こんにちは。
BASEBALL ONE
好永貴雄です。
今回は甲子園の初戦の時について
お話ししたいと思います。
甲子園の初戦はとにかく緊張したと
いうのが一番の思い出です。
センバツの時に甲子園のマウンドの
雰囲気は経験していたので、
大丈夫だと思っていたのですが、
独特の夏の甲子園に飲まれそうに
なっていました。
初戦は、新潟県代表の新潟明訓。
普通にやれば、勝てると思って試合
に臨みました。
緊張もかなりあり、とりあえず先頭
打者をアウトに出来たら、少しは
落ち着いて投げれるだろうと思って
いたのですが、甘く入った変化球を
クリーンヒットされてしまい、
更に
緊張する立ち上がりに
なってしまいました。
なんとか2アウト満塁までいき、
カウント2ストライク3ボール。
勝負球にインコースの
ストレートを選択しました。
投げた瞬間に「しまった‼︎」
ボールが少し高めに抜け、
見逃されたらボールで
押し出し四球になるところでしたが、、、
幸い打者が手を
出してくれて、ファーストフライで
初回のピンチを切り抜けることが
できました。
初戦の初回のマウンドは、
いつも通りの投球するのは、
本当に難しい事なんだと思います。
球場の雰囲気、
緊張の中で普段通りの
ピッチングをするためには、
練習の時から、
甲子園の初戦のマウンドを
意識して取り組むことが
大事だと思います。
初回のピンチを抑えて、
夏の甲子園初打席。
初回のピンチに比べると、
緊張もなく、
リラックスして打席に入れました。
結果は、レフト前ヒット。
初打席で、
ヒットが打てて、気持ちが
一気に楽になりました。
後続の打者も続き、
得点を入れる事ができました。
先制点も入り、
ピッチングにも余裕が出てきました。
点を取られても、
逆転をされなければいいのだと。
甲子園での完封勝利を
してみたいと憧れはありましたが、
まずはチームが勝つことが一番。
完封はおまけという
気持ちでいたので、二回以降
は打たれても、点を取られても
焦ることなく
投げ抜くことができました。
試合は、7対4で勝利したのですが、
試合後のインタビューも
センバツとは違い驚きました。
報道陣の人数に、カメラの数。
質問に答えるので、
いっぱいいっぱいでした。
あっという間に
夏の甲子園の初戦が
終わったという印象です。
甲子園には魔物が住んでいるとよく
言われています。
いつ魔物に会えるのだろうと、
当時、冗談半分で考えていたのですが、
まさか試合を勝ち進んで行き、
本当に甲子園の魔物に会えるとは
思ってもいませんでした。
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