野球ピッチングコントロールが安定しない選手の改善事例

投稿日 : 最終更新日時 : 投稿者 : 木村武源カテゴリー : ピッチングフォーム, 野球バッティング

BASEBALL ONEのレッスンで
レベルアップに成功した選手を
ご紹介します。

その選手は当初
「コントロールが安定せず、
狙ったところへ投げられない」
といった悩みを抱えていました。

そこで動作解析を行い、
課題として出てきたのが
「軸足の離れ」でした。

軸足が早く
地面から離れてしまうと
片足で投げている状態になるため
リリースポイントが
安定しなくなってしまいます。

そうなることで
毎回ボールを離す位置が
変わってしまい
コントロールのばらつきに
繋がってしまいます。

そこで、その軸足の離れを
修正していくために
3つの練習を取り組みました。

まず、投球フォームで
どのような動作が必要なのかを
知ってもらうために
棒を使ってフォームの確認をしました。

この練習方法は、
棒を肩に担ぎ
両腕を伸ばした状態から
投球動作を行なっていく
というものになります。

この動作をゆっくりと行うことで、
投球動作で必要な動きや
下半身の体重移動の確認、
そして、軸足を離してしまうと
バランスが取れなくなるため、
自然と軸足が着いた状態で
動作を行うことができます。

次に取り組んだことが
「軸足が着いた状態でリリースする」
ということを覚える練習になります。

軸足が離れてしまうことで
上体が倒れてしまう動作を
修正するために
軸足を台に乗せた状態で
投球していく練習を行いました。

この練習を行うことで
リリース時の姿勢を
覚えることができます。

そして最後に取り入れたものが
「体重移動を意識して投球する」
というものになります。

投球動作での
ステップと同じように足を開き
軸足を地面に着けた状態で
下半身・上半身を回転させ
ステップ足の股関節に乗せ、
その後テイクバックの形まで戻し
投球していくという練習となります。

この練習では
軸足を着けた状態での
リリースはもちろん
体重移動を最大限
行うことができ
リリース位置の安定や
下半身からの力の連動を
覚えることができます。

この3つの練習を取り組むことで、
再度投球動画を撮ってみると
軸足が着いた状態で
リリースができ狙ったところへ
ボールが投げられるように
なっていました。

現在では、よりコントロール良く
投げられるようになるため、
下半身の安定性を付ける練習や
上半身の動き等を習得するために
日々取り組んでいます。

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