今回は
体重移動のタイミングについて
解説していきます!
サポートさせていただいている選手の一人から
「足を上げて打つとどうしても
体重が前に突っ込んでしまうのです…」
という相談を受けました。
その選手の動きを見てみると…
ステップ足を着地すると同時に
体重がステップ足の方に流れていました。
これは多くの選手に言えることです。
体重移動を行うために必要なタメを作る
そもそも、なぜタメを作って
体重移動を行わないとダメなのか?
それは強いスイング、
ピッチャーが投げてくるボールに対して
振り負けないスイング、あるいは
変化球に対応を出来るようにするためです。
タメが出来なければ、
前に突っ込んでしまう原因にもなります。
そうなると、
手打ちのようなスイングになりやすいので、
強いスイングができず、
変化球の対応も難しくなってきます。
そのようにならないためにも、
タメを作った中で体重移動を行う必要があります。
そのタメの動作は、
軸足の股関節を捻じってくることで
タメが作りやすくなります。
そして、
ステップ足を着地させる時の重心は
【ステップ足】:【軸足】
3 : 7
が理想です。
この時に見てもらいたいポイントは、
股関節・膝・足の3点の位置が、
なるべく真っ直ぐになっているように
意識することが大事です。
ここで注意をしなければならないことは、
タメを作った時に軸足の膝が
つま先より前に出てこないことです。
このような形は
タメを作った状態とは言えません。
バランスとしては3:7かもしれませんが、
回転してきたときに
腰や肩が開いてしまいスイングをした際に
上体が上を向いてしまい、
ヘッドが下がる原因にもなり、
タメた力を前に伝えることが
できなくなってきます。
そのようにならないためにも、
ステップをする前足の着き方も
重要になってきます。
ステップ足の着き方で、タメが作られる
ステップ足を着地させた時に!
まだ重心は軸足に残してなければなりません!
どのようにステップ足を着地するといいのか?
それは、ステップ足の出し方にあります。
足を上げて打つ選手は
特に注意をしてもらいたいです。
足を上げて打つ選手によく見られるのが、
足を上からただ降ろして
着地してしまうことです。
この上から足を降ろしていく動作が
タメが抜けてしまう原因にもなりますし、
頭が突っ込んでしまうことにも繋がってきます。
そのようにならないためにも、
ステップ足を着地させていく時には、
『足の裏をピッチャー方向に向けながら
つま先から着地していく』ことです。
足の裏を見せていくには、
ステップ足を少し内側に捻るようにすると
ピッチャー方向に向けやすくなってきます。
そうすることで、着地をした際に
タメが作れた状態になり、
頭も前に突っ込まないようになってきます。
突っ込んでしまう選手というのは
ステップ足を着地させたと同時に
体重移動をしようとしてしまいます。
体重移動は
ステップ足を着地してから
行わなければなりません。
ここで大切になるのが
ステップ足の使い方です!!
ステップ足の使い方を
理解できていない選手は
『軸足にタメを残すこと』が
難しくなります。
軸足にタメを残すことができないと
突っ込んでしまうのです!
この軸足に体重を乗せた状態で
ステップ足を着地させるというのは
プロ野球選手でも難しいものです。
タメを作ってからの回転動作
タメが作れていても
回転動作を間違ってしまうと、
腰や肩の開きや
バットが下がってしまう形になっていきます。
間違った動作として、
肩から回転してきてしまうことが
挙げられます。
最終的にスイングは
肩も腰も足も回転しなくてはならないのですが、
回転してくるときに肩から回転をしてきてしまうと、
上体が早くピッチャー側へ向いてしまい、
結果的に体の開きに繋がり、
バットも下がったり、
ドアスイングになってしまうことに繋がります。
そうなってしまうと、
せっかく作ったタメを
最大限に発揮できなくなってきます。
この作ったタメを
最大限の力を発揮するためにも
回転動作(体重移動)が重要になります。
回転動作が出来ることによって
『スイングの正確性が出てくる』
『スイングの強さ、速さも出てくる』
『レベルスイングでバットが出やすくなる』
以上のような効果を得ることができてきます。
では、そのような効果を得るために
どのような回転動作が必要になってくるのか。
それは『並進運動』です。
この並進運動をすることによって、
軸足から前足への体重移動が
できるようにもなってきますので、
タメた力を最大限に発揮することができます。
並進運動を行っていくには、
軸足側の腰をピッチャー方向へ
ぶつけていくようにしていき、
振り終わった時に、軸足側の腰が
ピッチャー方向に向いている形に
なっていることが大事です。
注意ポイントとして、
前側(ピッチャー側)の腰で
回転をしようとしないことです。
スイングする際にスウェーをしてしまいます。
このスウェーというのは、
上体がピッチャー方向に
流れてしまうことを言います。
なぜタメができているのに、
ピッチャー方向に流れてしまうのかというと、
前側の腰で回転をすることで、
『前足の膝が開いてしまい、
軸足の膝が折れてしまうから』です。
スウェーをする形にならないためにも、
軸足側からの腰をピッチャー側へ
ぶつけていくように並進運動を
行っていきましょう。
そのため、プロの世界でも
足を上げずにノーステップで
打っている選手は数多くいます。
最後に!
軸足に体重を乗せたまま
ステップ足を着地させてから
スイングするための練習方法を紹介します!
練習方法
手順①
背中側に目標とする
ボールやペットボトルを置き、
ステップ足でタッチさせる。
この時にバランスを崩さないように
軸足にタメを作る。
手順②
タッチし終わった後
ステップ足を着地させたいところへ
着地させる。
この時にステップ足は
勢いよく地面に着かないようにする。
ステップ①の姿勢を保ったまま
ステップ足を着地させる。
手順③
ステップ②までの動きを2回繰り返し
3回目でスイングしていく。
是非取り組んでみてください!
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