「体重移動の時ヒザが
つま先より前に出ていないか?」
それではスタートします!
ヒザがつま先より前に出ていないか?
ピッチングフォーム
足を上げたら
体重移動へ移行します。
その際に
後ろ足のヒザが
(右投手であれば右足)
つま先よりも前に出てしまう
フォームになってしまう選手がいます。
特に体全体を上手く使おうと
一生懸命に投げる小学生に多く見られる
フォームです。
また大リーグの投手の
フォームを参考にしている選手にも
多くいます。
野球界ではここも
「ヒザが割れている」と
指摘される所でもあります。
ではこのフォームの
デメリットは?
▼ 背中側に体が倒れやすくなる
▼ 体重移動がうまくできない、安定しない
▼ 必要以上に体が捻られてしまう
このデメリットが結果・・・
開きが早いフォーム
安定しないフォーム
へと繋がっていきます。
スクワットを想像してください
スクワットを取組んだ事が
あると思いますが
スクワットの時にこの
「ヒザがつま先よりも前に出る」
フォームで行うと
前に倒れそうになるのが
分かると思います。
(ちょっと試して下さい)
右投手で例えますが
投球フォームというのは
左肩の方!つまり捕手方向へ移動したい。
しかし
このヒザがつま先より前に出てしまうと
体重移動の力が
「サード方向へ」向かってしまいます。
これでは効率よく
あなたがもっている
力を使う事ができなくなってしまい
サードに向かった力を無理矢理
捕手方向へもっていこうとするので
これが!
「早く開くフォーム」に
繋がっていきます。
近くに坂道ないですか?
こうしたフォームになってしまう
選手の多くが小学生から中学生
こうした選手の多くが
このヒザの動きに知らず知らず
苦しんでいます。
もしこのようなフォームに
なっているのであれば
ぜひ!坂道を使って
シャドーピッチングをしてみて下さい。
(マウンドの傾斜を作り出す)
坂道の下りを
進行方向にしてシャドーを行うと
ヒザがつま先より前に出る
フォームの場合
体重移動がうまくできません。
なので
スムーズにできた時は
ヒザの動きが改善に
向かった時なので
選手自身が体で
感じやすい練習になります。
球速も上がる!
足の上がる高さと
この体重移動の前の
ヒザの動きを改善するだけで
球速が上がる選手が多いのも
特徴です。
「これぐらいならいいかな?」と
軽視せずに、今そうなっていなくても
球速を上げていきたい選手は
一度取組まれても良いかと思います。
これで
投手!フォームチェック
10日間ブログセミナーは終了となります。
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました^_^
このブログの執筆者
BASEBALL ONE 代表・ベースボールアナライザー 西村昌太朗 (ニシムラショウタロウ) 2012年 野球専門・動作解析サポート BASEBALL ONE設立。 現在までにプロ野球選手をはじめ、 全国の社会人選手から少年野球選手、 女子ソフト選手など数多くの選手をサポート。 またチーム単位でのサポートも実施中。 年に数回行われる限定キャンプや セミナーには県内だけでなく全国の選手や その保護者が参加するほどの人気。 また自信が配信するビービーワン!通信は 県内最大級の配信数を誇るメールマガジンへと成長し、 購読者は指導者から選手までと 幅広い層に好評を得ている。 2014年のアクセス数が63万アクセスを記録し 野球情報専門のブログとしては急激に 購読者が増えている。