることなく使うことができます。

踏み出し足角度3

股関節ではなくヒザで踏み出した時の体重を受け止めてしまうと、頭が突っ込み上半身に頼ったフォームになりコントロールがバラつき、球速が出ない原因の一つとなります。

 

そこで!下記の投球フォームのポイントを確認してください!!

 

踏み出し足のヒザは前に出ててはいけません。

 

股関節でしっかりと体重を受け止め、股関節を支点にして回転するために!こちらの写真のように意識してください。

踏み出し足角度

もし!上半身が突っ込んでいると言われるのであれば、このヒザの角度を意識してみてくださいね!!

 

軸足が離れてしまう

次のポイントは、肩が強い選手に多くみられる傾向です。

 

球速を出したい!腕を思いきり振って!

という意識から肩の力や上半身に頼った投球フォームになりがちです。

 

その結果・・・

下記の写真のようにリリース時に、軸足が地面から離れた状態のまま投球をしてしまう選手がいるものです。

 

あなたのお子様はどうでしょうか?

軸足離れる 大生

このような選手は体重移動が不十分な選手に多くみられます。

軸足離れる 大川

こちらのようにリリース時は軸足をつけて、リリースすることでリリースポイントも前になります。

 

テイクバックについて

テイクバック動作をスムーズに行えるかどうかで肩、肘への負担も軽減されるので、ぜひ!この内容に当てはまる方は改善をお勧めいたします!

 

テイクバック動作は1度癖になると改善しにくいので小学生のうちに身につけておきたい内容となります!

 

あなたはテイクバック動作を行うときに親指が上になっていませんか?

 

このようなテイクバック動作は踏み出し足が着地した時に肘が上がってこないため、肩、肘への故障のリスクを上げてしまいます。

 

このような状態になると

・開きの原因

・頭が突っ込む

などのことに繋がってしまいます。

 

▼テイクバック改善方法▼

こちらの練習ではチューブを使いますが無くても練習になります!

 

肘から上げてくる意識で行いましょう!

 

そうすると手が体から離れることがなくなるのでスムーズにテイクバックが行えます!

 

▼テイクバックの練習動画▼

 

軸足で回転してはいけない!?

ピッチング動作では並進運動(横の移動)とても重要なポイントになります。

 

バッティングで軸足を回せ!とアドバイスされることがありますが、バッティングのように
軸足で回転してしまうと体重移動が不十分になり踏み出し足の股関節で回転することができません。

 

その結果・・・

・ステップ幅が短くなる。

・開きが早くなりやすくなる。

・腕が横ぶりになる。

・リリースのタイミングがずれやすくなる。

 

これでは毎日!シャドーピッチングや練習を頑張っていても、なかなか成果が出ませんよね。

 

球速を出すために!コントロールよく投げるために!今から習得しておきたいポイントです。

 

頭が振れてしまう

次のポイントは「腕を思いきり振りなさい」アドバイスを受ける選手に多くみられる傾向です。

 

投球時、腕というのは強く、速く振っていかないといけません。

 

しかし!腕を振る意識が強すぎてしまうと上半身に頼ったフォームになりやすくなってしまいます。

 

本来、下半身主導で腕が振られてくるフォームというのが理想的です。

 

下半身主導の投球フォームにより俗に言う「腕のしなり」が生まれてきます。

 

しかし、小学生の選手に「腕を振りなさい」と言ってしまうとその言葉通り、本当に腕だけ振ろうとしてしまいますので非常に危険なフォームになりやすくなってしまいます。

 

その結果、

・肘、肩の故障

・コントロールの乱れ

・球速の伸び悩み

の原因となってしまいます。

 

下記の写真は踏み出し足を着地させた時の写真です。

 

腕を振ることを意識し、肘の位置が低く回転動作が早いことがわかるかと思います。

おじぎ

そしてさらに下の写真はフィニッシュ時となります。

 

おじぎする様なフォームになってしまっています。

おじぎ2

腕のスイング軌道(フォロースルー)も小さくなってしまいます。

 

彼は「腕を思いきり振りなさい」と常に言われているそうです。

 

これではいくら腕を振ろうとしても上達スピードは上がっていかないものです。

 

あなたはお子様に

適切なアドバイスができていますか?

感覚的な指導になっていませんか?

頑張っているお子様のために正しく導いてあげてください!



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