【高校時代】宮崎県選抜に選出され、ハワイ代表との試合で受けた衝撃とは！？

投稿日 : 最終更新日時 : 投稿者 : 上之薗北都カテゴリー : BASEBALL ONE, 竒藤宏ブログ

こんにちは！
BASEBALL ONE
竒藤宏（キトウヒロシ）です。

今回は自己紹介を兼ねまして

高校時代宮崎県選抜に選出され、
ハワイ代表と親善試合をした時のことを

お話しさせていただきます。

宮崎県選抜に選出されるまで

高校3年生の春、監督から
「県の選抜に選ばれたぞ」と
報告を受け
驚いたのを今でも覚えています。

当時私が通っていた高千穂高校は
夏の大会を8年連続1回戦敗退しているチームで、
私が入学してからの3年間では
公式戦では1勝もしていなかったからです。
（この年、九州各県で県代表を選出し
ハワイ代表と交流試合が開催されていました）

高校入学時には、中学時代
個人として特出した成績を残していなかった私は
野球部に入るかどうかすらを悩んでいました。

友人の勧めや野球自体が大好きだったため
結果、野球部に入部しました。

入部してからは
体力がないことを思い知らされ
練習についていくのがやっとの状態でした。

さらに入部と同時に
中学時代は一塁手だったポジションが
”捕手”へコンバートされ、
初めて扱う硬式球に怯えていました。

130km/h程度の直球が取れなかったり
曲がりの鋭い変化球に
反応ができていませんでした。

また、文武両道で野球にも学業にも
全力で取り組もうとしていたため、
平日の練習時間は
基本的に30分程度しかありませんでした。

しかし、隙間時間を利用し
工夫しながら練習をしていきました。

朝は6時から
帰宅後は夜中0時を超えるまで
家で素振りやティーバッティングを
行っていましたが、
当時を振り返ると
本当に”夢中”になっていたと思います。

練習することに飢えており、
全く苦しみはなく楽しかったです。

日々練習を行っていたおかげで
スローイングでは
強く低く投げられるようになったり、
バッティングでは
打球、飛距離が伸び
ホームランも打てたり
するようになりました。

そんな中、県代表に選抜していただいて
本当に感謝しています。

ハワイ代表と交流戦を行う前に
事前練習会で
宮崎県の他の選抜された選手と
初めて顔を合わせました。

私の通っていた高千穂高校は
周辺に他の学校がなかったため、
自チーム以外の選手と交流することが
すごく新鮮で刺激的なものでした。

甲子園を経験した選手や、
後々プロ野球選手となる
元横浜DeNAベイスターズの下園選手、
元福岡ソフトバンクホークスの藤岡選手
もおり、同級生にも関わらず
緊張していました。

たくさん話をしていく中で
今までにやったことない練習であったり、
聞いたことのない知識を得ることができたのは
本当にいい経験となりました。

そして交流戦当日、ハワイ代表選手が
グランドに入ってきて
まず感じたことが「体が大きい！！」ということです。

本当に同じ高校3年生？？と思うほどで
私たちの一周り以上も体格が違いました。

そこから試合前の練習に入るのですが、
打球の速度・飛距離どれを取っても、
私たちをはるかに凌駕していました。

当時練習といえば、
打撃や守備・走塁といった
技術的なことばかりを重要視していて
苦しいトレーニングから目を背けていました。

ハワイ代表の選手を見る中で感じたことは
大学・社会人・プロ野球といった
上のレベルで活躍するためには
「体を大きくすること」が
最優先だということです。

ハワイ代表のメンバーの一人と
話した時には
「技術はもちろんだけれども、
体作りを一番重要視しているよ」
と言っていました。
（英語は苦手だったので
ほぼジェスチャーで理解しました）

その時から
トレーニングや食事と向き合い、
量と質どちらも求めるようになりました。

そこで体作りの重要性を感じていなかったら、
大学、社会人と
野球を続けていくことができなかったと思うくらい
衝撃的で大きな出来事でした。

ところで、
試合結果ですが、
4対6でハワイ代表に敗れ、
2打数0安打（遊ゴロ・三振）でした。

チームは負け、個人でも良い成績は
残せませんでしたが、
結果ではなく出会いや経験が
私にとっての財産となりました。

いよいよ12月に入り、
シーズンオフとなってきます。

つらくて嫌になる練習ばかりになってくるか
と思いますが、
苦しんだ後は”必ず”喜びが待っています。

一周りも二周りも大きくなって
来年の春を迎えられるように
取り組んでいきましょう！