八釼裕也 |

BASEBALL ONE
ベースボールアナライザー

八釼裕也(ヤツルギユウヤ)

野球経歴

小学校
豊山スポーツ少年団
小学5年生から野球を始める

東山クラブ

創造学園高等学校（現松本国際高等学校）

3年夏長野大会ベスト4

インタビュー

ーなぜBASEBALL ONEに来ようと思ったのですか？

約10年野球を続けさせていただき、感じていたことがありました。
他のスポーツに比べ、理論的な根拠での指導よりも根性論が先行してしまう。
そんな中、BASEBALL ONEの活動を見つけ追っていました。
するとそこには、InBodyやラプソードといった能力や体を数字で管理するスポーツサイエンスがありました。
私自身、野球を怪我で断念した経験があり、そういった選手を一人でもなくしたいという思いからトレーナーを目指していたため、BASEBALL ONEの活動を見ていて、そういった部分に惹かれここに入りたいと思いました。

ーなるほど。野球を約10年間続けてきたとのことですが、なぜ他のスポーツではなく、野球を選んだのですか？

一人で壁に向かってボール遊びをしていたところを友達のおじいちゃんが野球チームに誘ってくれたのがきっかけです。

ーでは、野球をしていて得られたものは何だと思いますか？

仲間や人との接し方だと思います。
今でも野球を通じて得た仲間とは食事に行ったり悩みを聞いてもらったりしています。
また、接し方は先輩や後輩、指導者と関わる中でどうやったら相手が不快に思わないか、自分の思いをしっかりと伝えられるかなどのコミュニケーション能力を得たと思います。

ーそれは大切な能力ですね。では八釼さんにとっての野球とは何ですか？

人との繋がりだと思います。
もちろん野球自体が楽しいものだと思いますが、その根底には一緒に練習をやってきた仲間と試合に勝って嬉しい、悔しいがあったり、ホームランを打って誰かに褒められて嬉しい、など自分以外の人が喜んでいたり、悔しがっていたりするところを見て自分の感情が動かされると思います。
なので、観てくれる人やチームメイト、指導者など関わってくれる人を大切にしたいと思っています。

ーでは、そんな八釼さんが尊敬している人とその理由を教えて下さい。

自分が尊敬している人は父です。
私が野球を始めてから約10年もの間、野球経験がないにも関わらず、休みの時にはずっと私の野球の練習や試合に付き合ってくれ、大学まで野球を続けさせてくれました。
弱音を吐いたり、仕事を休んだところを見たことがないのも尊敬してます。

ーこれからは指導者として野球に関わっていくことになりますが、指導者になろうと思った理由は何かありますか？

私が怪我で野球を続けられなくなり、このあとの人生を考えた時に、やっぱり野球がなくなるのが考えられませんでした。
どうにかして野球に関わりたいと思い、トレーナーとして自分と同じような怪我をして続けることを断念する選手を少しでも減らしたいと思い指導者になろう、トレーナーになろうと思いました。

ー指導者としてどのように選手をサポートしていきたいと考えていますか？

最終的に選手自身が「ここがだめだった」「ここがよかった」と気づいて修正できような選手になっていくよう、主体性を持った選手になるようサポートをしていきたいと思います。

ーとても素晴らしい心がけだと思います。
そんな熱い思いを持ってBASEBALL ONEと一員となったわけですが、これからの野球界をどうしていきたいですか？

最近はトレーナーを導入するチームが増えてますが、まだまだ少ないと思います。
経済的な側面からトレーナーを雇うことは難しいと思いますが、もっと野球界でもトレーナーの重要性を理解してもらい、中学・高校・大学でもトレーナーを導入し怪我のリスクを減らしてほしいです。
そのためにトレーナーの重要性を日々発信していきます。

ーでは現在の小・中学生に向けてメッセージをお願いします！

技術の向上や勝ち負けにこだわることは大事ですが、自分なりの楽しい野球を見つけて長く続けてほしいです。
怪我で野球ができなくなるのはかなり辛いので、少しでも体に違和感がある時は、怖くても指導者に伝えてほしいなと思います。
また、怪我をしない体づくりをするために、食事と自分に合った睡眠時間を見つけてほしいです。