頭が突っ込んでしまうピッチャー必見！回転を速くするための練習方法

ピッチャーのあなたは
ボールを投げる時に
何を意識して投げていますか？

腕を振ることですか？
軸足にタメを作ることですか？

ピッチングにおいて
意識をして投げるということは
とても大事なことです。

試合ではフォームのことだけでなく
状況、バッター、ランナーなど
様々なことを考えなければいけませんので
試合では無意識に体が動く状態を
作り出したいものです。

そのためにも！

日頃の練習で
意識して取り組むことを
何度も反復していくことで
試合で無意識の状態で
体が動いてくれるのです。

そこで！

今回の練習は
腰の回転を意識した中で
行う練習をご紹介します！

この練習では
まずは軸足側に
ボールを置いておきます。

2人一組で行う場合は
軸足側にボールを
渡す人が立ちます。

ボールを取る、またはもらう時は
肩のラインが地面と平行のまま
ボールを握るようにすると
体の上下動をなくして
リリースまでいくことができます。

そして回転動作を速くして
ボールを投げていくことを
習得したいのでボールを握ったら
腰の回転でボールを
投げるようにしましょう。

その時の注意点ですが
なるべく上半身には
力を入れないようにしましょう！

上半身に力が入ってしまうと
頭が突っ込みやすくなってしまい
腰の回転を速くすることが
難しくなってしまいます。

頭を振らないように
体幹で上半身を安定させ
連動をしたなかで
腕のしなり動作を使って
ボールを投げるように
意識をしていきましょう！

この腰の回転が速くなれば
実際のピッチングでも
腕のスイングスピードが
上がりやすくなるものです。

腕を速く振れることができることで
ボールのスピードも上がっていきます。

上半身主導のフォームに
なりがちな選手や
どうしてもリリースの前に
体が突っ込んでしまう選手には
この腰の回転を使って
リリースをする動作を
覚えていくことで
球速アップはもちろん！
コントロールの向上にも
繋がっていきます。

上半身だけに頼ることなく
下半身主導で回転動作を行うことで
体幹にねじれ動作が生まれ
腕がしなった状態で
リリースをすることができます。

こうしたフォームを獲得することで
腕に力を入れなくても
勢いのあるボールを
投げることができます。

ここでご紹介している練習は
回転動作からリリースする動作(感覚)を
習得することだけでなく
体幹強化や軸を安定させる効果も
期待できますので参考にしてみてください。

こちらで動画で実践していますので
一度ご確認いただき練習に
取り組んでみてください！

▼練習動画はこちらから▼

いかがでしたか？

こうした回転動作を利用し
腕をスイングしていくフォームを
習得していくことで
良いピッチャーに表現される
『キレ』や『ノビ』のある
ボールを投げることが
できるようになっていきます。

そもそも！
ボールのキレとは
一体何なのでしょうか？

結論から言うと、、、
ボールのキレとは
「バッターが予測できないボール」です。

このバッターが
予測できないボールとは
一体何なのでしょうか？

ストレートで言えば
回転数が多いボールです。

そして、、、
バッターが予測できないボールの秘密は
バッティングの「視覚」にあるのです。

バッティングの指導の中に
「ボールを最後まで見るように」
などといった
インパクトの瞬間まで
ボールを見るように
指導がされたりするものです。

しかし
実際にはインパクトの瞬間まで
ボールを見ることは
人間の目では不可能です。

バッターの約2m手前で
ボールを見失ってしまうのです。

それにも関わらず！
ボールを見ようとするので
予測ができないケースで
振り遅れてしまうのです。

そもそも
バッティング動作はとても複雑です。

140キロのボールが
ホームベースに到達する時間は
約0,44秒です。

そのボールを
打ち返すためにバッターは
脳から筋肉に指令を出すのに
0,1秒必要となります。

そして
バットがインパクト位置まで
0,16秒必要となります。

ストライクと判断し打つと決めてから
反応が良い！そう言われるバッターでも
最低0,26秒が必要となります。

つまり！
ボールを判断する時間は
僅か0,18秒しか残されていません。

それほどバッティング動作は
複雑な動作なのです。

それにも関わらず、、、
なぜ？プロ野球選手たちは
150キロを超えるボールに加え
鋭い変化球を打つことが
できるのでしょうか？

それは、練習という経験で
積み重ねた予測する力を
身につけているからです。

これを「感覚」とも言います。

この予測する力、感覚が
人間の動きの限界を補うことが
できているのです。

こうしたバッティング動作、
バッターの視覚の
要素を踏まえると、、、

いかに！ピッチャーは
バッターの目の錯覚を
起こさせることができるか？
と言うことが一つのポイントとなります。

バッターは
“ただ速いストレート”だけでは
怖さはありません。

なぜなら
近年、高校生の選手でも
140キロを超えるボールでも
簡単に打ち返すための
予測する力を身につけるための
練習を反復することができます。

だからこそ！
試合で活躍するためには
球速だけでなく
『キレ』を獲得することが
必要になってくるのです。