コントロールアップにつながる前足の使い方を身につける練習方法

投球動作というのは
軸足にタメを作り
体重移動を行いながら
前足に体重を移動させていきます。

リリースの瞬間には
前足で体重を支えなければなりません。

その前足が不安定になってしまえば
リリースポイントも不安定になってしまい
コントロールが安定しません。

コントロールにおいては軸足だけでなく
前足もポイントとなるのです。

そこで今回は
コントロールアップに繋がる
前足の使い方を
身につける練習方法をご紹介します！

ぜひ、今日から取り組んでみてくださいね！

こちらの練習は
前足1本で投球をしていきます。

前足に体重を乗せることができなければ
投げ終わりに前足で立つことができませんので
前足のお尻や太ももの裏を意識して
取り組んでみてください。

【目的】
リリース後にバランスを崩さないようにし
コントロールの安定を目指すため

【目安所要時間】
5~10分(10球程度)

【手順】
1.ステップ足片足で立つ
2.手順１の状態でトップを作る
3.ブレないように投球する
4.リリース後もステップ足一本で立つ

【注意点】
・上体が前後左右にブレないようにすること
・リリース後ステップ足の股関節を
　締める意識を持つこと
・常にステップ足１本で立っていること

前足に体重を乗せる時に
前足は下方向に
力を入れていきます。

台を使うことで
下方向に力を入れることが行いやすく、
前足の使い方がわかります。

【目的】
リリース後、
体重が軸足側に残らないようにし
投球方向へ力を出して
球速アップを目指すため

【目安所要時間】
5~10分(10球程度)

【手順】
1.ステップ幅に足を広げる
2.ステップ足を台に乗せる
3.軸足からステップ足へ
　しっかり体重移動を行う
4.リリース後
　ステップ足１本で立つ

【注意点】
・リリース後、ステップ足に
　全体重が乗るようにしていくこと
・リリース後、ステップ足１本で
　立つようにすること

軸足から前足に体重を移動させる中で
タイミングも重要となります。

こちらの練習で
体重移動のタイミングを
覚えることができます。

【目的】
体重移動のタイミングを安定させることで
コントロールや球速アップにつなげるため

【目安所要時間】
5~10分(10球程度)

【手順】
1.肩幅より広めに足を広げる
2.つま先・膝を正面に向ける
3.ステップ足に体重を乗せ
　次に軸足に体重を乗せる
4.手順3を繰り返し、正面に投げる

【注意点】
・足を広げた時につま先と膝を
　体の正面に向けること
・ステップ足と軸足に交互に体重を乗せること
・体重を受ける際に股関節を
　締めるようにすること
・上体のひねりを上手く使い投げること

軸足から前足に体重移動する際に
軸足からの力を前足で
耐えなければなりません。

その体重移動を行う中でも
前足で支えるために
こちらの練習方法を
取り組んでみましょう。

【目的】
体重移動ができない
体重移動が分からない選手の
動きを習得するため

【目安所要時間】
10分程度(10〜20球)

【手順】
1.投球動作の前足がついた状態のフォームを作る
（グローブ側の肩を投げる方向へ向ける）
2.前足に体重を乗せる
（おへそが投げる方向へ向く）
3.後ろ足に体重を移動させる
（テイクバックの形を併せてとる）
4.再度前足に体重を移動させ投球する

【注意点】
・最も重要な部分が
前足へ体重を乗せた際の形になるので
　下記のポイントをゆっくり行い
フォームを意識させること
・ボールを初めから使用すると
投げる方に意識が
　向いてしまうため、
初めはボールを使わず
　下半身の動きを重視すること

今回ご紹介した練習とともに
コントロールアップに必要な考え方を
身につけることで
自分が思ったところに
投げられるようになります。

そのコントロールアップに必要な考え方は
こちらでご紹介しています！